○昭和29年(1954)度
昭和29年(1954)5月5日 第四回通常総会開催 於菅谷村小学校
総組合員数 438名
出席者数 330名(内委任状14名)
7月1日 獣医師 西川奨 採用
11月8日 内田千鶴子 採用
乳質指導も段々と強化され、牛乳検査は県衛生部松山保健所の管轄で器具の取扱い、その他搾乳衛生等について秋池春雄技師が指導されると共に酪農家に対し食品衛生の理念についての教育もなされた。
○三保谷、高坂支部加入
○夏乳増産共励会実施
○酪農振興法の施行により生乳取引き契約締結
○獣医専用オートバイ購入。
前年の酪農ブームの喜びも、今年度は一転して乳価値下げ(1升7円)となり、酪農経営に多大の不安を与え、酪農ブームに乗って始めた酪農家、三保谷、高坂の生産者は乳牛価格の最高時に購入し、これから酪農の第一歩を踏み出す出ばなを挫かれ、苦境に追い込まれた。当組合獣医陣は飼育管理上の失敗なきよう、連日その指導に当り経営の安定に努めた。
武蔵酪農農業協同組合編集・発行『武蔵酪農創立四十周年の歩み』(田村孝一執筆 1990年1月)19頁~20頁