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サタン道

フリマ命!の中年オバハン愚痴日記。

トラウマ

2013-09-21 20:01:56 | Weblog
わたくしの父の実家は東京、母は横浜なので あまり「田舎に帰る」的な場所がなく、幼少の頃から あまり自然と戯れる機会がありませんでした。


東京の下町に生まれ、結婚しても地元から動かなかったので、ずっとビルの谷間で生きてきました。




唯一の自然体験は 父の親戚が住んでいる三重県。

今だにコンビニもないような田舎ですが、昔はもっとすごかったのです。



小学生時代に数回お世話になりましたが、トトロの映画のような体験をさせていただきました。

薪でたく五右衛門風呂やぼっとん便所(汲取式トイレ)、蚊帳もこの家で初めて体験。



この親戚のお宅は 猟もしていたため、部屋には猪の皮や骨、玄関にはカラスよけとしてカラスの死体がつり下げられており、都会育ちのわたくしはギャップありすぎで呆然としたものです。


遊びも都会での遊びとは違い、ワイルド。

川につれていかれ、浮き輪装着後 小さな滝に投げ込まれたり。(涙)


食事は 猟でとれた戦利品なので 猪、ウサギ、鹿、蛇、、、、。

知らずに食べて「今のおいしかった?蛇だけど。」と食後に報告されて泣いたり。


少しずつ野生児になってゆき 鍛えぬかれてゆきました。



そして わたくしとって最大の難関だったのが「犬」。


その家には「ワンワン」というジャンルには入れたくない大きな猟犬が2匹いました。




わたくしは犬の種類はほぼ知らず、コリーとダックスフンドくらいしかわかりませんが、体は細くて脚が長く、色が真っ黒な犬で、いかにも脚が早そうでした。

檻に入っているのですが、わたくしが近づくと檻に前足をかけて「バウバウ!」と吠えるのです。

立ち上がると2mくらいあり、小学生のわたくしより はるかに高いし、檻をバンバン叩くのでめちゃめちゃ怖かった。


親戚のおじさんの、

「犬の檻に猫が入ってしまったことがあり、あわてて胴体をひっぱったら頭がなかった

という恐ろしい話を聞いてしまって よけいに怖くなり、「近づくと食われる」とビビリまくり。


数回親戚の家でお世話になる間、この「猫も食べる犬」には全くなじめず、それがトラウマとして今でも残っています。




なので 外で犬とすれ違う機会があっても 近づいて撫でるようなことはありませんでした。

たとえ小さい犬やおもちゃのようにカワユイ犬でも見るだけでしたし、やはり吠えられると「ひっ!」とビビッてしまいます。



そんな感じで 今まで犬と触れ合うことのないままババアになってしまったわたくしに、最近やっとチャンス到来。



親友が買ってる犬に頻繁に逢うようになり、やっと普通に撫でられるように。

とてもおとなくして吠えない犬なので 触れるようになりました。


やっとですよ、やっと。(笑)



まぁ飼おうとは思いませんが、、、。

娘だけで充分です。



@写真が 唯一わたくしが触れる犬、Sちゃん。ウチに遊びに来て下さいました。