“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

放射性カリウム40の話

2012年01月21日 06時00分12秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日は、放射性カリウム40の話です。

 「人間が放射性物質を大量に持っている」と書くとドキッとしませんか。大人の男性だと誰でも4千ベクレル程度は体内に放射性カリウム40を持っているのではないでしょうか。生きものの細胞を作るのにカリウムは無くてはならない物質なのです。だから、いつでも内部被爆しているし、放射性物質と付き合ってきたのです。

 カリウムは、岩石に大量に含まれてますが、動植物にとって必要不可欠な元素です。天然のカリウムの中に、0.0117パーセントの割合で放射性カリウム40は存在しています。

 食品中に含まれる放射性カリウム40の濃度はかなり高く、何回か紹介したコープふくしまの陰膳方式の検査でも放射性セシウム合計の何倍も検出されています。放射性セシウムはダメで放射性カリウム40は良いということにはなりません。放射性カリウム40が体内に入り内部被爆をしているのです。賢い方はもう気がついていると思いますが、原発事故以前にも放射性物質を取り込んでいて内部被爆していたのです。すなわち放射性カリウム40レベルの摂取では体に影響は無いのです。

 食品に含まれる放射性カリウム40による放射性物質の1キロ当りのベクレル数は、玄米で28ベクレル、納豆で200ベクレル、牛乳で45ベクレル、たまごで39ベクレル、ほうれん草で148ベクレル、焼きのりは729ベクレル、ひじきの乾燥物で1337ベクレルと報告されています。水分量により若干の変化はあるようです。

 この文書を読んで、またコープふくしまのホームページの調査結果を見てください。通常の食事では問題無い事がよくわかります。

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