何を勝手なことを言っているのか!本当に安倍、山口自公政権と電力会社、原子力産業の傲慢さと反国民的な政治姿勢、経営姿勢には唖然とします。
安倍、山口自公政権が、如何に反社会的、国民の大半が反対する原子力発電を一部大手企業の利益のために推進する。このようなことが許されてよいはずはありません。
使用済み燃料の再処理が行き詰まり、新たな貯蔵場所を作る。作る場所は,放射能汚染の危険に直面することになります。どのような地域であっても放射能汚染が許されるはずはありません。国民をだまし、放射能の汚染を広範囲かつ、何世代もの長期にわたって継続させることを絶対に止めなければなりません。東日本大震災による東京電力福島第一原発事故が証明したことは、人間のもつ技術では、原子力発電所の稼働管理は不可能であること。また、その事故が引き起こす被害は、時間的、地理的範囲において他の事故とは比較にならない天文学的な被害を与えるということでした。
世界の流れは原子力から再生可能エネルギーであり、悪あがきを止めるべきです。そのためにも、安倍、山口自公政権を退陣させなければなりません。
<東京新聞社説>6000トン貯蔵計画を発表 使用済み燃料、電力各社
原発を持つ電力9社と日本原子力発電は20日、原発の使用済み核燃料の貯蔵能力を拡大するため、従来の計画も含め30年ごろまでに計6千トン分の貯蔵場所を確保する目標を明らかにした。原発内の燃料プールなどは全体で約2万1千トンの容量があるが、現在計約1万5千トンが貯蔵されて約7割が埋まっている。
経済産業省で同日開かれた対策協議会の初会合で、各社の社長が出席して説明した。
関西電力は、福井県に立地する高浜や大飯など3原発からの搬出先として、福井県外に2千トン規模の「中間貯蔵施設」を新設する案を初めて表明。20年ごろに場所を確定し、30年ごろに操業を始めるとした。
◆巨費12兆円を投じて
原発で使用済みの核燃料からプルトニウムを抽出(再処理)し、ウランと混ぜ合わせてつくったMOX燃料を、特殊な原子炉で繰り返し利用する-。それが核燃料サイクルだ。
その上もんじゅは、発電しながら燃料のプルトニウムを増やしてくれる。だから増殖炉。資源小国日本には準国産エネルギーをという触れ込みだった。
それへ少なくとも十二兆円以上-。もんじゅの開発、再処理工場(青森県六ケ所村)建設など、核燃サイクルに費やされた事業費だ。
国産ジェット機MRJの開発費が約千八百億円、小惑星探査機「はやぶさ2」は打ち上げ費用を含めて二百九十億円、膨らみ上がって撤回された新国立競技場の建設費が二千五百二十億円…。
十二兆円とはフィンランドの国家予算並みである。
◆そろばん弾き直そう
核燃料サイクル事業には、毎年千六百億円もの維持費がかかる。