“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

金鍾泌元首相「日本、韓国を下に見る…お互い刺激控えるべき」

2015年02月26日 12時31分50秒 | 臼蔵の呟き

人間は生まれながらにして平等であり、尊重すべきであると。政治家であろうと、お金持ち、貧しかろうと人間としての価値は皆お同じです。まして、国と国との関係で一方が他国を見下すようなことがあってよいはずがありません。

 [ⓒ 中央日報日本語版]

  金鍾泌(キム・ジョンピル)前首相(89)の夫人、朴栄玉(パク・ヨンオク)氏の葬儀場では、出棺を翌日に控えた24日まで弔問が続いた。小沢一郎生活の党代表(衆議院)、新政治民主連合の文喜相(ムン・ヒサン)議員、安哲秀(アン・チョルス)議員、セヌリ党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員、金滉植(キム・ファンシク)元首相、李明博(イ・ミョンバク)元大統領の兄・李相得(イ・サンドゥク)元国会副議長らがソウル風納洞(プンナプトン)アサン病院の葬儀場を訪れた。

  午前10時30分ごろ、ここに到着した金鍾泌氏は「少し休まなければ」という家族の引き止めにもかかわらず、弔問客に1人でも多く会おうと努力した。金鍾泌氏は特に小沢代表が来ることを知ると、午前から「(小沢代表が)午前11時ごろ金浦(キンポ)空港に到着する。案内してほしい」と繰り返し話した。

  自民党出身の小沢代表は47歳で最年少自民党幹事長になった日本政界の大物で、金鍾泌氏とは40年以上前からの付き合いだ。昨年9月の中央日報のインタビューでは、金鍾泌氏について「囲碁を一緒にする長い友人」で紹介した。

  金鍾泌氏を慰めるために1泊2日の日程で訪韓した小沢代表が午後12時40分に葬儀場に到着すると、昼食中だった金鍾泌氏は接見室に出て小沢代表を迎えた。小沢代表に妻の臨終を説明した金鍾泌氏は雰囲気が粛然とすると、「生前はそう思わなかったが、亡くなって(妻の遺影を)見るとかなり美人だ」という冗談も言った。前日の安倍晋三首相に続き、この日は中曽根康弘元首相の書信も届いた。

  金鍾泌氏は葬儀場を訪れた洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)中央日報・JTBC会長と会った席で、「よく見ていると(日本は韓国を)どこか低く見ているところがある。まだそのような認識から抜け出せずにいる人たち」とし「朴槿恵(パク・クネ)大統領もそのような雰囲気を知らないはずはない」と話した。金鍾泌氏は「双方が一歩ずつ下がって(韓日関係を)改めなければいけない」とし「我々も必要以上に日本を刺激し、批判するのは控えるべきだ」と話した。

  金鍾泌氏は「私が見る勝者は、憎くてこいつ死ねというその対象者が死ぬのを確認し、その人より長く生きることだといったが、卒寿(90歳)になって亡くなられると考えが変わる」とし「90歳になると憎む人はいない」と話した。

  洪会長が「(朴氏は)すべての政治家の夫人の中で最も幸せだったとみんなが話している」と述べると、金鍾泌氏は「64年間一緒にいながら一度も夫を憎んだことはない。気に入らないことがあれば自分が先になんとかしようとした」とし「なぜ生前にもっとよくしてあげられなかったのかと思う」とも語った。

午後遅く葬儀場を訪れた新政治連合の安哲秀議員は金鍾泌氏に最近のドイツ訪問を伝え、「メルケル首相はもう10年だが、まだドイツ国民の愛と自負心は大変なものだ」とし「我が国にもそのように愛される指導者がいなければならない」と述べた。金鍾泌氏は「内閣責任制をすれば政党が責任を取り、うまくすれば国民が17年まで支持する」とし「5年単任制で何かをするには無理がある」と話した。これに先立ち金鍾泌氏は新政治連合の文喜相元非常対策委員長に「与野党というのは国会の中では戦うが、外に出れば酒も交わし、慶事があれば楽しく遊ぶものだったが、最近は与野党の間で夕食を一緒にすることもないようだ」と話すと、文議員は「そう通りだ」と言って苦笑した。

  ユーモア感覚はこの日も見られた。セヌリ党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員が「私がソウル中区で初めて出馬した時、わざわざ遊説場に駆けつけてくださったことを覚えていますか」と尋ねると、金鍾泌氏は「いや、あの時は美人を一目見ようと…」と答え、笑いに包まれた。ある報道機関の幹部が「私も7年前に妻を亡くした」と話すと、「7年経てば一人で暮らすこともマスターされたようだ」と話し、安澤秀(アン・テクス)元議員が「今年で73歳」と話すと「まだ青年だ」と言って笑った。前日に朴槿恵(パク・クネ)大統領が弔問したことについては、「いくらか分からないが(支持率は)およそ20-30%上がったはず」と話したりもした。

  朴大統領との対話で内閣制改憲や南北統一に関するテーマが出てきたという観測が出ていることに関し、金鍾泌氏は「そんなことがどこにあるのか。それは違うケースだ」と否認した。


首相のヤジ 

2015年02月26日 10時16分50秒 | 臼蔵の呟き

安倍、自民党議員のおごりと傲慢さが如実に表れた行為です。そもそも彼らには品位なるものがあるのでしょうか。

従軍慰安婦の日本軍関与を否定し、慰安婦にされた人々の感情と人権を否定しました。そのうえで、侵略戦争を正しかった。聖戦であるなどという人物と政党に品位などを求めること自身が無意味です。このような政党が多数派であり、政権についていること自身が異常であり、狂っているのだと自覚すべきです。

<北海道新聞社説>首相のヤジ 自分勝手で品位を欠く

 異例の失態である。安倍晋三首相が衆院予算委員会で民主党と日教組の関係を批判した自らのやじや答弁を訂正した。

 日ごろ野党のやじを批判する首相が、自ら野党議員にやじを飛ばし、後に内容が誤りだったと認めた。身勝手であり、首相としての品位を欠くと言わざるを得ない。

 安全保障法制など重要課題が論じられる国会だ。やじの応酬で議論を形骸化させるのではなく、実のある論戦を展開してほしい。

 首相は先週の衆院予算委で、西川公也前農水相の政治資金問題を追及する民主党議員に、「日教組はどうするんだ」などとやじを連発した。

 民主党と日教組の関係が、問題となった西川氏と業界団体との関係に似ていると言いたかったようだ。だが後になって事実関係に誤解があったと認めた。

 国会でのやじがここまで問題となること自体、異例である。

 首相は国会答弁の際、野党のやじに対し、「私が答弁しているのだから静かに聞いて」としばしば発言を中断する。歴代首相に比べてもそうした場面が多い。

 その自分が野党議員の質問中にやじを飛ばすのでは「人に厳しく自分に甘い」と言うほかない。

 衆参両院には「議事中はみだりに発言し、または騒いで他人の演説を妨げてはならない」との規則がある。首相の言動はこれに反し、国会軽視とも言える。

 たしかに「やじは議会の華」などとして黙認されてきた。時にはユーモアを交えて相手を納得させるなど、言論表現の幅を認めるものだが、いわれのない中傷や議事妨害を放任するものではない。

 行政府の長である首相には特に節度が求められる。野党に対して感情的になるのではなく、国政課題について粘り強く説明責任を果たすことが大事だ。

 静かで建設的な議論を望むのであれば、自らも野党の主張に耳を傾ける態度も求められよう。

 民主党政権時代に野党だった自民党も、閣僚らに激しいやじを浴びせた。先週の衆院本会議では自民党議員が共産党の志位和夫委員長の質問中「さすがテロ政党」とやじを飛ばし、撤回し謝罪した。

 首相は野党を批判する前に、自らの党に目を向け、襟を正すべきではないか。

 野党の側も首相や閣僚らを挑発するためにやじを飛ばすのでは認められない。より説得力のある理念や政策を示し、巨大与党に対抗していくのが本来の姿だ。


福島汚染水流出:「信頼関係はあったのだろうか」

2015年02月26日 08時30分16秒 | 臼蔵の呟き

 この程度の事故防止、汚染水対策でさえもできない電力会社、企業にモラル、信頼があろうはずがありません。自らが引き起こした事故で、地域、自治体、漁民がどのくらい被害を受けて、苦しんでいるかを考えたら、このような馬鹿げた事故隠し、繰り返す汚染水処理対策などはあり得ません。

東京電力という企業は骨の髄まで腐りきった企業です。また、そのような企業に群がり政治資金、金をねだった旧自治体幹部、自民党政権、御用学者たちのあさましさだけが残り際立っているのでしょう。

<毎日新聞記事>福島汚染水流出:県漁連「信頼関係崩れた」

 東京電力が福島第1原発の排水路から汚染水が外洋流出しているのを把握しながら約10カ月間公表しなかった問題で、福島県漁連(野崎哲会長)は25日の組合長会議で東電に「情報隠しであり、信頼関係は崩れた」との見解を伝えた。県漁連はこの日、汚染地下水を浄化後に海洋放出する「サブドレン(井戸)計画」承認に向け意見集約する予定だったが、問題発覚を受け、納得できる説明があるまで計画を容認しない方針も示した。

 組合長会議は同県いわき市で開かれ、相馬双葉漁協やいわき市漁協の幹部らが出席。東電から事実関係の説明を受けた。東電福島復興本社の新妻常正・副代表らは、昨年4月以降に第1原発の港湾外につながっている原子炉建屋西側の排水路で放射性物質濃度の上昇が確認されていたことを説明。漁協幹部からは「なぜ公表しなかったのか」との批判が集中した。新妻副代表は「(公表より)原因究明を優先してしまった。漁業者には報告しなければならなかったと反省している」と陳謝した

 いわき市漁協の矢吹正一組合長は「(震災から)4年も顔を合わせてきた東電幹部から裏切られた」と不快感を隠さなかった。相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長も「汚染水問題の解決には信頼関係が最重要だとの考えでやってきた。その前提が崩れてしまったことで、漁業者はサブドレン計画に納得しないだろう」と述べた。

 福島県の内堀雅雄知事も25日、「海への流出で県民に不安を与え、情報の速やかな公表もされなかったのは極めて遺憾」と東電の対応を批判。県は27日に原発の周辺市町村や有識者を交えた協議会で現地調査する方針を決めた。

 東電によると、汚染水は福島第1原発2号機の原子炉建屋の屋上に降雨時にたまり、排水路を通じて外洋に流れていた。東電は、水をポンプでくみ上げ、港湾内に通じる別の排水路に移送することを検討する。


辺野古「移設」反対派拘束は許せない蛮行

2015年02月26日 07時06分36秒 | 臼蔵の呟き

米軍の横暴と基地被害が、沖縄県民にとって基地撤去の一番大きな理由です。その米軍が、抗議する市民、民主団体の市民を逮捕するとは前代未聞の暴挙です。その逮捕を受けて警察が拘束するという行為も安倍、自民党極右政権の民主主義否定、国民無視の政治姿勢を顕著に示すものです。

そもそも、沖縄県民、那覇市民は再三再四、選挙を通じて、普天間基地県外移設、撤去を求めて、安倍政権、アメリカに対して民意を示してきました。安倍、アメリカの政権は口では自由と民主主義を念仏のように唱えますが、実態は、その全く反対に、自らの政策を批判する政治勢力、市民は弾圧してでも従わせるとの傲慢な政治姿勢をとっています。このような政権が、民主的という言質を口にすること自身が欺瞞に満ち、おぞましい行為です。

民意を無視する政権、軍隊に抗議することは大義であり、その抗議に弾圧で答える政治を許してはならないと思います。沖縄県民にこそ大義があり、未来があります。

<東京新聞社説>辺野古「移設」反対派拘束は行き過ぎ

 米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への「移設」反対派二人が米軍に拘束され、県警に逮捕、送検された。拘束は行き過ぎではなかったか。反対派の勢いをそぐ狙いがあるのなら見過ごせない。

 拘束されたのは、沖縄平和運動センターの山城博治(ひろじ)議長ら男性二人。山城氏らは二十二日、移設予定地の米軍キャンプ・シュワブゲート前での抗議活動中、米軍の日本人警備員に拘束され、県警名護署が逮捕した。容疑は正当な理由なく米軍施設・区域に立ち入った、日米地位協定の実施に伴う刑事特別法違反だという。

 山城氏らは送検後、釈放されたが、故意に区域内に入ったわけではないようだ。地元紙報道によると、一部市民と米軍の警備員らとのもみ合いを止めようとした際、数人に足をつかまれて敷地内に引き込まれたという。

 拘束は辺野古移設反対派に狙いを定めた行き過ぎた公権力の行使ではなかったのか。警備目的以外に、拘束で抗議活動を萎縮させる狙いがあると疑わざるを得ない。

 そもそも、辺野古移設を強引に進める安倍内閣は、なぜ県民の反対運動が激しさを増したのか、問題の根源を考える必要がある。

 沖縄県には在日米軍基地の約74%が集中し、騒音や事故、米兵による犯罪などの基地負担は、日本のほかのどの地域よりも重い。

 危険な普天間飛行場返還のためとはいえ、同じ沖縄県内に本格的な米軍施設を新たに造る辺野古への県内移設は、県民負担の抜本的な軽減にはなり得ない。

 沖縄県民は昨年、県知事選や衆院選で県内移設に反対する候補だけを当選させた。地元名護市の市長選でも辺野古移設に反対する稲嶺進氏が再選を果たし、市議選でも反対派が多数を占めた。

 県民が選挙で県内移設反対の意思を示しても安倍内閣は一顧だにしない。県内移設反対を掲げて当選した翁長雄志(おながたけし)知事との面会を政権幹部は拒み、選挙に敗れた仲井真弘多(なかいまひろかず)前知事による公約違反の許可を盾に工事を進めるのは、民主主義の否定だ。

 いくら安全保障は国の仕事だとはいえ基地を受け入れる地元住民の理解が不可欠だ。それを得る努力を、安倍内閣はどこまでしたのか。

 菅義偉官房長官は二十三日の記者会見で、翁長氏と面会の用意はあるとした上で、「普天間の危険除去をどうするのか聞きたい」と対案をただす意向を示したが、国外・県外移設という対案を示すべきは政府の側である。