コンピューターソフト開発が進んで面白い対戦になってきたと思います。子どもの頃、大人や兄と将棋をやり、負けて悔しいと思うことがたくさんありました。その後、将棋を行ったことはありませんでした。将棋や囲碁は集中力を養う上では格好の競技です。
人間の作った将棋ソフトで、プロ棋士が対戦し、負けてしまった。これでプロ棋士のレベル、価値がなくなることにはならないと思います。絶対に勝つことができないソフトが出現すれば、将棋界がこのソフトに勝つために全力を挙げて努力することで将棋のレベルが上がるかもしれません。いずれにしてもソフトとしての価値と人間が1人1人の頭脳で考えて勝負する将棋、囲碁などの存在価値は評価され存在し続けると思います。ソフトを作るのも人間であり、そのソフト開発の基礎データを作り、提供するもの人間、プロ棋士であることを考えれば人間の持つ能力はすごいなーと思います。このすごい能力を人間、地球のためにすべて使う世の中になればと思います。
<将棋トップ棋士が電脳に初の敗北 団体戦も3敗で負け>
第2回電王戦の最終第5局で、将棋ソフト「GPS将棋」と対局する三浦弘行八段(左)。右はソフト開発チームの金子知適さん=20日、東京都渋谷区の将棋会館
将棋のトップ棋士が公の場で初めてコンピューターソフトに負けた。20日、東京都渋谷区の将棋会館で行われたプロ棋士と将棋ソフトの5対5の団体戦、第2回電王戦の最終第5局は、最高峰リーグのA級順位戦に在籍する三浦弘行八段(39)が102手で将棋ソフト「GPS将棋」に敗れた。GPS将棋は、昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した実績がある。
プロ棋士は1勝3敗1持将棋となり、団体戦でも敗戦が決まった。 これまでトップレベルの棋士と将棋ソフトの対戦は07年、渡辺明3冠が「ボナンザ」に勝利していた。昨年の第1回電王戦は、故米長邦雄永世棋聖がソフトに敗北。第2回から団体戦となった。