“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

福島第一原発、汚染水の漏洩問題

2013年04月17日 10時54分46秒 | 臼蔵の呟き

札幌は小雨が降り続き、寒い気温となっています。それでも最低気温は零下にはならなくなりました。家の裏側(北側)にはまだ雪が1m近く融けずに残っています。

昨日夕方のNHKラジオ放送で、福島第一原発冷却水の漏洩問題の特集番組を行いました。なぜか、視聴者からの意見を募ることも行いました。その中で多く出された意見は、「東京電力のいい加減な対応は一貫している。(諦めにも似た意見)」「東京電力の汚染水対策は本格的な対策ではなく、対処主義になっている」などの意見が寄せられていました。

もう1つは、この番組に専門家と称して、東京工業大学特任教授という人が出て、解説者、アナウサーの質問に答える形式をとっていました。驚くことにその研究者は東京電力元社員、役員であった人物を登場させたことでした。NHKの社会性のなさ、政治的な思惑が透けて見えるような番組でもありました。

3.11東日本大震災以降、2年1ヶ月を過ぎ、震災報道も少なくなる中で、福島第一原発事故に関わる報道、事故収拾策のトラブルは群を抜いて多くなっています。既存原子力発電所事故で、冷却水漏洩などがあれば稼動停止、該当県、自治体からは原因調査要求、謝罪が要求されるような大事故です。しかし、福島第一原発事故はあまりにも過酷過ぎて、冷却水漏洩くらいでは自治体、周辺住民(多くは非難して居住していない)、マスコミも「そうか」程度でやり過ごすような感じになっています。おかしなことですが。

東京電力の対応のひどさは、国民が等しく認めるほど、稚拙で、でたらめ、これがかつての経団連首脳を出して「君臨」していた企業かと思えるような有様です。東京電力の実態は、これが本当の姿でしょうし、各電力会社の実態もおおむね似たり寄ったりではないかと思います。しかし、私たちは彼らが周辺、海域などを汚染することを「仕方がない」とあきらめ、容認することはしてはならないと思います。現在は、政府がその管理を行っているので、このような実態、事故は厳格に指導、管理すべきものです。その指導、管理を行わないのは東京電力、政府の責任ということになります。

「なれと諦め」が日本の政治経済を劣化させているように思います。「あー自民党はこんなものだ。仕方がないよなー。」などと言っているうちにどんどん、原子力発電所を全国に作られてしまいました。そして、電気料金に上乗せして、自治体、周辺有力者への資金提供などが継続的に行われてきました。事故を起こしたときには「怒りました」。しかし、時間がたてば、また、無関心になる。このような結果、状況を待っているのが東京電力、自民党、安倍政権です。その前は野田もそうでした。野田は責任を取るといいながら、政権からは外れましたが、全く音沙汰なし。責任など取ることができる地位にはいません。本当に日本の政府、政権党の統治能力、政治モラルは低くあきれ果ててしまいます。 

<福島第一原発、汚染水の漏洩問題>

 東京電力福島第1原発の地下貯水槽から汚染水漏れが相次いだ問題で、東京電力は13日、1号地下貯水槽から外部へ放射性物質を含む汚染水の漏えいがあったと発表した。これまで防水シート内部で漏れが見つかり、貯水槽外側で微量の放射性物質が検出されていたが、東電は外部への漏えいと判断できないとしていた。
 付近に海につながる排水溝がないことから、東電は「海への流出の可能性はない」としている。貯水槽の水位に変化が見られず、水の漏えい量はごく微量としている。
 9日に1号貯水槽外側で採取した水から、微量の放射性物質が検出された。その後も放射性物質の濃度が上昇、12日に採取した水で1立方センチメートル当たり約1.5ベクレルの放射性物質が検出されたため、外部に漏えいしていると判断した。
 1号貯水槽は大量の漏えいが発覚した2号貯水槽からの汚染水の移送先で、約6200トンたまっており、地上タンクへの移送が決まっている。


普天間基地からフィリピンに行ったオスプレイ

2013年04月17日 06時00分57秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

たまたまニュースを検索していたら、アメリカ軍とフィリピン軍の合同演習の記事がありました。

【コピー開始】

オスプレイ、米比合同演習参加

2013年04月12日

オスプレイ、米比合同演習参加

オスプレイ、米比合同演習参加

在沖縄米海兵隊は4月上旬からフィリピンで始まった、米比合同演習に、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)配備の海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイを派遣した=5日撮影、フィリピン上空(米海兵隊提供) 【時事通信社】(2013-04-12)

【コピー終了】

このオスプレイは沖縄県普天間飛行場に所属している海兵隊のものです。どてっ腹にある番号を見てください。

これは3月27日に私が普天間飛行場でたまたま撮影したものです。同じ「07」です。

日本を守るなんて言うのは最初から全くのウソ。アメリカが他国との共同演習の出撃基地にもなっているのです。

その後に北朝鮮を刺激しないように軍事訓練などを自粛するようなニュースもありました。本当なんだか?

本日は、東北電力電気料金値上げについての消費者庁の意見交換会に傍聴人とし参加します。傍聴申込みには、実名、住所、電話、メールアドレスなどを添えて行わなければなりませんでした。そして「通知書」が送られてきて、当日はそれと「免許証等の身分証明書と一緒にお持ちください」とかなり厳重なものでした。

 

人気ブログランキングへ