趣旨に沿った大学の取り組みが進めば、すばらしいことです。3.11震災被害の地域は、過疎化にも苦しんでいた地域であり、過疎化対策が必要な地域でもあります。震災復旧・復興に福島大学、東北大学、東北学院大学、岩手大学など科学者が多く関り、取り組みが行われています。その意味でも、過疎化対策に地域の大学、研究機関が関り、具体的な対策方法が起案されることは重要、かつ、地域にとっては勧化すべきことになると思います。
<東北福祉大、宮城・七ヶ宿に人材育成拠点 過疎対策モデルに>
東北福祉大は宮城県七ケ宿町に、地域資源を活用した人材育成拠点を開設する準備を進めている。今後、町内の茂ケ沢地区で山林57ヘクタールを取得する方針。過疎化と少子高齢化が急速に進む七ケ宿町で、課題解決型の実践的な教育を通じ中山間地域活性化のモデルづくりを目指す。
東北福祉大と七ケ宿町は11月1日、地域再生に向けて連携を図ることを盛り込んだ協定を結ぶ。
同大が開設準備を進めているのは、リーダー的な人材の育成を担う拠点「七ケ宿千年塾」。大学生だけでなく一般市民や小中高生なども受け入れ、町内の水や森林、田畑、歴史などの地域資源を活用する実践的な教育プログラムを用意する。修了者には独自の資格を認定する計画だ。
千年塾は農産物や木材などの生産や加工、販売、再生までを手掛ける構想。地域の専門的な人材を特任教員として雇用し、塾生の指導に当たる仕組みも検討している。将来的には学習拠点だけでなく、生産物の加工場や小規模水力発電の設置なども視野に入れる。
具体的な活動としては来年春から、町内でも深刻な過疎化が進む干蒲地区で、大学生が田植えや稲刈りなどに取り組む方向で調整を進めている。
東北福祉大は「大学の知識や人材を投入し、豊かな町づくりの一つのモデルをつくりたい。七ケ宿町と連携し、じっくりと取り組みたい」と説明している。
七ケ宿町は「大学の力を借りて過疎や少子高齢対策を進めたい。若者が来てくれれば町は活気づく。町として活動を応援していく」と期待する。
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