以下は河北新報の記事です。被災地の宮城県知事としての業務、活動のあり方に関しての報道です。紹介します。マスコミでの被災地、復興対策報道が少なくなっている中での評価と報道です。
被災地の復旧、復興は時間、資金がかかる課題であり、派手に打ち上げれば済む問題ではありません。地道に被災地自治体、首長との協議、対話、被災者の現状、思いを把握し、政策検討、修正を行うことが求められているのだと思います。
本当の復旧、復興はこれからですし、各自治体の長が真価を問われるのはこれからだと思います。
<遠く感じる>
「外」への情報発信は周到だが、県民を含む「内」への姿勢には変化が見て取れる。政府への要望活動や中央メディアの取材、講演などで上京が多くなったことで、被災地を訪ねる機会はめっきり減った。県震災復興計画案は、全国の著名な経済人、大学教授らを委員とした会議でまとめた。地元各界代表が計画を検討した岩手県とは逆の策定プロセスをたどり、「被災者に寄り添っていない」(宮城県議)との批判もあった。
「首長との個別の意見交換があまりに少ない。メディアに出るのは結構だが、出過ぎはいかがなものか」と言うのは、知事が自民党県議時代の先輩にあたる佐藤勇栗原市長。「被災地にもっと足を運び、足元を固めて復興に当たってほしい」と忠告する。仮設住宅に身を寄せる被災者は、知事の姿勢を注意深く見守る。
東松島市の農業大江貞徳さん(69)は「知事が遠くに感じられる」と言う。岩沼市で暮らす行政区長の桜井清さん(69)は「被災者が何を求めているのか、もっと耳を傾けてほしい」と求める。
「衆知を集める県政」。村井知事が2005年に初当選した際に掲げた基本方針だ。2期目後半に向けて、どんな知恵を受信し、政策に生かしていくのか。復興へ正念場が続く。
被災地の復旧、復興は時間、資金がかかる課題であり、派手に打ち上げれば済む問題ではありません。地道に被災地自治体、首長との協議、対話、被災者の現状、思いを把握し、政策検討、修正を行うことが求められているのだと思います。
本当の復旧、復興はこれからですし、各自治体の長が真価を問われるのはこれからだと思います。
<遠く感じる>
「外」への情報発信は周到だが、県民を含む「内」への姿勢には変化が見て取れる。政府への要望活動や中央メディアの取材、講演などで上京が多くなったことで、被災地を訪ねる機会はめっきり減った。県震災復興計画案は、全国の著名な経済人、大学教授らを委員とした会議でまとめた。地元各界代表が計画を検討した岩手県とは逆の策定プロセスをたどり、「被災者に寄り添っていない」(宮城県議)との批判もあった。
「首長との個別の意見交換があまりに少ない。メディアに出るのは結構だが、出過ぎはいかがなものか」と言うのは、知事が自民党県議時代の先輩にあたる佐藤勇栗原市長。「被災地にもっと足を運び、足元を固めて復興に当たってほしい」と忠告する。仮設住宅に身を寄せる被災者は、知事の姿勢を注意深く見守る。
東松島市の農業大江貞徳さん(69)は「知事が遠くに感じられる」と言う。岩沼市で暮らす行政区長の桜井清さん(69)は「被災者が何を求めているのか、もっと耳を傾けてほしい」と求める。
「衆知を集める県政」。村井知事が2005年に初当選した際に掲げた基本方針だ。2期目後半に向けて、どんな知恵を受信し、政策に生かしていくのか。復興へ正念場が続く。