“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

東京電力の株主総会

2011年06月29日 18時00分00秒 | 臼蔵の呟き
臼蔵です。

東京電力の株主総会は10時開始で4時間を経過して
まだ、紛糾し終了しないとの事です。当然といえば、
当然なのですが。個人株主が40%との事で、原発事
故、放射能汚染、株価は暴落とどれ1つをとっても怒り
心頭ですから怒り狂っても当たり前です。怒らないほ
うが異常なくらいです。
利益を出すためには、何でもあり的な行動は歴史の審
判には耐えられないと思います。前福島県知事「佐藤
えいさく」さんは汚職で摘発され、退職し、現佐藤知事
に変わりました。--経過はよく分かりません。
国会質疑でも民主党議員がその経過に触れて、東京電力
福島原発故障多発、虚偽報告などーーー前佐藤知事が東
京電力に改善指示を出したそうです。発電できず稼働率
が落ちました。---その結果、逆恨みにあいどす黒い
勢力から葬られたと。これが本当かどうかは分かりませ
んが、さもありなんと思える3.11以降の事故対応、
東京電力の情報隠し、無責任さです。いまだに汚染水
の処理する出来ず、垂れ流しています。汚染水は触る
ことすら出来ない高放射能物質を含んで垂れ流してい
ます。

福島地域が放射能で汚染されても彼らは何も感じない。
福島県民が避難し、地域が崩壊しても対応しない。
福島の汚染地域企業への営業保障はすずめの涙しか
保障しない。
自分(東京電力)は政府に兆円単位の支援を要求する。
震災は想定外の自然災害だと言い張る。
これが実態(彼らの本音)です。

双葉町の財政は破綻寸前で幹部の給与は10%カット。
町長の給与も50%カット。
立地促進のための国交付金、電力の税金で箱物を沢山
作り、その維持費で町の財政は破綻寸前です。
産業はまったく育たず、電力以外の雇用先もなく、
ますます東京電力に依存するという悪循環でした。

岩波書店「世界」1月号にジャーナリストの取材記事
が載っています。3.11事故があることは分かって
いない時期のレポートですが、今読んでみるといかに
ひどい国策、地域を無力化する誘導政策かが理解でき
ます。
朝日新聞でも2005年ころ双葉町の取材をし、原発
立地自治体の財政破綻(寸前)記事を書いています。
今は、町長、住民が全員避難しています。本当にむご
いことです。

町民でなくてもしっかりと振り返り、何が間違いで、
どうすべきであったかを冷静に考えたいものです。
それがあってはならない原発災害に対する我々の義務
だと思います。
福島県人かどうかではないはずです。







東電株主総会6時間越える

2011年06月29日 06時37分42秒 | 蜂助の呟き
おはようございます。蜂助です。

  

今日、6月29日は梅雨の中休みで抜けるような晴れ空です。

この話題は臼蔵さんの得意分野ですが、私も今回は言いたい。


昨日は株主総会がいろいろと開かれ、特に電力会社では東京・中部・九州・北陸の4社で開催されました。東京電力の株式総会は、6時間を越える大荒れの総会となったようです。

株主は、投資するために株を買い所有しているので、その会社が利益を上げることを願っている方がほとんです。原発継続の可否でも、何と言っても儲かるか、儲からないのか、これが判断の中心になるのは当たり前です。

総会で株主提案された、原発事業から撤退を求める議案は賛成8%のみで否決されました。東電の株主は大企業がほとんどなので、必然の結果です。資本の論理ですから。

しかし、株を所有している南相馬市、白河市はこの法案に賛成しました。当然と言えば当然です。福島第一原発による住民と自治体、地元産業の被害は膨大なもので、今後いつまで続くかわかりません。原発を停止し、廃炉を求めるのはこの地域の住民の本心だと思います。株を所有している自治体として、この気持ちを代弁して原発撤退を表明した勇気はすばらしいと思います。

福島県は東電株を所有していますが、議決権を行使しませんでした。佐藤県知事が脱原発を表明しているだけに残念です。福島県庁の役人は何を考えているのか!

脱原発を求める声は、しだいに大きくなっています。