“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

震災と節電について

2011年06月27日 18時21分52秒 | 臼蔵の呟き
北海道に帰省しました。

3.11以降初めて、東北以外の地域に出ました。
驚いたことは、まったく(見た目)節電はされてい
ませんでした。どうしてと聞いたところ、北海道は
北海道電力が節電呼びかけをしていないからとの回
答でした。--へーーー!!
震災で日本は変わった、意識が変わるとーーいろい
ろ言われていますが、飛行機で1時間の距離でまっ
たく違った光景を見て何が変わったのか?考えさせ
られました。
仙台空港を飛び立ち上空から空港周辺を見ました。
周囲は瓦礫といまだに海水につかった情景、海辺は
松が枯れて茶色になっていました。100日以上た
ってもこの状況です。津波の破壊力のすごさ、地盤
沈下のすごさは人間の力ではいかんともしがたい物
だと感じました。
飛行場に行くまでの光景でまだ航空学校の敷地内に
木々の中に自動車が散乱していました。また、片付
けられた自動車集積所があり、その自動車が全て錆
びて茶色くなっているのを見てーー時間が経過して
いるとわずかに感じました。

被災者の住宅再建には消費税無しに

2011年06月27日 06時05分51秒 | 蜂助の呟き
おはようございます。蜂助です。

私は仙台市に住んでいるので、6月17日現在の仙台市の被災状況を書きます。
・死者          704名
・行方不明者        45人
・全壊       13,987棟
・大規模半壊     6,100棟
・半壊       13,718棟
・一部損壊     20、383棟
・危険・要注意住宅  2,100ヶ所

  

仙台市の世帯数は3月1日現在465,408世帯です。全壊・大規模半壊・半壊の比率は実に7.26%にもなります。14軒に1軒が半壊以上の被害に合っています。

仙台市では仮設住宅を1500軒作りましたが、入居者が少なく余っているそうです。不便な場所にあったり、狭いなどの理由でしょう。
なぜこのような状況になっているかというと、主な理由はアパートや借家の「民間借り上げ」制度というアパートなども仮設住宅とみなし一定の条件で補助する精度のものと言われています。6000軒申請がある現在までに認められているのは3000軒だそうです。
宮城野区の新田東地区の避難所に150名の方たちがいらっしゃいますが、ほとんどがこの制度を使って申請しているもののまだ認められていない方たちだそうです。

半壊以上の約3万3千軒と仮設住宅1500+民間借り上げ申請6000の7500軒との差はどうなっているのでしょうか。親戚や知人などを頼って生活しているか、どこかに移住したか、半壊した住宅に住み続けているかのいずれかでしょう。

別な話ですが、私の知り合いのKさんの話です。大規模半壊と認定されました。直すのに600万円かかるそうです。さらに加えて30万円の消費税を払わなければならないと嘆いていました。これは大きな金額です。是非消費税を対象外か、申告して戻るようにしてほしいと思います。