福島大学での原発問題シンポジウム報告
自分がシンポジウムに参加した時の報告を何回かに分けて報告します。
1、開催日
(1)11年6月3日午後4時半~6時半 福島大学災害対策
(2)講師 NPO法人 放射線安全フォーラム 田中俊一氏
(3)参加者 福島市民、福島大学教職員学生、福島以外
2、講演内容
(1)福島第一原発事故、現在の状況(田中さんは原子力研
究者。現在は原発災害弁償基準を決める委員(文科省
管轄))
(2)放射性物質の性質、放射線被曝の持つ意味、
日常生活での被曝、被曝の減少方法と生活上の心構え
(3)福島県飯舘村長泥地区(放射線量の非常に高い地区)
除染作業、その結果
汚染物の除去と保管方法、行政のかかわり
(4)放射能汚染と食品(田中氏は専門ではないとして断りな
がらの報告)
3、出席して感じたこと
(1)福島県、特に空中線量の多い地域住民の感覚、感情は不
安、あせりなど切迫感があるということでした。これは、
他地域、他県では理解できない感情、感覚でした。
ばんばん質問、意見、要求(科学者に不満をぶつけてい
る感じ)が出ました。
(2)質問者は自分の健康を守る、家族を守る、子供を守るー
ーーその視点で行動し、質問をしており、緊迫感がすご
くまったく違っていました。3.11震災被災地の中で
も福島県の震災復旧の取り組みのもつ困難性は特別なも
のである点が特徴です。
(3)食品の放射能汚染に関する直接的質問はなく、このよう
な問題はすでにクリアしている人が参加している(のか
も)ーーとの雰囲気でした。
参加者は除染実践を行っている人が多く、放射能問題で
の情報を持ち沢山勉強しており、除染は切実な問題であ
ることが特徴的でした。
(4)地域の大学、研究機関が果たす役割
個人ではなくて地域の研究機関、大学がこのような企画
を実施する事は非常に役に立つ取り組みであることが理
解できました。マスコミと一部学者、行政と一部研究者
などの閉鎖された場でないところでの報告、質疑、議論
は災害、震災復旧にとっても有効性があると感じた点で
した。その点で企画した福島大学関係者は優れているし、
研究機関としての自覚と役割において実践的でした。
自分がシンポジウムに参加した時の報告を何回かに分けて報告します。
1、開催日
(1)11年6月3日午後4時半~6時半 福島大学災害対策
(2)講師 NPO法人 放射線安全フォーラム 田中俊一氏
(3)参加者 福島市民、福島大学教職員学生、福島以外
2、講演内容
(1)福島第一原発事故、現在の状況(田中さんは原子力研
究者。現在は原発災害弁償基準を決める委員(文科省
管轄))
(2)放射性物質の性質、放射線被曝の持つ意味、
日常生活での被曝、被曝の減少方法と生活上の心構え
(3)福島県飯舘村長泥地区(放射線量の非常に高い地区)
除染作業、その結果
汚染物の除去と保管方法、行政のかかわり
(4)放射能汚染と食品(田中氏は専門ではないとして断りな
がらの報告)
3、出席して感じたこと
(1)福島県、特に空中線量の多い地域住民の感覚、感情は不
安、あせりなど切迫感があるということでした。これは、
他地域、他県では理解できない感情、感覚でした。
ばんばん質問、意見、要求(科学者に不満をぶつけてい
る感じ)が出ました。
(2)質問者は自分の健康を守る、家族を守る、子供を守るー
ーーその視点で行動し、質問をしており、緊迫感がすご
くまったく違っていました。3.11震災被災地の中で
も福島県の震災復旧の取り組みのもつ困難性は特別なも
のである点が特徴です。
(3)食品の放射能汚染に関する直接的質問はなく、このよう
な問題はすでにクリアしている人が参加している(のか
も)ーーとの雰囲気でした。
参加者は除染実践を行っている人が多く、放射能問題で
の情報を持ち沢山勉強しており、除染は切実な問題であ
ることが特徴的でした。
(4)地域の大学、研究機関が果たす役割
個人ではなくて地域の研究機関、大学がこのような企画
を実施する事は非常に役に立つ取り組みであることが理
解できました。マスコミと一部学者、行政と一部研究者
などの閉鎖された場でないところでの報告、質疑、議論
は災害、震災復旧にとっても有効性があると感じた点で
した。その点で企画した福島大学関係者は優れているし、
研究機関としての自覚と役割において実践的でした。