アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

土曜日の騎乗馬と予想

2010-05-07 23:57:40 | 競馬
明日は少しだけ遅くなるかも。



5R アヴェカムール ◎
松田国師
「まだ完成度が低いけど、良い勝負根性をしている。
 距離短縮で少しでもタメが利けば」
逃げ先行馬不在の一戦で押し出されるように感じたが、
各陣営のコメントを読んで行っての感想としては、
ヤマニンガーゴイルが現状に痺れを切らして行きそうな感じ。
毎レース必勝態勢で惜敗が続く現状、そしてこの構成だと、
逃げを打つのはほぼ必然のように思えてきた。
そして、それがカモに思えてきたw
後はテイエムキャンドル、マイネルタイクーンあたりが先行か。
これらの様子を見ながら、2番手から4番手のどこかになりそうだ。
同じ8枠のマイネルガヴロシュも似たような位置で進むだろう。
内枠になったヘヴンリーヴォイスも2戦目である程度出てくるとして、
それ以外の馬が絡んでくる要素は皆無に近いだろうな。

京都の1800は逃げ切るのがかなり難しいコースで、
特に逃げ馬を目標にする実力馬がいる場合は、その傾向が顕著。
今回はヤマニンに対してアヴェカムールとマイネルの2頭、
これが直線入り口から外に襲い掛かり、
続いて内からヘヴンリーヴォイスが伸びる形になりそう。
叩き合いになって、後ろから伸びる馬が普通に勝ちそうだ。
最後はアヴェカムールとマイネルガヴロシュの勝負だと思うが、
アヴェカムールの力が上であると期待したい。

まずは単勝。それからマイネルへ馬単を1点。
1、2着固定で3連単を2点買いたい。




6R リバティバランス ◎
菅沼助手
「走りのバランスが良くなってさらに状態は上向きだね。
 ワンペースだから前々の競馬で」
非常に強かった前走だが、
確かに走り方が最初から最後まで変わっていない。
追って良い所があるという馬ではないようなので、
これまで通りに前目で組み立てる事になりそうだ。

最初は13番のラブソネットが出て行く事になるだろうか。
続いて3番のオースミマリオンがある程度動きそう。
続いて9番のユジェニックブルーが前に行く。
純粋に先行馬と呼べるのはこの3頭なので、
リバティはそれらを見ながら3~4番手になりそうだ。
後は内枠からアキノフライ、ヴィーヴァギブソンあたりが前目。
人気を分け合う事になるタガノジンガロとミラクルレジェンドは、
2頭共に中団の後ろから競馬を進めてきた馬で、
今回も自然とそうなるだろうと思われる。
前に行くと予想できる馬はかなりレベルが低そうなので、
直線入り口で楽々と先頭に立つところまでは大丈夫そうだ。
そこから、リバティがどの程度まで脚を持続する事が出来て、
後ろがどこまで追い込んでくるかということになるが、
前走の走りを出来れば、まず負けないだろうという予感がある。
ちょっとした着差をつけて楽に勝つんじゃないかと期待。

単勝のみの勝負で良いような気がするが、
タガノジンガロへの馬単を1点だけ買っておきたい。




7R ドレスアフェアー ▲
橋口師
「折り合いを欠くレースが続いているので距離を短縮する。
 能力は高いし、変わり身を期待」
ここ2走は、地味なスタートから中団、最後方で待っていて、
しかし直線で少しも伸びてこずの敗戦を喫している。
3走前はモロだったが、ここ2走も確かに引っかかっている。
前走はインでかかっているうちに戦意を喪失したような感じだ。
距離短縮でペースが上がっての巻き返しが期待される。

最内のマイネホコモモラと、大外のシンコープリンス、
この2頭が行けるならとハナを狙っていくだろう。
エトピリカが行って、続いて人気のセレスロンディー、
それをマークするようにカネトシディオスの態勢か。
ダノンハラショーがそれに続く形で、
後は、追い込み馬達が出た感じのやり取りで並ぶ。
別に差し追い込み馬が多いわけではなく、
単純にレースに参加できていない馬が多いだけであるが。
とりあえず前の数頭だけはそこそこ流れてくれそうで、
ドレスとしては、近走よりは走りやすいはず。

ドレスアフェアーのこれまでの成績は見た目通りで、
褒められるところなんてはっきり言って全くないのだけど、
それでいて想定人気が4番手になるくらいの低レベル戦。
セレス、カネトシ以外は本当に弱いのが揃った。
この条件で変わらなかったらどうするんだという一戦。
先生の言われる通りに本当に能力の高い馬ならば、
悪くとも3着を外したら駄目だ。
そして上位2頭も自分を探しているような感じなので、
現状では、それほど強力な相手というわけではない。
新馬戦で見せた走りを再現出来たら、頭までありえる。
新馬で倒したレーヴドリアンが同日のメインレースを走っている。
意地を見たいものだ。

まあ、「無いかもしれないもの」への期待になるんだけどねw
単複と、人気2頭とのBOXを買って見学かな。




9R テイエムクレナイ ◎
福島師
「除外もあって仕上がりは万全。
 力をつけた今なら千四は問題ないし初戦から好勝負を期待」
逃げ馬ネオフリーダムが3番に入ったので、
出た瞬間から追っつけまくってガンガン飛ばしていくだろう。
とりあえず、ハイペースは確定である。

これにピッタリとついていく必要性は全くなく、
サクセスオネスティがじわっと2番手に行くだろう。
続いてフミノパシフィック、ケイアイエーデルらが行き、
それらを内に見ながら、クレナイが続く感じになるか。
メンバーの大半が差し馬で構成されている一戦で、
飛ばす先行勢はポツポツという隊列で、
そこから離れて待つ差し勢が団子になりそうな感じ。
ミゼリコルデ、スガノメダリスト、メイショウタメトモあたり、
差し追い込み馬はごった返す事になりそうだ。
3頭の先行馬が強いと思われることもあり、
中団以降は全て間に合わないと考えている。

4角でサクセスがネオに接近。
その後ろから慎重にクレナイが3番手に浮上。
直線に入って逃げ粘るネオにサクセスが並びかけ、
その後ろからジリジリとクレナイが迫っていく形で、
最後に入れ替わるか入れ替わらないか、だと思う。
3連複1点を押さえにして、単勝と馬単、3連単2点で。




10R マコトヴォイジャー ▲
寺井助手
「叩き良化タイプだから、短期放牧を挟んだのが駄目だったのかも。
 2走前の内容から能力は通用するはず。今回はブリンカーを外して挑む」
想像以上に人気を落とすことになりそうだ。
想定で9番人気の20倍弱。人気は一瞬だったなw
まあ、前走をそのまま評価するなら、もっと売れないはずだけどもw
2走前を忘却したくなるような負け方だったのは間違いない。

どの馬が出て行くのか、ちょっと読みにくいが、
大外になったシャイニーナイトか、2番のハードダダンダンか、
休み明けのモズが出て行くかもしれない。
これを追って、人気の一角コスモファントムが前に。
この馬を中心に、先団に大きな集団が出来るだろう。
出走馬のほとんどが先行馬なので、
順番は分からないが、ごちゃごちゃとすることになりそうだ。
相対的に、後ろのほうはポツポツということになりそう。
人気のレーヴドリアン、ネオポラリスは後方待機組。
これらと並ぶような感じで、じっくりと進む事になりそう。
コスモファントムが前を捕まえに行く競馬をするだろうから、
それに釣られて全体が前がかりに動くことが容易に想像され、
ある程度流れての差込みを期待する事が出来そうだ。

今回はブリンカーを外して臨む。
ブリンカーってのは、言うまでもなく視界を絞って集中力を高めるものだが、
前走は気合が入りすぎた格好なので、今回は外すことに。
また、前走後は短期の放牧を挟んでいた事もあり、
調教の本数自体はそれほど多くなかった。
(1週前の登録段階でアンカツが乗る事が決まっていなかったように、
 少なくとも前から計画を立てていて参戦したというものではなかった)
このあたりに、引っかかってしまったそれらしい理由があるので、
これを改善する事が出来れば、2走前に戻る事が出来る。
2走前の若葉Sだけ走ったら、絶対に負けない相手関係。
それを再現できるかどうか、とにかくそれだけだ。
前走を再現してしまったら、殿負けまであるだろうがw
報酬が20倍ならば、買う価値は十分すぎるほどにあるだろう。
単複を買って大いに楽しみたい。




12R カノヤトップレディ ▲
橋口師
「着順こそ目立たないが、前走でも着差は僅か。
 叩いた効果はあるし、マイルで見直したい」
先生の言う通りに着差はごく僅かなもの。
初めての2000mでペースがかなりのスローで、
なおかつ最後は地味に前が詰まっていた事を思うと、
まあそれくらい走っておけば良いだろうという程度。
今回は牝馬限定のままに距離をマイルに短縮。
大幅な条件好転を味方に、上位に食い込みたい。
元々、勝ちきるような決め手を持っている馬ではないので、
(いや、あるのだけど序盤が遅すぎて挽回しきれないと言えば良いか)
ここでいきなり勝利まで期待となると難しいかもしれないが、
掲示板、そして馬券圏内程度への突入ならば、十分に可能。

8枠のテイエムオーロラとカイゼリンの2頭が逃げそう。
続いてホーカーハリケーンも前に出て行く。
ピサノジュバン、ハッピーパレード、アグネスサクラあたりが好位を形成。
サクラローズマリーあたりがその後ろで虎視眈々と待ち、
トップレディはそれらを後ろで見ながらジックリと行く構え。
逃げ馬3頭のおかげでペースが遅くなる事はちょっと考えつらく、
さらにどの馬が確たる軸ということもないレースなので、
(誰が動くまで待つというような事がなく)
誰かの早仕掛けを期待する事が出来そうな感じもする。
前が動けば動くほどにトップレディの出番。
アンカツに、一番伸びそうなところに馬を運んでもらったら、
後はトップレディがいつもの33秒台の脚を繰り出すだけだ。
どれだけ差しきれるかは神のみぞ知るといったところか。

このレースもそれほど人気をする事が無さそうなので、
単複だけで十分に楽しめるだろうと思う。

今週の騎乗馬

2010-05-07 02:42:57 | 競馬
変な時間になりましたが。
良いね今週は。とても良いと思う。
シャンティはもちろん期待大だけども、
他の馬も相当に面白いのが揃った感じだ。
勝ち負けもそうだけど、馬券的に面白そうなのが多い。
各馬の健闘と発展を祈るのと同時に、
現状の謎の連対率がなんとかなって欲しいものだw





土曜 京都
5R 3歳未勝利 芝1800m アヴェカムール
松田国厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。
前走はハナを切ってしまって目標にされて敗退。
気負って走っていて、力を出し切れた感じは無かった。
ただ、サッと前に動いていけたのは収穫で、
初戦で後ろからになったのは偶然だったようだ。
ゲート練習からかなり速い動きをする馬だったからね。

今回は上手に好位を奪って末脚を伸ばす競馬が出来るだろう、
と思っていたのだけどメンバーがなあw
逃げ馬がいないだけなら別に構わないのだけど、
先行馬すらいないという構成になってしまった。
人気を分け合うであろうヤマニンガーゴイルとのハナの譲り合いか。
誰か思い切る馬がいなければ、2頭のどちらかがハナだ。
出来る事ならば相手を行かせて番手で競馬したいが、
テンの速さを比較すると、9割方こちらが先手を取ってしまうだろう。
それは仕方ないので、今度はリラックスして走れる事を祈りたい。
相手が遅いならそれはそれで、対応して走れないとな。
マイネルガヴロシュ、ヘヴンリーヴォイスと2頭も上がってきて、
人気を集めそうな4頭だけの競馬になるだろう。

成績的にはヤマニンガーゴイルが人気して然るべきだが、
前走の感じだと、今回もこちらが1番人気を背負うだろうと思う。
しかし今度の人気は受け入れられる。期待に応えてくれると期待。




6R 3歳500万 ダート1800m リバティバランス
堀厩舎、ネオユニヴァース産駒の3歳牡馬。
芝の初戦は惨敗したが、ダートを使って一変して2着。
前走は逃げるカズノタイショウをガッチリマークして行くと、
直線、引っ張りきりの手応えで並びかけて楽に交わして独走。
カズノタイショウも未勝利ならば楽勝の時計で走っていたが、
それを馬なりで引きちぎって行った走りは圧巻の一言。
レベルはいろいろとあるが、直近の古馬1000万の時計を超えていた。
破ったカズノタイショウは、当然のように次走を大楽勝で抜けている。

まだキャリアの浅い馬だが、かなりの器の予感。
馬格があり、格好がよく、跳びの大きい馬。
今回はどれだけ走ってくれるか、とても楽しみにしている。
ここは、前走現級で好時計の2着馬タガノジンガロが相手になるだろう。
500万上位の馬で、今後を占うに相応しい。
これを圧倒するようなら、ユニコーンSあたりが楽しみになる。
そのタガノジンガロと、同じく未勝利圧勝のミラクルレジェンド、
3頭が人気を分け合う事になるだろうが、
ジンガロを物差しにして、2頭のどちらかが本物の予感がするね。
おそらくリバティのほうだと思う。何度見ても雄大な走りをする馬だ。




7R 3歳500万 芝1600m ドレスアフェアー
橋口厩舎、スペシャルウィーク産駒の3歳牡馬。
新馬戦で粘りこみを計ったアドマイヤテンバを豪快に差しきり、
追ってきたレーヴドリアンを封じ切った馬。
3頭で後続を引きちぎっての戦いで、
3頭ともにそれなりのレベルにありそうな予感だったが・・・。
テンバは言わずもがなの気性難で伸び悩み中。
レーヴドリアンは展開利を求めてあがいている。
そしてこのドレスアフェアーだが、
福寿草特別で出遅れから引っかかって暴走して負けた後、
もう前に行く気配すらなくなってしまった。
弱いってより、完全に戦意喪失状態という感じだ。
500万条件くらいは抜けれそうな馬なので、一般を期待したい。

前走、前々走とレース後のコメントすら載せてもらえない体たらく、
そんな馬の依頼を受けたからには、間違いなく強調点があるはず。
今週の坂路は普段より1秒ちょっと時計が出る状態だったが、
栗東坂路で自己ベストを大幅に更新する51.6をマーク。
さらに距離短縮で巻き返しを図るという状況だ。
福寿草の後、豊は距離が短いほうが良いかも・・・と言っていたので、
これくらいの距離で、気持ちが前向きになってくれたなら、
何とかなって良いのだけどと期待している。

・・・ま、この成績ではどうあがいても単穴の域は出ないけどね。
セレスロンディーとカネトシディオスの一騎打ちだろう。
まともならカネトシディオスに負ける要素が無いように思うが、
脚質等を迷っている感じがあるので(マイルで差すだけで良いと思うが)
これなら付け入る隙はあるんじゃないかと思う。
ちなみにこの2頭以外は、ドレスの現状と良い勝負だw




9R 高瀬川S ダート1400m テイエムクレナイ
福島厩舎、ティンバーカントリー産駒の5歳牝馬。
昇級戦を2着にまとめて、早くもOP入りの期待がかかる。
やや長い放牧で覚醒したようで、かつての詰めの甘さは完全に消えうせ、
テンの速さ、二の脚の速さ、コーナーの速さ、直線の持続力、
どれをとっても準OPで上位のものとなっている。
今回は距離が200m延びるので少し慎重に運びたいが、
メンバー的にそれが叶いそうなので、いきなりから楽しみ。

1000万を圧勝してきたネオフリーダムが逃げて、
それを追ってサクセスオネスティが行くだろう。
続いてフミノパシフィックあたりが行くかもしれないが、
それらを行かせて4番手くらいで息を入れて行けば良いだろうと思われる。
競り合う事はまず無いだろうと感じる。
前を行く2頭と人気を分け合うことになるだろうけど、
ちょうど近くで見ながら直線に入れるので、
後はクレナイのスタミナが持ってくれるかどうかだけ。
近走の感じだと、200m延長くらいは楽にこなしてくれそうだが。
まあ、これはやってみないとなんとも。
直線に入るまでは楽だろうと思われる。




10R 京都新聞杯 芝2200m マコトヴォイジャー
鮫島厩舎、マンハッタンカフェ産駒の3歳牡馬。
このレースに出る為にわざわざ1週前に使ったのだが、
人気を背負いながらまさかの自滅。
しかし回避馬が多く出た事で無事に出走が叶った。
無駄な労力を使ってしまったと言えなくも無いが、
今後も致命傷になりかねない弱点を曝け出した事はむしろ好材料。
対策をいろいろと立ててくることは間違いないし、
そういう可能性があると思って乗れるだけで、絶対に違う。
正直前走は、回ってくれば勝ち程度の気持ちだったはずだw

青葉賞馬と皐月賞2着馬が競り合ったレースで後続を千切って僅差の3着。
前走を勝っていたらここは1番人気まで背負っていただろうと思うが、
あまりの不甲斐なさに、7~8番人気まで落ちると期待できる。
実際、何番人気だろうと次は買いたくないって走りだったけどw
そこはアンカツの騎乗馬を応援するものとして、
一変する要素をいろいろと探していって買ってみたい。
1つ、目に見えてとても大きな好材料がある。
それは、今回の京都新聞杯の17頭のうち、
14頭が前走で先行しているということだ。極端の一言。
シャイニーナイトを筆頭に、逃げれる馬も5頭いる。
これならば、それなりに速い流れを期待する事が出来るだろう。
思い切って下がって、持続力のある末脚に全てを賭けたい所だ。




12R 4歳以上1000万(牝) 芝1600m カノヤトップレディ
橋口厩舎、キングヘイロー産駒の4歳牝馬。
初めての2000m戦に挑んだ前走だったが、
流れが落ち着いた事もあって差し届かずの完敗。
といっても、それほど差の無いところで雪崩れ込んだように、
展開一つで何とかしてしまう脚は前回も見せてくれた。
1000万牝馬で屈指の末脚を持つ馬だが、
今回はベストの1600mで再び牝馬限定戦。
追い込み一手の脚質からして、単に自信を持てる馬では無いが、
明らかに前走よりも良化する条件を武器に、大幅な前進を期待。
スタートに関して、かなり疑問視していたが、
前走くらい出てくれれば何ら問題ないだろう。

メンバーを見渡すと、何とも・・・何とも言えない構成。
なんだろな、何が人気して何が人気薄なのか、さっぱり分からない。
トップレディの人気もどうなんだろうな、全く読めない。
難しすぎて何も考えたく無いw
カイゼリンなど、逃げ馬がいるのは嬉しいね。








日曜 東京
6R 4歳以上500万 ダート1600m ロトスカイブルー
成島厩舎、ティンバーカントリー産駒の4歳牡馬。
イマイチ脚質が定まらない馬。
前に行って粘る事も出来るし、差す事も出来るのだが、
何がベストなのかは陣営も分かっていないと思う。
前走は福島遠征で相手弱化して1番人気に推されたが、
最内枠でスタートで躓いてしまうアクシデント。
終始包まれて動けないうちに前の3頭が抜けてしまって、
直線に入ったときには絶望的な差になっていて負けた感じ。
前々走は2番手追走から堂々と進めたが、
勝ち馬があまりにも強すぎて、ぶっちぎられて負けた。
3走前は、好位のインにいたが、嫌気が差したようにすぐ失速。
4走前は、中団の後ろでジッと進んで末脚を伸ばして3着。
5走前は、中団のイン待機から早めに動くも、最後伸びず差されて4着。
6走前は、2番手追走から粘りこむも差されて4着。

意外と何でも出来そうだが、手応えほどに伸びない感触
特に、かなり手応え良く早めに先頭に立とうとすると、
そこから伸びれずに必ず差し返されているいるのは印象的。
逃げてしまうか、思い切って差すか、どちらかが良さそうだ。
スタンダードな好位差しはあまり合ってない感じがする。
師によると気難しい馬らしい。力はけっこうありそうだが。

ここはエンブリオとボンバルディエーレが人気を分け合うだろう。
続いてショウナンアゲイン、ロトスカイブルー、アドバンスピール、
この3頭が売れて、上位は混戦ムードか。
勝てるかどうかは何とも言えないが、良い勝負にはなりそうだ。




9R 八ヶ岳特別 芝1800m ダノンヒデキ
加藤征厩舎、ダンスインザダーク産駒の4歳牡馬。
少頭数で、それほどレベルは高くない一戦だと思われる。
追い込み届かずが続くサトノエクスプレスが、
今度こその形で少し抜け出して1番人気か。
続いて、復帰2戦目でメドをたてたドリームガードナー、
それから、中山で凄い追い込みを見せたダノンヒデキ、
そして東京はあまり良くないシングンレジェンド、
この4頭が中心となって馬券が売れてレースが進むはず。

VTRを見れば一目瞭然だが、
前走のヒデキは中山が災いしたとしか言えない負け方。
と言っても、3歳秋からピリッとしなかったヒデキにとって、
最後の猛追は何かのスイッチになりそうな予感がする。
前で何も出来ずに地味な失速が続いていた近走から一転して、
勝利を意識しても良いだけの気配を取り戻したと言えそうだ。
今度は東京に変わって大きく差し込んできたい。
頭数が11頭と手頃になったのもありがたいし、
サトノエクスプレスという格好の目標もいる。
前で最初に抜け出すシングンとガードナー目掛けて、
どれだけの脚を使う事が出来るか、とても楽しみだ。

それと同時に、メインでどのあたりを走るかの判断も出来るはず。




10R オアシスS ダート1600m ナムラハンター
松永昌厩舎、ワイルドラッシュ産駒の5歳牡馬。
ベテルギウスS4着、仁川S6着、コーラルS4着、
OPでそこそこに戦ってきて、今回は東京のマイル戦。
現在のダート路線のOP特別は本当に大混戦の一言。
このハンターもまさにそう称するしかないんだけど、
「中堅」と呼んで良い馬がめちゃくちゃ存在しているw
今回も、近走で戦ってきた馬が山ほどいて、
じゃあ力関係がはっきりしているから楽じゃないか、
というとそんなことはなくて、勝ったり負けたりだ。

一つだけ言える事があって、
ハンターはけっこう幅広い距離をこなせる馬なんだけど、
マイル以下の距離になると序盤に必ず置いていかれる。
それで、最後に良い脚を使ってくれるが届かない。
これをどのように乗るかになる。
4走前、今回と同条件のG3・武蔵野Sでは、
直線入り口で前が詰まりながらよく追い込んでの7着。
あの感じだと、覚悟を決めて追い込んだほうが良いのかな。

ただ、このレースは土曜の京都新聞杯とは真逆で、
16頭中13頭が差し馬というあまりにも極端な構成。
どうしたら良いのか、よく分からんね。
過去走からは、物理的に前に行けてないから待てば良いと思うが、
もしかすると、展開利を求めてある程度動いていけるのかもしれない。
まあ、レースを見てのお楽しみって感じかな。
ダノンカモンとシビルウォーが人気を背負うんだろうけど、
この2頭はそんな信頼感はないよね。
まあ、他の事を言うほど・・・だけどw




11R NHKマイルC 芝1600m ダノンシャンティ
松田国厩舎、フジキセキ産駒の3歳牡馬。


アンカツ手記・木曜日------------------------------


5日はさわやかな五月晴れの下、予定通り、
NHKマイルCに出走するダノンシャンティの追いきりに騎乗しました。
前走の毎日杯の前に跨った時には、
テンションの高さが気になったものです。
それが、先週の追いきり、そして今週の最終追いともに、
馬に落ち着きが見られ、堂々としていました。
松田国さんが日ごろの調教で、縦列調教の先頭を歩かせるなど、
かなり工夫されたと聞きました。

まだ心身ともに成長途上にある若駒は、
ちょっとしたことで影響を受けます。
携わる人たちの努力が馬に伝わって情緒が安定し、
余計な動きをしなくなったのだと思います。
案じた燃え過ぎる面が良い方向に向かっているのは何よりです。

動きのほうも満足のいくものでした。
併走相手の3歳OP馬ロングロウが行くだけ進み、
指示通りにラスト1ハロンだけ少し伸ばすと12秒1で一気。
余力十分にスッとリードを奪い、53秒6で駆け上がりました。
身上の瞬発力は素晴らしいものがあります。

このように、肉体、精神面共に自信が持てます。
共同インタビューでは、お決まりの距離への対応について質問を受けました。
マイル戦の経験がなく、G1舞台での初距離。
心配する向きもあるかと思いますが、僕は大丈夫と答えました。

1800mを基準にしたとき、
1ハロン延びて2000mに挑むか、
逆に1ハロン短縮の1600mに臨むかを考えた時、
現時点では後者に軍配。
鋭いカミソリ脚を生かすには、東京のマイル戦はぴったりです。
今回のメンバーには、既にマイルを勝った馬もいて、
ライバルは少なくありません。
だからこそ乗り甲斐があるというもの。
頑張ってきます。


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最終追いきりは強すぎず、かといって緩めすぎず、
コンマ1秒すら大事にするように、慎重に行われた。

53.6-39.3-25.2-12.1
14.3-14.1-13.1-12.1

このようなラップを刻んで今回の大まかな仕上げとした。
見事なまでに1秒ずつペースを上げていく走り。
コントロールが効く、という言葉がよく分かる調教だろう。
大目標が次である為、本気で仕上げていないのは確か。
9割5分、くらいの仕上げであるだろうと思うが、
それを完璧に成し遂げる事が出来たんじゃないかと思う。
実際に動いている映像を見ても、惚れ惚れする走りだ。


ほとんどの馬がこのレースを大目標に仕上げてきた中、
プリンスとシャンティだけが次を目標と公言してレースに臨む。
一段上のところから、他を見下ろしつつのレース。
こういう時は、よく脚元をすくわれる事があるものだが、
(ウイニングチケットの皐月賞や、
 エアグルーヴのエリザベス女王杯あたりがとても有名か。
 伊藤雄師ばっかであれだがw)
松国さんは強い覚悟を持って、綿密なスケジュールを組んでいるので、
そのような不覚を取る事はないだろうと信じている。
なんといっても、松国厩舎には圧倒的な経験と実績がある。
クロフネ、ギムレット、カメ、ブラックシェル・・・。
毎年のようにこの道を戦っている。本当に慣れた道だからね。


マイルへの対応については一切の不安無し。
次のダービーについては考える事がいろいろとあるだろうけど、
今回は本当に不安なく、力を出し切れば大丈夫という構え。
後はサンライズプリンスとの力関係、全てはそれに尽きるだろう。
どちらが本物なのか、決着をつける時がやってきた。
もしくはどちらも本物で、戦いの場は次へ移るのか。
レースが本当に待ち遠しい。