アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2008-05-19 23:45:55 | 競馬
土曜 東京
3R コイタロウ 9着
「ハミにモタれる感じでダラッと走っていた。
 もう少し距離があったほうが良いかもしれないね」
んー、これは気合いが足りなかったか。
3ヶ月の休み明けなので仕方ないところはあるが。
道中ピリッとせずダラダラしてたってことは、その分距離は持つだろうから、
この距離に関してもやってみないと分からないような気がする。
もう一回出てきたときだな。もう一回買ってみるつもりだ。


8R ラインステッチ 6着
「馬体に余裕があったので無理せず好位から。
 道中は良い感じだったけど、甘くなってしまったのは体に余裕があったから。
 この距離は問題なかった」
アンカツが敗因を断じるのはけっこう珍しいこと。
普通は、今週の他馬のコメントなんかからも分かるわけだけども、
こうすれば良かったかなとか、こう思うとかで語ってくれるんだけど、
ここについては馬体が緩いと言い切っている。
プラス16キロは馬体が戻ったと思っていたんだが、
どうやらそうじゃないみたいだ。次に注意してみたい。
まあ、体重とは別に内面が変わることがあるから、決め付けはできんだろうけど。
とにかく次走でも買いたい馬だな。


10R パパラチア 3着
「初めての距離だったけど、
 道中は良い感じで走っていたし、まったく問題なかったね。
 自分の競馬は出来ました」
好スタートをきってから、周りを気にせずジワジワ後退して溜める競馬。
久々にアンカツらしい競馬を見た気がして嬉しかった。
溜めた甲斐あって、追われて鋭く伸びてきて、
ちょうどゴールのあたりで脚が一杯になる感じの絶妙の競馬。
アンカツ自身も満足されているようだが、俺も大満足のレースだった。
ここは相手が強かったね。牝馬限定ならマイルでも楽に勝てそうだ。
牡馬相手でもこれくらいはやれるだろうけど、
もうちょっと余裕を持って挑むなら、1400mだと思う。


11R キングストレイル 5着
「スタートは良かったし、一番内は悪くなかったので、そのまま行った。
 道中も楽だったが、最後は1頭になってしまったからね。
 他の馬に並ばれればもうひと頑張り出来そうだが、
 何か本気じゃない感じで・・・」
スタートが速すぎたくらいだが、上手くインで溜めれていた。
ロスがまったくない競馬で内から鋭く抜け出したときは、
これは勝ったと思わせてくれたんだが。
俺も予想段階で、好位に待機して、直線前で粘る馬を目標に追って叩き合えば、
後ろからの追撃を振り切れるんじゃないか・・・との願望を書いたが、
残念ながら、こちらの速さについてきてくれる馬が1頭もいなかったw
キングストレイル以外の先行勢が非常に弱かったのが大誤算だったね。

それはそれとして、またも本気じゃない感じのコメント。
歳をとって、走る加減をする馬ってのは結構いるものだが、
この馬も、そんな老獪な心を持っちゃってるのかなあ。
スプリントで急かせるくらいが良い気がする。
昨年好走しているスプリンターズSが楽しみ。
その前に函館あたりのスプリント戦はどうだろうか。



日曜 東京
2R ヤマノテイオー 9着
「重たそうな走りだけど、良い先行力がある。
 ただ、追い出してすぐ反応するタイプではないからね。
 もっと早く動いて惰性をつけて行ったほうが良かったかもしれない」
追ってすぐ反応しないってのは、
直線入り口の辺の攻防でなんとなく分かる。
外から来ていたスピードアタックにまったく反応できず。
そのおかげで、勝ち馬ケイアイプラウドを最後まで苦しめたけどもw
こうしたほうが良いかってのはなんとなく見えたようなので、
またアンカツが乗ることがあったら、もう一回買ってみたいね。


3R ホウライブライアン 2着
「最後は凄い脚でした。
 やっぱり中途半端に前に行くと駄目なんですね。
 今日は最後まで良い脚を使ってくれました」
これはアンカツ的に納得のレースみたいだ。
俺も、やっと力を引き出せたなあと思った。
届かなかったのは、先行していた2頭以外が弱すぎたせいで、
じっくり行けばこれだけの脚を使えることが分かった以上、
次のレースでは、外に出すタイミングを計るだけだから楽。
外枠なら、勝ったも同然だろう。


4R ダイワプレシャス 6着
「道中は流れに乗ってリズム良く走れたが、
 追い出してからは頭が上がって伸びを欠いてしまった」
これはちょっと敗因が分からない。頭が上がった原因がよく分からないね。
最後まで粘ってるし、苦しくなってという感じでもないと思うんだが。
これまでと違ったのは、距離が長かったことと、直線が長かったこと。
このあたりに原因があったのだろうか。次走の取得に悩みそうだ。
凡走でもある程度は走れることが分かったが。


5R エクスプレスワン 1着
「中間のゲート練習が実り、今日はスムーズなスタート。
 スローペースでも上手く折り合えたように、レースも上手でした。
 着差以上に楽だったので、昇級しても楽しみです」
これは文句なしのレース。
前走は4角までの見かけだけだったが、
今回はそれを1つのレースとして綺麗に仕上げた。
当面はこの競馬で今後戦っていくことになるんだろう。
いずれ壁にぶつかったとき、作戦が別にあるのも自信になる。
この馬は大きく出世すると思う。重賞で乗って欲しい馬だ。


10R アントニオマグナム 4着
「前半はゆっくり行ったんだけど、終いが甘くなるね。
 追ってからもう少し味があれば良いんだけど・・・。
 外枠ならもう少しゆっくり行けたんだけどねえ」
まず好スタートからダッシュがつきすぎて先頭に立ち、
そのすぐ後にハナを叩かれたのが痛かった。
アンカツとしてはゆっくり行きたかったんだけど、
アポインテッドの池添は絶対に逃げる気だったようだ。
アンカツの言う通り、外枠ならもっと穏やかに下がれたんだけどね。
内で逃げそうになってるところを、外から交わされるのは辛い。
それはそれとして、今回はタマモグレアーという伏兵が頑張りすぎだった。
やたらと早めに絡んできて、動かざるをえなくなってしまって、
案の定、最後の最後に脚がなくなってしまった。
そのタマモには2着に走られてるから文句のつけようがない。
今回は素直にタマモグレアーが強かった。
1200mなら当然もっと楽になるだろうけど、
1400mでも外から好位追走なら、もっとやれるはずだ。


11R ジョリーダンス 7着
「直線で外から入られる不利はあったが、
 一瞬でビュンと抜ける脚があればそうはならなかったんだけどね。
 そこでモタモタしてしまったから。
 ペースが遅かったからもっと行けば良かったのかもしれないが、
 行けば他の馬も早めに来るしねえ」
直線半ばでニシノマナムスメに寄られて終わったんだが、
アンカツの言う通り、そこまでの脚のなさですでに負けていた。
前がふさがるまで、結構な時間前が空いていて、
抜け出せそうで抜け出せないままにジリジリしてるところを、
前に出られてから入られたんだから、これは完敗だ。
瞬発力ならウオッカやベッラレイアに次ぐくらいだと思っていたんだが、
今回は完全に劣ってしまったな。

イフの世界。
行ってしまえば、また違う結果が待っていたのは間違いないけども、
アンカツが最後に言っている言葉が本当に大事なこと。
誰だって1秒も考えればすぐ分かる当たり前のことなんだけど、
しかし、何かが気に入らなかったときにはこれを忘れてしまいがち。
「自分が動いた時に、他の誰も動かない」なんていう
「自分にだけ都合の良い世界は存在しない」んだよね。


12R シルクウィザード 1着
「能力が全然違うね。
 調教ではボケッとしているから不安が一杯だが、競馬になると違う。
 返し馬からピリッとしているものね。
 強い競馬だったし、上に行ってもやれることは間違いない」
ただ褒め称えるのみ。
1年ぶりだったが、衰えることなく帰ってきてくれて嬉しいね。
しかし、ここまで調教で動かない馬だったかなあと過去を振り返ったんだが、
2年前に函館で良い競馬をしていたときは、めちゃくちゃ動いてたw
これは、まだまだ上積みは大きそうだ。
今回は、調教段階ではまだ実戦感覚が戻ってこなかったのが、
久々に競馬場に入って、気合いが乗ったんだろうなあ。
ゴールのちょっと前に、アンカツがもう良いよって感じで手綱を緩めたが、
これで終わりですかとばかりに、思いっきり走るのをやめている感じもありw
いろんな意味で賢い馬だなあと思わされた。
故障がちな馬なので、とにかく無事に行って欲しいね。