アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

アサクサダンディ回避

2008-05-06 21:51:43 | 競馬
アンカツ手記・火曜日----------------------------------------

アドマイヤモナークで臨んだ春の天皇賞は6着に終わりました。
コンマ9秒差だから、大きく負けたわけではありませんが、現時点では完敗です。
先週書いたように、最近のレースに比べ相手が揃っていて、
G1では壁があったと認めるしかありません。
京都競馬場の芝は乾ききっていて、追い込みタイプにはひと雨欲しかったというのが実感。
おまけに直線で内が密集していて、外に出さざるを得ないちょっとした誤算も響きました。
残念です。

勝ったアドマイヤジュピタは、モナークと同じ近藤利一オーナーの持ち馬。
4頭出しという大攻勢の中から勝ち馬が出て、良かったなあと思っています。
大きな骨折をした馬を立て直された友道調教師に対しても、心から祝福したいと思います。
ジュピタには、2年前の3歳春に一度、オープン特別に乗せてもらって接戦3着でした。
おとなしくて乗りやすい馬という印象が残っていますが、
当時よりも30キロ近く大きくなり立派に成長したものです。

成長といえば4日の紫野特別を逃げ切ったダイシングロウも大いに期待できそう。
まだまだ力むところがあって、現状では距離に壁がありますが、
マイルから千八百メートルぐらいなら将来が楽しみ。
ハナに行って33秒9という上がりタイムは、伊達ではないと思っています。

さて今週は、3歳馬によるマイル王決定戦のNHKマイルカップです。
メンバー表を見渡すと、数頭、いやそれ以上に強敵が並んでいます。
僕が乗るアサクサダンディも有力どころの一角、
さらに言えばトップレベルの実力があると思っています。
明日は、2度乗せてもらって分かったことを書きます。

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モナークについて振り返ることはもうほとんどないかな。
スルタンの作った速い流れから、キングスのマクリによるペースアップ。
この流れにもろに巻き込まれた馬たちは沈没したが、
この全体の流れに惑わされることなく、
ゆっくりと入ってジワジワと加速していって最後に賭けれた。
映像を見る限りは離されてくっついてだからモナークがチグハグに見えるが、
ラップから見ると、一番スムーズなレースを出来ていると思われる。
内に飛び込めなかったのは残念だけど、これは仕方ないしね。
モナークとしても、全体としても、素晴らしいレースだったと思う。
ひと雨あればまた違う結果になったのだろうが、
完敗だったなあと振り返れるレースだったのは幸せなことだ。
2400m以上のG2ならば堂々と本命として挑めるくらいの走りは出来た。
次は、もし体調が良ければ、目黒記念に使って欲しいね。
それから秋にはメルボルンCを目指して欲しいものだ。
ジュピタは回避するようだが、モナークは無事なら行くことになると思う。

それはそれとして、悲しいニュースが。

アサクサダンディ 感冒のためNHKマイルを回避
ということになってしまった。
これは痛い。普通に勝てると思ってた。
前走を検討しているときにも、心配として書いた記憶はあるけど、
今年に入ってから毎月のように使ってきていたので、
そろそろ疲労は溜まってきているだろうとは思っていた。
先週の調教が軽かったので、ここのケアさえしっかりできればと思っていたが、
発熱という形で悪い方向に出てしまった。

症状自体は非常に軽いもので、
今日6日も普通に馬場に出て運動しているくらいだから、
使おうと思えば使うことが出来るくらいのレベルの話。
ただ、これで出走して全力を出せるかという話になったら、
それは無理だろうということにもなる。
ここで競争生活を終わらせるつもりなら出走もありだろうが、
先々重賞をいくつも制する馬だろうから、この選択は当然だね。
これで使えるレースがかなり限られてしまうので、
このまま放牧に出れば良いんじゃないかと思う。
秋に1000万から始動するか、夏に福島の3歳重賞を使うかだろうな。


週中にいきなり騎乗馬がいなくなってしまったわけだが、
これでリーガルスキームということになるんだろう。
抽選対象だが、なんとか突破して欲しいものだ。
ダートで2戦2勝、どちらも圧勝、初めての芝。
本当に未知の中の未知の存在で、もしかするかもしれない。
まずは抽選突破を祈るのみ。