ゲーム・コミック・遊び雑談

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特殊報道部 (PSV)

2013年09月18日 21時38分10秒 | 携帯用
 PSVの「特殊報道部」をやりました。まだコンプはしていませんが、ほぼ終わっています。

 近くの量販店の処分品で割安で買ったのですが、発売が2012年の8月。超常現象をテーマにした物語で、マヤ文明の例の12年の終末説も出てくるのでタイムリーにプレイすべきだったかも知れません。元々そういう気がなかったのでしょうがないですが、プレイ後の感想としては結果的にそういうものを感じました。

 ゲーム性という点では他の人達の評価の通り、殆ど選択の余地のない見ているだけに近い代物ですが、個人的には話の方が気に入ったので良かったと思います。レビューでも、「これをフルプライスで購入された人は……」とありましたが、確かにそれを言われると手放しで良作と言い切れる自信はないですね……。私の場合は安価で手に入ったので満足していますが。
 結局の所、1800~2500円くらいだったらまあまあお得(その感覚も何とも言えませんが、値段に左右されるというのか)、それとさくさくプレイして終わらせたい人向けという感じでしょうか? ゲーム性を求めて、悩み、攻略に燃えたい人にはお勧めではないと言えそうです。


 真剣に報道の道を目指した主人公が、眉唾物とも言える『トクホウ』(特殊報道部)に。怪奇現象が現実に起こる、それを大多数の人達は知らない、そんな世界でトクホウにしか出来ない真実の報道を見出す、そこら辺の誘導の仕方は参考になります。

 各話の最後のトクホウの番組では、事実を真剣に伝えているはずであるのに、実際に視聴者の立場でこの番組を見たら「いかにも眉唾物のウソくさい番組だなあ」と感じるだろうなと思える、そんなもどかしさのようなものが伝わってくるような所にシュールさというか何とも言えない妙に良い味を感じてしまいました。

 各話は主に2通りの分岐があって、全てプレイしないと真のED.には行けないようです。それが一種のパラレルワールドとして話に組み込まれている所に「はあー、なるほど。これがゲームらしいシナリオというものか」と感心しました。これを小説としては全部表現するのは不可能なのかな? ゲームブックでなら出来るのか? と余計な事を考えてしまいました。