ゲーム・コミック・遊び雑談

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岩鬼建設倒産の時の話 (コミック)

2010年06月04日 23時55分31秒 | コミック・アニメ
何気に唐突に思い出しました。思い出し感動とでも言うのでしょうか・・・?

ドカベンで山田達主人公の1年の春の甲子園大会の決勝戦の最中に岩鬼の父の会社が倒産するという話が出て来ます。

岩鬼(正美)の兄3人は1人では何も出来ない連中で、しかし岩鬼は1人でも立派に生きていける一人前の男であると、こんな逞しい男に育ててくれたあの『おつる』にお礼を言いたい、と岩鬼の父が言った台詞が急に思い出されました。

読んでいた当時は岩鬼というのは乱暴者でろくな奴じゃないような印象を持っていましたが、今になって思うと物凄く魅力的な男でした。

そしてその続きを思い出しました。岩鬼がプロ野球球団のメッツから入団の内定の話が来ました。それにO.K.すれば契約金を前金として受け取れるような・・・?細かい所は忘れましたが、それによって岩鬼建設は助かる筈でした。

ところが岩鬼の父は「お断りします」。

子供に助けてもらうほど、俺はまだもうろくしていない。元々裸一貫で始めた会社だ。自分の会社を助けるために、息子の将来を勝手に決める訳にはいかない。

「しかし向こう2年間のうちにケガでもしたら、元も子もないですよ」
「逆に、2億・3億という価値のある男になっているかも知れない」

メッツのスカウトは呆れて帰ってしまいます。そして正美に「わしはあてにしてるんだぞ。お前の契約金を」などと言います。「それに比べたらお前の学費なんてスズメの涙だ」

なんてカッコいい父親でしょう。そして某G球団に行ったT選手の父親もこうだったら・・・などと余計な事を考えました・・・・・・