ゲーム・コミック・遊び雑談

TVゲームの話がメインですが、コミックやその他の遊びなど色々と。お気楽な話から業界への苦言まで。

カイジ・・・ (コミック)

2009年09月01日 21時59分31秒 | コミック・アニメ
ヤングマガジンで再開された「カイジ」ですが・・・(余談ですが、一時期かわぐちかいじさんと組んでいたのは名前のせいでしょうか・・・?)、あの御曹司の書いた小説の話は何と言うか人間の内面を抉る(えぐる)ような胃が痛くなるようでもあり面白い話ですね。

ヤクザの組長に捕まった若い男女。男女の方が不義理というか落ち度があってそのまま消されても文句の言えない状況、敢えて直ぐには消さずにあるゲームというか余興の中で公開処刑のような形にされます。

黒ヒゲ危機一髪のようというかマジックの箱のような物の中に二人とも入れられて、それぞれに7箇所の剣を刺し込む穴が開いている・・・そのうちの何箇所・・・いくつだったか忘れましたが(9個?)、剣が通らないように鉄板が入っていて、その箇所には剣を刺してもセーフだけど鉄板がなければモロに体に突き刺さります。

男女に交互に番号を言わせて、その番号の穴に剣を刺して行く・・・2人で計14箇所の穴に9本の剣を刺す・・・もし運良く生き残ればそれで開放される。

7箇所のうちの2つは足、残り5つは胴体です。最初男(達也)は「俺が亜理沙(女の名)を守る」とカッコ良く言っていましたが、1本目は鉄板でセーフだったが2本目はグサリと・・・ここで男は現実に返ります。

足だから死ぬ事はなかったがこの痛み・・・冗談ではなくあの組長は殺す気だ・・・

とうとう男は女の番号を言い出し、女は足の2本ともがモロに刺さります。

男女の気持ちが途中から変化します。男は最初は自分が剣を全て受けるかのような口ぶりだったのが、女の体にも刺させるようになり、女は「守ってくれると言ってたのにその気がないじゃないか」と。

男はそれでもまだ足を優先して、残りは運良く鉄板で凌げれば生き残れるか・・・と期待をこめていましたが、女が番号を言う順番となり残り女2回、男1回の指定という状態の時に組長に「残り自分の指定する回数2回分を今一気に刺して欲しい」と申し出る・・・

つまりこのゲーム(?)は先に相手の胴体を刺して殺すゲーム・・・相方が死んでしまえば、9本のうち7本は死んでしまった相手の体で受けてもらってあとの2本は自分の足を刺して生き残る・・・そういうゲームだ、と女は気付いた(?)。

組長は「バカな亜理沙が、よく気付いた」とその2本刺しの特例を認める・・・そこまでが先週でしたが、今週の展開は何となく想像出来ましたね。

男の体に2本の剣が刺される・・・1つは鉄板だったがもう1つが遂にヒット・・・

女は「やった」と喜びます。男が死ねば、男が残している1回分の指定は出来ないので、もう1本も男に受けてもらう・・・これで生き残った・・・その筈が・・・

亜理沙が気付いたのは明暗の暗の部分。もう一つの面があった・・・

組長「人はそう簡単に死なない」・・・。まだ息がある・・・ならば男に言う権利がある。

ここで今迄の亜理沙のしてきた事が問われる・・・お互いの生存を望んできたのなら・・・愛があれば・・・男は自分がこうなったのだからせめて亜理沙には生きてもらおう、と残りの1本を自分で受けただろう・・・しかし・・・

まだ口がきける、ならば聞こう・・・。男「亜理沙の3番・・・」


何となくこうなるような気がしていました。恐らく二人とも助からないのでしょう。