ホテルの朝食です。中国人の団体旅行客は、どん欲に観光スケジュールを組むので、
だいたい朝一番に食堂が混むことになります。なので私はいつものんびりと遅くに^^;
きれいに晴れています。なのでこの日はバイカル湖のフェリーに乗り、対岸のポート
バイカルに渡ることにしました。
船着き場には、こういうモーターボートをチャーターした旅行客もちらほら。
フェリーがやってきました。なんか美しくない形状ですね^^;
瀬戸内海の連絡便と同じで、車を乗せて短い距離を往復するだけなので、流線型にせず、
四角い地面を切り取ってそれが移動するという感じになるわけです。
対岸のポート・バイカルには、ご覧の通り線路があります。むかしむかし、シベリア鉄道
が建設されているとき、ここのバイカル湖付近だけが最後の難所で残ってしまったそう
です。冬には凍結するので、その上を橇で連絡したり、なんと氷の上に線路を一時的に
敷いたりもしたとか。
そして全面開通したあとで、のちに山越えの新しい路線が造られたとき、ここの一部
だけが残されてしまったとか。まるで新幹線ができて、高崎から横川まで残された行き
止まりの路線のよう。「盲腸線」なんて言うらしいですね。
ちなみにこのフェリー、乗る時にも、乗っている間にも料金を支払うタイミングがなく、
降りるときにはみんなバラバラと降りてゆきました。誰も払っていません。無料なの?
しかし帰ってくるときには、数十円だったかの料金を船上で払いました。片道だけとる?
この行き止まりの盲腸線、いまは観光列車になっていて、なかなかの人気だそうです。
リストヴャンカから見たバイカル湖の景色は、細長い湖を横から見ているので、対岸の
山が連なる様子が見えていましたが、ここポートバイカルからは湖が縦の方向に見える
ので、水平線がきれいに見えます。一番奥は東京~大阪間よりも遠いんですからね~。
それにしても、水が澄んでいてとてもきれい。
2~30人のフェリーの乗客は、下船後にバラバラと散っていきましたが、だいたいは
この線路沿いに町の方向に向かって歩いてゆきました。
それにしても日差しが強くて暑い。稚内よりもずっとずっと北で、しかも山岳地帯だから
涼しいと思って上着まで持ってきていたのに(この時期、スコットランドだったら
セーターだぞ)、連日30度近い感じです。すっかり日焼けもしました。