さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

おじーさんはきれいずき 3

2010年02月26日 | 関西シリーズ

さて、本州最南端の串本を離れ、紀伊半島を海岸沿いに北東へ車を走らせ、
那智勝浦へ向います。途中こんな不思議な岩が並んでおりました。ぢつは助手席で
寝ていて、係長が撮影スポットを見つけて車を止めたのです^^;

さて一泊目、係長が選んだ宿は「国民休暇村」でした。

わたしは「国民」とか言われるとです(゜゜)

「休暇」とか言われると、大きなお世話だよ、という気にもなったりします。

国とか官僚とかに、ちょっとでも自分のアイデンティティやプライバシーに口出し
してほしくないわけです。

でも係長がよさそう、と選んだ宿なので、泊まることにしました(^益^;
特産のまぐろ料理も出るし^^;

チェックインでは感じのいいおねいさんが対応してくれました。ひとしきりやりとりが
終わって鍵を受け取ったときに、「あの、今日はバレンタイン・デーですので、
よろしければチョコをお配りしております」
と、ちょっとした包みをくれました。
それがっ(=゜益゜):;*.':; ちょっと恥ずかしそうにしてたんだー!(*´`*)ィィネェ・・・。個人的にくれるわけじゃなし、仕事なんだけどォ~^^; 
そのはにかむ様子がうれぴい(^^)b

これはいい宿ぢゃねーかー! おれがいつ休暇だろうがなんだろうが、勝手に国民扱いされようがなんだろうが、イイ!(=^益^):;*.':;

露天風呂は、太平洋を見渡すテラス式に2段になっており、広々して気持ちがいい。

2月の平日ということで、どこも空いていると思いきや、この宿は安くて感じがいいせいか、ほぼ満室!フル・オブ・じじばば!当然わたしが入る風呂は当然じじばっかなのです。おじーさんたちは、とってもきれいずきで、いつも洗い場で熱心に体を石鹸でゴシゴシ。。。 湯舟が混んでくると、場合によっては外を向けずに洗い場を向くはめになる。んでおじーさんの洗うのが見えるってわけだ(゜゜)w だいたいおじーさんたちは、体のすみずみまでタオルで洗います。椅子から腰がひょいと上がり、ケ○メドをごしごし…。足がぱっかり開いて、お○りのワレメからタオルが出たり入ったりw うしろから見ていると白いゴルフボールが見えたり隠れたり、という感じだ。。。

しかし和歌山県人(違うかもしれないけど)はそれだけではなかった。とあるじーちゃんは、うしろから洗う。トイレの大のあとに拭くようにだ。ケツをこっちに向けて、ひょこっと腰を上げたら、まるでスキーのジャンプで斜面を滑り降りてゆくスタイルというか、スピードスケートで滑走しているのを真うしろから見ているというか…。このつらい態勢でおじーちゃんは熱心にゴシゴシゴシ・・・。

念のために言っておこう。私はこんなものを見たいわけではない。凝視しているわけでもない。顔がそっち向いているから視界に入ってしまうのだ。

そしてついに出た。別のじーちゃんはタオルをねじり、その両端をにぎり、それをまたぐ形でスタンバイ。そして前後にゴシゴシゴシ…。みなさん、そこまでして局部を熱心に洗う必要があるのだろーかw(゜゜)w

さて、夜は係長と囲碁の対決であります。ついテッテイテキにやっつけてやろう!と大ナタ振り回すもんだから、足元すくわれちまって係長に逆襲されちゃうのですw

初日はボルドーでモン・ペラの赤。係長はワインがよくわからないというので、まずは王道から^^ コクのあるフル・ボディを体験です~(^益^)b


ホントの最南端へ 2

2010年02月24日 | 関西シリーズ

~というわけで、さっきの灯台はニセモンで、こっちがホントの最南端でした…。
車ですぐ。私は車を持っていないので慣れておりませんが、乗ると速いねェ。

まあホントの本州最南端といえば、あの岩場の先なんですが…(^益^;

後ろには食堂や土産屋が入っている展望台があります。ナイスに寂れておりまして、
展望台は1階のほかは閉鎖されておりました。上に登るエレベーターはまた300円!
さっき灯台に登るのに払ったばかりなのにー
ヽ(`益´)ノ 係長は「登ろうよ~」と主張。

なかに入ると「くじらラーメン」!日本の捕鯨船が命がけで「調査」してきた
くじらのお肉ちゃん。思い出すのは子供の頃に給食に出てきた「竜田揚げ」と
(年がバレるな^^;)、アイスランドで食べた素晴らしいステーキだなぁ。。。

さらに「まぐろカツカレー」!おお、日本のまぐろを西洋風にフライにし、それを
インドのカレーと合体させてしまうというこの異種文化融合のハチャメチャさよ!

うまくなひと思われ・・・(^益^;

ふたりが並んでいるということは、「誰が撮影したの?」というツッコミが入りそう。

が~らがらだったこのエリアですが、女子大生の二人組みが入ってきて、
「すみませ~ん、お願いしまぁ~す♪」とここの写真をお願いされたので、撮って
あげたんです。そしたらお返しに…
(^^;

男女ペアで撮るべきだったか、係長!

そういえば、離れた瞬間に係長は「年が離れすぎてますよね…」とつぶやいたなw

こーゆー状況では、「どっちがいいスカ?♪」とか言うもんだが…(゜゜)

展望台に出ると、さすがに視界が開けていい景色。一緒のエレベーターに乗った
女子大生はすぐに帰ってゆきました…。

むこうにさっき登った灯台が見えています。


南紀 係長と行く南方熊楠の旅 1

2010年02月21日 | 関西シリーズ

南方熊楠は江戸末期に生まれ、昭和の太平洋戦争勃発の年に死んだ。日本にとっても
激動の時代に生き、その生涯も型破りの人生であったが、その思想のスケールの
大きさは常人離れした、まさに巨人ともいえる偉人でした。

熊楠は和歌山城下の豪商の家に生まれ、驚くほどの読解力と記憶力を持つ神童で
あった。また何日も山の中で昆虫や植物の採集を行い、天狗というあだ名がついた
ほどである。

中学を卒業してからは現在の開成高校から東大へ進むが、落第して国へ帰っている。
その後サンフランシスコへ行きパシフィック・ビジネス・カレッジ、その後ミシガン
州立大学へ入学しているが、学位は取得していない。英国へ渡り、ロンドンでは主に
大英博物館で研究し、多くの論文を発表している。

日本や英国の大学での教職の申し出はすべて断り、生涯あらゆる組織に入ることを
せず、金もうけや地位に関心がなく、権威というものから距離をもっていた。それだけ
自らの思想的探求を大切に考えていたからであろう。私のような小人にはとても
できることではありません。ただこれは「本物」だという生き方であることはわかる
気がします。この世の中、「金もうけ」と「権威」を取り払えば、残っているものは
いったい何でしょう。

さてさて、今回の旅の大きなイベントのひとつは、私の好きな「さいはて」で
あります。和歌山県の南端、串本は「本州の最南端」です。ここに行かねば
(^益^)b

東京・羽田から丁度1時間のフライトで南紀白浜空港へ着いてしまいます①。
和歌山県は新幹線の路線からはずれているのでアクセスの悪い田舎ですが、
飛行機は早いー
(゜゜)

空港から係長の車に乗せてもらい、一路南の潮岬へ②。それから熊楠の長く
住んだ那智勝浦の温泉に泊まります③。

そこから長く「秘境」と呼ばれてきた那智山中に入り、川湯温泉に泊まります④。
熊楠の「熊」をとったという、世界遺産である熊野本宮大社を訪れ、最後は
白浜温泉に泊まり①、すぐ北にある熊楠の住んでいた田辺の家を訪ねます。

もうすぐ大台に乗ってしまうというのに係長は、生涯旅人の私と違ってほとんど
旅をしたことがないという和歌山土着民です。さてさてふたりの珍道中。
いったいどんなものになるのかこれからご紹介致しましょう~
(^益^)b

ここは南紀白浜空港。うんうん、奈良でケビンと一緒に乗せてもらった車が
ちゃあんと待っていてくれました~
(^益^)ノ

すぐに南下して串本へ向いました。途中変な所に係長は車を止めました。
看板の字が欠けていて読めやしねえ。「恋人岬!」彼女いない暦ウン十年の
係長は、「立ち入り禁止」という透明な恋人の肩に手をかけて記念撮影。
若干むなしゅうございました…
(゜゜)

串本に到着し、最南端の岬に行く前にまずは腹ごしらえ。車に乗せてもらうお礼に、
係長にご馳走しなければいけません。さすが港町だけに寿司屋がいくつも並んで
います。係長が選んだ店に入ると、そこのネタはすべて地元で取れた新鮮な魚だとか。

右側は私の「上」。左側は係長の「特上」であります(=゜益゜):;*.':; 一番下の
真っ赤なネタは、くじらだそうです~
(^益^)

運転をしない私は、失礼して一人で一杯やらせてもらいました(^^)b

そしていよいよ岬へ。そこには灯台があり、入場料を払って上に登りました。
これがそこからの景色。画像をクリック!小学生のときに遠足で来たという係長、
「なんかここは記憶と違うぞ…」と言います。そうです。あとでわかったのですが、
ここから少し東へ向ったところに、本当の「本州最南端」があったのです。
入場料返せー
ヽ(`益´)ノ

一階にはむかし使われていた灯台のライトが置いてありました(^益^;

こいつのお嫁さんになってもいい方がいらっしゃいましたら、どうぞ先着一名です!

*当方一切の責任は持ちません。


英国の旅を終える 15

2010年02月14日 | 英国

ケビンを訪ねてニューカッスルへ行き、ポルトガルに渡って西のはずれまで行き、
ロンドンに帰ってきてから博物館巡りをした今回の旅は終わりに近づきました。

最後はテムズ川のほとりを散策しました。

レオナルドの受胎告知を5週間かけて地面に書いたとか^^; 
雨にも消えないのかぁ?

ここらには大道芸人が沢山います。なかなか芸達者な演奏をする連中が素晴らしい
音楽を披露しています。そしてこんな変なカッコウをしているやつらも(^益^)w 
左のにいちゃんのほうにコインを入れてやると、ロボットのようにカクカクと
おじぎをします。右のおねいさんのほうにお金をいれると、扇子をパタパタと
揺らしたあとで深々とおじぎをします。何時間も動かないのは大変そう(^^;

この日に一番観客を集めていたのは、日本からきているケン玉ショー。これが驚く
ほどの神業!帰国してから、NHKの番組に出ていましたよ^^ このとき少し
ビデオにこのパフォーマンスを撮りたかったのですが、なんとカメラが電池切れ~
(゜゜)

小さな子供たちに人気だったのは、でっかいシャボン玉でした~。

そして今回の旅も、ついに終わりとなりました…。

 

今回博物館巡りをしていて、陳列品の沢山の顔を撮ってやろうと思いつきました。
そのときに頭の中に流れたメロディーが、なぜか「南国の薔薇」。↓お時間が
ありましたらご覧下さい~
(^益^)b

http://www.youtube.com/user/sakichi21#p/u/6/WzxdSzKjC1Q

 

さて、明日から和歌山の係長を訪ねて南紀の旅に出てきます。

和歌山、そして南紀といえば、南方熊楠です。江戸末期に生まれ、明治時代に
アメリカへ渡り、フロリダからキューバまで行き、それからロンドンに滞在して
博物学、生物学、民俗学、宗教学などを研究した破格の偉人です。彼はあまりにも
規格外の人物で、その生涯と業績を概観するのはとても難しいですが、南紀の旅が
終わったら少しご紹介しましょう。

彼が何年にも渡って読書と研究にいそしんだロンドンの大英博物館、ヴィクトリア&
アルバート博物館、自然史博物館をご紹介したあとですから、なんとピッタリな流れ♪

世界遺産となっている熊野古道、那智の山中には死者の霊やら精霊やらが出没する
そうで、あの世との境になっている秘境だそうです。オバケに会えるかどうか、
お楽しみに~
(^益^)ノ


ヴィクトリア&アルバート博物館 14

2010年02月12日 | 英国

さてロンドンの博物館巡り、最後はヴィクトリア&アルバート博物館です。

入り口には「入場料タダ!」といくつもののぼりが…(^益^;

豪華な金銀食器が並んでおります。ガラスには広い中庭が写っていますね。
写している人も…(^益^;

こーゆーのが好きな人もいるかと思って写してまいりました^^ どうぞクリック!

そうれ、もうひとーつ! ○Oo。―y( ̄∇ ̄;)プハー

なにせ大英帝国の王室ゆかりの博物館だもんですから、金銀財宝の多さに目が
まわりますw 
久しぶりにいろいろ見て回った一日でした。疲れた~(^益^;