小樽の朝を迎えました。ホテルの窓から目の前には昨夜バーに行ったオーセントホテル。
向こうに見えるは天狗山。手前にはすぐ横のアーケイドの屋根が見える。
ぶらぶらと運河にやってきました。午前中から観光客がワラワラ。
うわー、運河を巡る観光船に行列だ。ガイコツ人ばっかり!
朝、最上階の大浴場から港に見えていた巨大な観光船。これを見に来てやろうかと
やって来たら、どうやら昨夜着いたらしく、朝食を済ませた乗客がゾロゾロゾロゾロ
降りてくる。何千人? みなさん長い航海のあとにようやく上陸ということで、
嬉しそうに陸を歩いています。だから観光船にすごい行列だったんだ。しかし船を
降りて船に乗るって。。。(^益^)w
なじみのラーメン屋、北伊所に。誰もまだ来ていない早めの時間に行きます。仲良しの
おばちゃんとゆっくりおしゃべりできるからです。2年続けて4~5月には何度となく
通ったので、こんな時期に入っていったら「あーれー?!?!」と驚かれる。
どこでもなじみの店ではそうなります^^; 幸い他の客はしばらく来なかったので、
1時間くらいお話しができました♪
するとアジア系の若い女性が二人入ってきた。英語で注文を相談するのでおばちゃん
は全然わからないから通訳をする。スープは醤油、塩、味噌の違い、タンメンは
野菜が入っている、さらに小樽名物のあんかけ焼きそばの説明。少しはお役に立て
ました♪
やはり港に停まっていた豪華客船の乗客でした。アメリカの船で、おねいさんふたりは
ベトナムとシンガポール人。アメリカ本土からハワイを経て小樽にやってきて、これ
から青森と横浜に寄って、東南アジアに向かうとか。
そして「ラーメン買いたい」とか言い出す。ラーメン屋でラーメンを食ってて、
ラーメンを買いたいの?と一瞬戸惑ったら、袋入りのインスタントがほしいらしい。
そぉか、長い航海の途中で、部屋で食べたいんだな。そりゃあ毎日レストランだと
飽きるし金もかかる。というわけで駅前の長崎屋の地下が大きな食料品売り場だと
教えてやり、グーグルマップで確認してあげたのでした^^;
何やら街中にコスプレの人たちがあちこち歩いていたので何だろうと思っていたら、
「小樽アニメパーティー」なんてのをやってたのです。ゾロっとした格好でカツラ
かむって、すごく暑そうwww 夜の酒場では「仮装行列」と言われていました^^;
こんな車が商店街にズラーリ。こんなのに普段乗っているのか。。。
夜は高野酒店に御挨拶。社長に「あれー!?どうしたの??」と言われて、お決まりの
他の客に「この人、仕事してなくて酒飲んで歩いてるの」と紹介されるw
揚げたてのザンギは最高!
ここに来たら豊盃。最初は「純米大吟醸」で、次に「つるし」。 日本酒ファンと
しては世界最高峰の贅沢だよ! ちなみに社長は「写真撮らなくていいのか?」と
どんな客にも言います。そして「拡散拡散!」と、SNSに載せろと言います^^
そしてココですぅ~♪
ママさんも元気にしていました。他の常連さんたちも「あれー!どうしたの?」と
再会を喜んでくれました。こんなふうに迎えてもらって幸せものです。。。
今回は6泊するので、ボトルを入れました。5月に帰ったあと、いろんな常連さんから
「さきち・は東京に帰ったの?」と聞かれたそうです。今回は1週間通って、また
風のように帰っていきます~。。。
すすきののホテルをチェックアウトし、急ぐわけでもないので札幌駅まで地下道を
歩く。やっぱり札幌は人が多いな~w 暑くて混んでる東京から避難してきたのに、
人混みの中にいたくない。
改札口の前に人だかりがあったので嫌な予感がしたら、やっぱり事故! しかも俺が
これから乗ろうとする千歳線ではないか。とにかく掲示板に見える限り、小樽行きは
すべて運休。午前中の移動はできない。
まずは駅ビルの大きな本屋に行ってしばらく過ごす。俺が探していた本はナイ。
「投資系」「老後系」「コミュニケーション術系」を置かない本屋があれば、だいぶ
すっきりしていろんな本を並べられると思うのだがなあー。
そして何度も食べている駅ビルの十勝豚丼に行って早めの昼飯。いつも混んでいる
店だが、開店間もない時間なのですぐに入れたぞ^^;
正午を過ぎて、そろそろ電車も動き出したかと思って改札に行ったら、小樽行きは
まだしばらく出ない。しかもそれを待って乗れば、復旧後の最初の列車だから
きっとすごく混むぞ (;´・ω・)
ギュウ詰め列車だけはイヤなので、バスで行くことにした。バス停の場所を見て
みると、小樽行きは駅から一番遠い。なんと北海道庁の前だ。もはや「駅前」ではない。
ま、ヒマだししかたねえ。小樽行きの列車は全部止まっているから、バスに殺到して
行列ができてたらイヤだなあ~と思っていたら、全然待っている客はいなかった^^
バス停にいたら、こんな優雅なお馬さんがカッポカッポと通過していきました。
駅改札にあふれた乗客たちを見てうんざりしたが、意外にもすんなりバスに乗れた。
しかも一番前の席に座れたので景色も楽しめるよ^^
というわけでなつかしの小樽にやってきました。いや戻ってきたという感じか~。
まずは駅前の長崎屋の2階にある喫煙所で一服。このところ年に2回、来ているという
よりも滞在しているので、旅行に来たというよりは、まるで自分の田舎に帰省する
というような感じがする。なじみになったじっちゃんばっちゃんにみんな挨拶しないと
ねえ。ちゃんと土産も持ってきているんだよ^^
ホテルのチェックインタイムには少し早いので、「あまとう」に。コロナ禍では
閉まっていた2階の喫茶室が開いてるよ♪
なんと満席。少し待って座れました。昭和な感じのプリン・ア・ラ・モードでしょ^^
まわりの女性たち、しゃべるしゃべるしゃべる・・・( ゚Д゚) 女はしゃべる生き物!
なんてひとくくりにしたら今は怒られる世の中になっていますが、まあここは女が
おしゃべりにくる場所ですからね(^益^;
「女にモテるには」なんてくだらない記事をネットで見たら、「きちんと話を聞いて
くれる」「適度に相槌をうって関心を示し、共感の態度を見せる」とか書いてある。
生返事だとか、意見をしたりしてはダメ。「傾聴」の大切さです。しかしそれが
ファッションやアイドルの話題だとか、延々と他人の批判・悪口だったりしたら
キツいなあ。。。(´・ω・)
昔の小説を読んでいたら、一生懸命口説いてモノにしたくせに飽きてうんざりした
人妻に「そ~っとしておいてくれたらなあ」「どうして女ってのはそ~っとして
おいてくれないのかなあ」という自分勝手な主人公が出てきました。そいつに
前述の記事を見せたらどんな顔をするかしら(^益^)w
週末だったので、ホテルが高い! 安いのが選択肢にない! 以前に泊ったグリッズは
値段が3倍くらいだ。コロナ禍がなつかしく感じてしまうぞ。値段が高いだけあって
部屋は立派。下にソファーがあって、寝転んでくつろげる。
階段を上がってベッド。酔っ払い過ぎたら危ないぞ。。。 ここは二人部屋なんだね。
最上階にある大浴場も外にある露天風呂もどきがあって、港と石狩湾を眺めながら
リラックス♪
やはり運河には観光客がいっぱいいました。最初の夜は、なじみになった酒場の
知り合いと小樽ビールへ^^
そして2次会にはオサレなキャプテンズ・バーに♪ 4~5月に滞在していて
東京に戻り、そしていま小樽に戻ってきたら、なんかどっちが「戻る」んだか
わからなくなる感覚でした。。。
支笏湖を去る日は曇り。こんな日にやってきたら景色が楽しめないねェ。
到着した日にバスを降りるとき、乗り込む人が大変な行列でした。1時間あまりも
バスの中で立っているのは嫌なので、ホテルの送迎バスは使わずに早めに歩いて
バス停に到着。やっぱりそれなりに行列になっていましたぞ。本数が少ないからねえ。
一番に乗り込んだので、一番前の席に座りましたー。
途中でどしゃ降り!雨降りの予報じゃありませんでしたが、やはり山の天気です。
すぐに止んで、ここらは降ってない。
千歳から乗り込んだ快速は、新千歳空港から乗って来た乗客で満席!ほとんどの客は
札幌まで乗るだろう。ずっと立っていて疲れてきたところに、途中駅で各駅停車に
接続した。反対側のホームを見ると空いているようなので、そっちに乗り換え。
するとご覧の通り、ガラガラです。ギュウ詰めの快速は先に出発した。するとこちらの
各駅停車はすぐに発車しない。10分ほど止まっていたら、もう一本快速が抜かして
行った。そっちも乗客で一杯だー。混んでいる電車で立っていくのと、20分ほど
到着が遅れるわけですが、ゆったり座って行くのと、どっちがいいでしょう?
私はまったく迷わずにこっちですが、世の中の人たちはみ~んな先を急ぐようです。
というわけで、札幌に到着しました。何度も来ているので特に観光することも
ありません。
ラーメンでも食うか^^
灼熱の東京だと汗だくになってのラーメンは少しためらいますが、さすが北海道は
涼しいからな♪ ここも古き良き味でした^^
夜はいつもの酒場はお休みして、まずはスープカレー。「キャロットIII世」という
店の名前で、人参がほっこり箸で切れるような柔らかさ。食べ終わる頃にひとり客に
なったので、店の御夫妻とおしゃべりになり、この人参の調理法を聞きました。
予想していた圧力釜ではなく、普通の鍋で煮ているそうです。コトコトと人参が
沸騰した湯の中で踊るくらいの状態で数時間。俺が調理するときは茹で上がって
おしまいだから、それを数時間か~~。。。一度やってみるかぁ?
というわけで、めずらしくしらふの状態でバーに。別に女性バーテンダーの店だから
というわけではありませんが。。。
ウィスキーは向こうの棚に見えたKAVALANから。ポルトカスク・フィニッシュだが、
あまり香りは感じなかったぞ。
アードベッグの何やら記念ボトル。Blaaackって、ニュージーランドの黒い羊の
イメージだそうです。というわけで、ニュージーランド産のピノノワールのワイン樽を
使ったんだって。残念ながら、それほどピノの香りを感じられなかったぞ?
コレ系で一番美味しかったのは、山崎のボルドーワイン・カスク。ほどよく熟成した
ウィスキーにほんのりと赤ワインの香りが調和している。この店でも、それが一番
人気で、なくなっちゃったそうです (;´・ω・)
最後に目の前にあったので気になっていたから飲みました。「厚岸 シングルモルト
小暑 しょうしょ 2024」。厚岸はお値段が(*_*)‼なんだが、満足度は(´-ω-`)…
帰ろうかな、と思っていたところで「余市」の話になり、棚に余市ウィスキーが
見えていたのだが、なんとその裏にレアもののボトルがずらりと隠されていた!
そうだ、「10年ものの余市を醸造所の試飲で飲んだら、すんごく旨かった」という
話をしていたんだ。すると出てくる出てくる、10年もののシングルカスクがっ!
この店は良心的な経営で、レアものを法外な値段で出したりはしていない。
ファンがいれば、そのときの雰囲気で(?)貴重なウィスキーを飲ませてくれる
ようです。最後になって、、、 全種類飲んでみたい♪ まあ最初から出しては
くれないよね^^; 同じ年のものでも樽ごとに特徴が違うので、まずはお勧めに
従って飲んでみよう。
この年の、あの樽。それぞれの個性が顔を出す。長い黒髪の人もいれば、ボーイッシュ
なショートカットの人、きりりと背の高い人もいれば小柄で丸味を帯びた人 (*´Д`)…
それがみんなすごい美人! そんな夜でした。。。
支笏湖畔を歩いています。湖水がきれいなこと。
お、スワンボートが通って行く。恋人かしら、子連れの親子かしら。
座っていたら、韓国人グループがうじゃうじゃやってきた。誰がどこに行こうか
勝手だけれど、せっかく広々としたところにひとりでせいせいとしていたのに、
そりゃしかたなく退散するw
今度はいかだみたいのに乗っている奴が横切った。あれも気持ちよさそうだが、
やっぱり恋人とならボートだよねえ。だって向かい合って「うふふ♪」だもんねェ^^
久しぶりに涼しいところでのんびりできました。
しばらく歩くと、野鳥を観察するための堡塁みたいなところがありました。
壁の中に人間が隠れて、すきまから眼だけ出して鳥を見るための場所です。
ふたりの先客がおり、三脚を立てて巨大な望遠レンズを構えていましたよ。
でも「全然いないなあ」と話していたので、すぐにそっと立ち去りました。
ゆっくり風呂に入り、夕食はブッフェスタイル。少食の俺が取るとなんか少ないな。
北海道だけにシイタケとか玉葱が美味かったぞ。
ビールと酒の両方を飲む人はあまりいなかったような。それにしても、老夫婦とかも
たくさん食べてるなあー。
今度は少し頑張って取ってみた。3種類のじゃがいも、いいでしょ^^
一番左は、なぜかタンドリーチキン。
みんな食べてるから、鍋も食べてみた。肉はジビエでしたぞ。
デザートもいろいろありました。左はメロンゼリーだよ。朝夕ともにブッフェなので、
無理せず自分で食べられる量だけいろいろと選べるから悪くなかったなー。
バスに乗って支笏湖畔にやってきました。静かなリゾート地です。
湖がチラリと見える。
でもまずはホテルにチェックイン。「休暇村」というところです。9月になれば
高騰しているホテルの宿泊費も安くなるかと思いきや、それでも高~いw
調べてみたら、ここが安い。まずは会員登録をしなければならないという面倒が
ひとつありますが、それをすれば2食ついてもだいぶ安い感じです^^
部屋も広い和室でゆったり。そして温泉もあります。ちょっと贅沢な滞在♪
到着した日はゆっくり風呂に入って部屋でのんびりして過ごしたので、支笏湖畔を
散策したのは翌日。2泊したので2日目はぶらぶらと優雅に散歩です。
それなりに観光客がいます。これが8月のハイシーズンなら大変な賑わいだろう。
それは避けたいなあ^^;
外国人が多いですが、中でも韓国人が目立ちます。中国人はコロナ後もあまり
戻らないようですが、韓国人は増えたと記事で読みました。それを実感。
地図を見たらこれは千歳川。水族館で川の中を見たあそこにつながっているんだ。
展望台に登ってみました。こりゃ天気のいい日に来なければいけませんな。
観光船の船着き場付近には飲食店や土産店がちらほら。一年の半分近くは雪だし、
9月でこれじゃあちと寂しいねェ。
あちらに見えるは恵庭岳。標高1320mだそうです。けっこう高いんだね。
泳いでプカプカ浮いてみたい。でも、ここの湖水は日本でも有数の透明度の高さ。
汚しちゃいけませんな^^;
こういう景色のきれいな観光地は、ひとりでぼんやりしているとちと寂しいものあり。
そおか、きれいな景色はきれいな女性と見るといいんだな。
んで一緒にこういうやつに乗ってみたりw