さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ガイドブックを見て昼飯を食うが 10

2015年05月30日 | 関東甲信越



早川駅からしばらく歩いて海辺へやってきた。天気も良く、人がいないので気持ちの
いい散歩である。ここにやってきたのは、港の近くに海産物を食わせる食堂があると
列車内に置いてあった無料のガイドブックで見たからだ。



おうおう、あるある。しかしやたらに車が多いぞ。駐車場に入ろうとする車が列を
なしている。何やら人気スポットなの?



正面から見たところ。とにかく車の行列がwww
みんな小田原方面から車で来るんだ。確かにふつう、歩く距離ではない。

私はあまり車で移動するのは好きではない。カナーリ少数派な気分。
いまだにガラケーだが、月に1度か2度くらいしか使いませんし。相当少数派?

ま、そもそもひとり旅少数派(^益^)w



中に入ると混んでいるー。圧倒的に家族連れ。おぢさんがひとりで歩いてくるところ
ではないようだ。。。



海産物のバーベキューなんてのもあったが、さすがにひとりじゃ^^;
それにしても混雑していて、酒もゆっくり飲む雰囲気ではない。



食べ終わって店の外をぐるりと歩くと、他にもいろいろあったんだ。
寂れたところでゆっくりと酒を飲めばよかったと思うがあとの祭りw(゜゜)w


東海道本線から富士を見る 9

2015年05月27日 | 関東甲信越



ここは興津(おきつ)という駅です。東海道の宿場町だったようです。
あとから知ったのですが、西園寺公望のお屋敷がこのあたりにあって、昔は
専用の車両がスタンバッてたらしいですなー。

静岡から東京に帰るわけですが、例によって新幹線に乗らないと、2~3両編成の
ローカル線を何度も乗り継がないと帰れない。昔の東海道本線のなごりで、ホームは
はるか見渡せないほどに長いのに。走行距離は異様に短いw

このときも、この興津、沼津、三島、熱海と何度も乗り換えたっけ。



突然、貨物列車が通過。



おおお、意外と長~い編成。いまでも健在なんだなあ。



富士山が見えました。なにせ「富士」という駅も通過しますしねェ。
ローカル線だけに、おそらく乗客は地元民がほとんど。富士山が見えて、オオオ、と
カメラを取り出すのは俺ばかりなり。



そりゃこんなに見事に見えていたら、そわそわして立ち上がっちゃうよねえ?



さて小田原をぶらぶらして昼飯でも食おうと画策。ひとつ手前の「早川」で降り
ました。列車が長い編成でしょ。熱海から突然15両編成になり、行き先は「宇都宮」
だの「高崎」だの、東京をはるかに通り越して栃木や群馬まで行ってしまう!

確かに「箱根の山の向こう側」というのは、江戸から見て異文化圏への精神的関所。
「大川(隅田川)の向こう岸」とか、「千住の先」とかよりもはるかにディープ
インパクト。しかし、ここまで愕然とするような差をつけなくてもいいような…。



ひと気のない駅にありがちなレア物発見。「こどもによくない」って。。。
「美しい国うんたら」とかいう本か?小学生にやらせる英語の教科書か?
集めた本はどうするんだ?

それと長年指名手配されている桐島さん、むかし懐かしい長髪のままですが、今や
すっかり人相も変わってらっしゃるでしょう。どうしてるのかなぁ~。


静岡の夜を彷徨う 8

2015年05月25日 | 関東甲信越



美術館のあとに午後をのんびり喫茶店で過ごし、ホテルに帰って暗くなるのを待ち、
それから酒の時間となる。大変評判のいい蕎麦屋へ向かう。

開店時に行けば、よもや満員はないだろうと思っていたのが甘かった。蕎麦屋だよ?!
入った途端に「御予約ですか?」と聞かれて、丁寧に満席だと断られる。うーむ。。。



というわけで、あてもなくなって少々彷徨い、「地魚・地酒」という言葉に魅かれて
この店に入る。こちらもほぼ満席。カウンターの一番入り口に近いところにひとつ
空いていて、そのはじっこに座る。横にはサラリーマンの一団。



地酒飲み比べセットがありました^^;

しかし隣のリーマンはつまらない仕事の話ばかりしてやがる。そして奥の座敷と
2階には宴会の団体が複数入っているらしく、厨房はてんてこ舞いだ。

女将は右往左往しながら、「どちらからですか~」とか定番のセリフをかけてくるが、
とにかく止まって話をする余裕がない。普段はそういう対応をしているのでしょうが、
どうもこの日は緊急事態の様子。



一品料理もなかなか出てこない^^; 大将が「遅くなってスミマセン」と平謝り。
こうやってふらりとやってくる客を大事にしたいと思いつつ、手が回らないので
大変そうな様子でした。ま~こちらヒマですしーw

しかし静岡は、いつもこんなにどこも混んでいるのか?



というわけで一軒目はテキトーに切り上げ、また夜の街を徘徊することに。



2軒目はこういう大衆酒場にした。気を遣われる気遣いもないだろう(^益^;



店員はみんな大学生みたいな連中だ。さっきの割烹のようなちょっと高級店は、
静かに落ち着いていて若干の会話を楽しんだりするようなところ。はずしたけどね^^;

このような大衆店は、気遣いも受けないので、逆にほうっておかれて気が楽なところも
あるってわけだ。

んで、静岡名物の黒おでんを注文。



こういうことらしい(=゜益゜):;*.’:;



私は「もつ」がちょっと苦手で、焼き物は「ねぎま」が好きかなあ。
こんときゃ「鮭のハラス」と「豚バラ」でした。どちらも大好物なのです(^益^)b

さてさて、静岡は大店舗を規制しているので、街の住民が車で郊外へ買い物に行き、
街の中心部が寂れてゆくというお決まりのパターンが起っておらず、中心部が
賑やかでイイ、という話を聞いたものだから見に来たわけですが…。

ちょっと賑やか過ぎるかしらw 一日目の居酒屋はなかなか入れないくらい毎日
混んでいるらしく、二日目の蕎麦屋は予約がないと開店時でも入れないくらい
だった。次の店も満席で落ち着かなかったし。

車が多くて、街の規模も大きすぎるかな。もうちょっと気楽に歩いて回れるくらい
のほうが落ち着いていていい。そもそも東京のゴミゴミしたところから逃れてくる
私なんですから^^;


富士山の見える街 7

2015年05月23日 | 関東甲信越



県立美術館を出て駅へ向かうと、このように富士山が見えました。
このくらい立派に見えるといいねえ。

以前にサッカーの試合で、宿敵韓国に追加点をとられて日本がやられそうになった
とき、韓国の放送席が熱狂して「富士山が崩れてゆきます!!!」と絶叫したことが
ありました(^益^;

いやさすがに崩れねーけど…。
日本が負けてくやしい気持ちが、このユーモアで少しほぐれました^^
日本に大挙してやってくる中国人観光客も、富士山が大好きで大人気です。
そういえば、ケビンも来日したとき、しきりに写真を撮っていました。

富士は日本一の山だけれど、その愛される存在感は世界的なものなんだよね~。



電車に乗っていて見えると、ついカメラを取り出して写してしまいます^^
地元の人たちはスルーしてたけどね^^;



街の中心部から少し離れて城址のほうへ向かうと、古い商店街があります。
ここになかなかよい古本屋があると聞いていたのです。

しかしようやくたどり着いてみると、「都合によりしばらく休みます」という
掲示がw 店のおやじ、俺みたいにひとり旅にでも出たのかしら。。。



しかたなく、人気店でラーメンでも食う。混んでましたー。味はまあまあか。



昼飯も食ったし、どこぞの喫茶店でコーヒーでも飲みながら一服せねば。
わたしはこういう古式豊かなところを探すのだ。



ほ~ら、空いていて、時間がゆっくりと流れているでしょう?


世界18カ国で活躍した花子さん 6

2015年05月22日 | 関東甲信越



ロダンの彫刻の続きです。



「ロダン体操」で見たポーズですね^^; オーマイガッ!



これがロダンのもっとも有名な「ウ○コをする人」ではなく、「考える人」です。



これまた有名な、ダンテの「神曲」に出てくる「地獄の門」です。
キリスト教がホントなら、わたしはいずれここを通るでしょう。。。



こちらはロダンのモデルとなった、花子さん。

本名は「太田ひさ」さんで、明治から大正時代にかけて活躍した、愛知県出身の
女優さんです。舞子や芸者をしておりましたが、旅芸人一座に入ってヨーロッパ
各地を回ります。その数なんと18カ国。

「かたき討ち」や「腹切」といった侍ものが受けたようで、看板女優となって
「花子一座」を旗揚げするまでになりました。モスクワの演技学校で指導をした
こともあったとか。

劇中の切腹の場面で(女がやったのか?)、激しい死の表情を見せた演技が評判に
なり、ロダンの目にとまって彫刻のモデルとなったのです。

死の表情を続けさせられて、すっかり疲れたこともあったとか。そりゃあねェ~w



外に出ると、桜が咲いていました。