さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ロシア号に乗って2日目

2018年09月30日 | ロシア



ロシア号に乗って2日目。まるまる列車の中に1日だ。しかしご覧の通り、日に何度か
短い停車がある。イルクーツクやハバロフスクのような大きな駅では30分停車。その
ときには乗客のみなさんは駅舎の店に買い物に出たりします。俺の乗った区間では、
3分から15分くらいの停車が何度かでした。

多くの乗客は降りて煙草を吸うか(老若男女問わず、かなりの喫煙率)ぶらぶら歩いたり
します。俺は喘息で煙草をほぼ止めていて、どうしても吸いたいときは1日一本。
シベリア鉄道の乗車中には吸うまいと思っていた。

しかしまあ、みんな吸う吸う。コンパートメントが一緒のじーさんも必ず吸う。その
あとに部屋に戻ると、狭い密閉空間だもんだから、煙草の臭いのすごいことったらありゃ
しない。どうもすみません。俺が吸っているとき、多くの人にこういう思いをさせて
いたのですね。薄々は知っていたのですが、これほどまでとは。



車両のはじっこには、こんなものが売っています。でもみなさん、驚くほどの食料を
買いこんで席で食べる食べる。当然、食べ物の屑などが下というか、通路に落ちます。
1車両にひとりいる係員が、1日に何度か掃除機を持ってきてきれいにします。トイレも
わりとまめに掃除していましたよ。



さらに湯沸し器もあります。常に熱湯が出てくるので、乗客はカップラーメンやら
インスタントスープやら、コーヒーやらなんやらよく使っていました。長い冬には
ものすごく寒いので、ロシア人にとってこのサモワールは必須のアイテムなのでしょう。
同部屋のご家族は、俺が何度かあげた日本のお菓子のお返しに、スープやらインスタント
コーヒーをご馳走してくれました。



デッキ、外に出るドアのすぐ横には、湯沸し器のストーブがありました。いまは石炭を
燃やしてはいないでしょう。俺は何度かこのデッキで立ってくつろいでいたのですが、
ここには滅多に人は来ません。車両の係員さんが、ここで煙草を吸って、吸い殻をこの
中に捨てるところを見てしまいました。実はこの係員、前日俺に「ここは禁煙だからな」
と言っていたのです。気まずいぜー^^;



列車のスピードは場所によって違いますが、日本の普通のローカル線ぐらいだったり、
自転車のほうが早いよね?というくらいだったり。



ほとんど通過してしまうローカル駅の近くには、このように集落があります。だいたい
とても質素な感じですね。



デッキのところ、車両のドアのガラスは比較的きれいなので、このように外の写真が
まあまあきれいに撮れます。



しばらくすると、またこんなふうに「何分停車~」となってみんな歩きます。



コンパートメント前の窓は汚れているので、外を撮るとこんな感じになっちゃう。