さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

久能山東照宮 スペインの時計を見る

2018年02月27日 | 関東甲信越



東照宮といえば日光が有名だが、実は東照大権現たる家康を祀る神社は確認されただけでも
700を超えるとか!日光のほうが豪華絢爛だが、ホネはこちらにあるらしひ。



それなりに観光客がおりました。



登ってきた階段を見下ろす。神社は階段が多いよなあ。



しばし写真をお楽しみ下さい。



クリックすると画像が大きくなるのですが、最近はスマホでご覧になるかたが多いようで。



建立の際は、最高の宮大工を総動員したのでしょう。



みなさん写真撮影に熱心でした。



葵の御紋ですなあ。前日に水戸コウモンを見たもんだから、「ひかえおろう!」と
心の中に鳴り響く。印籠出しても、「うるせー!」って言って襲ってくることはないの
かなー。でも不思議とじーさんは杖で強いからなあ~^^;



奥に登って行くと、神廟がありました。家康の墓というわけですな。



東照宮を出たところに、博物館がありました。こちらに観光客はほとんど来ないようです。



そこでの見物は、この16世紀に造られたスペイン製の時計です。
(館内撮影禁止だったので、HPからの転載です。宣伝になると思うのですが、
もし転載禁止ということならば即消しますよ~)


1581年、スペイン・マドリードでハンス・デ・エバロが製作したと書かれている
そうです。400年眠っていましたが、「16世紀の時計が日本にあるわけねーだろ」と
平成24年に大英博物館の時計専門家がやってきて調べてみると、これがなんと本物。

1609年、植民地フィリピンからメキシコに向かっていたスペインの船が、難破して
千葉の御宿に漂着しました。当地の村民は一生懸命救助し、家康は一行を助けてやり、
ちょうど造っていた西洋型帆船に乗せてメキシコまで送ってやったのです。

帰国した連中はスペイン国王に報告、そして王様はお礼のためにお土産を持たせて
一団を派遣したのでした。そのときの品のひとつがコレ。こころ温まる話だねえ~。

家康はこの立派な時計をとても気に入ったそうです。その音、録音したものがここで
聞けますよ。(^益^)b


日本平から富士は見えぬ

2018年02月25日 | 関東甲信越



静岡駅からバスで日本平にやってきました。山の上から富士山がよく見えるハズなのだ。
バスを降りて展望台の前に来ると、「日本一富士山がよく見える場所」という看板。

なんか雲が多いな、と嫌な予感が的中で、富士はまったく見えないー。



初老の御婦人ふたりが、ボランティアの案内係(?)のおじーさんと話していました。
おじーさんによると、気温がもっと低くないとよく見えないそうです。おばーさん
たちは、「三保の松原に行ってきたんだけど、あっちでも見えなかったわー」と
言っています。

ううう、これから富士を眺めるにはサイコーの三保の松原まで、長々と歩いて頑張るかー
と思っていたのに、すっかり行く気がなくなりました。



マンホールだとくっきり見えているのになー。



南アルプス方面は、このようにきれいに見えていました。

富士を眺めるための巨大な展望台を建築しているようでした。きれいな夜景が有名な
函館山も、外国人観光客でごった返しており、何倍ものキャパシティがある展望台に
改装しているようですが、こちらもそういうのを狙っておるのでしょう。さあて、
うじゃうじゃ観光客が来るようになるでしょうか~^^;



「赤い靴をはいてた女の子」像がありました。ん?横浜で見た記憶があるのだが、
なぜ日本平に?異人さんに連れて行かれちゃうんだから、横浜港というのはわかるが。

この女の子、きみちゃんの母親が清水出身だったのです。その母親は未婚で、北海道に
渡って結婚。ぶっちゃけ邪魔になった(?)きみちゃんはアメリカ人宣教師に預けられる。
その後アメリカに連れて行かれることが決まるが、きみちゃんは結核にかかっていて、
行けないもんだから孤児院に預けられ、そこで死んじゃうという話でした。

をぢさんは泣いちゃうじゃないかっ! ヽ(`益´)ノ

「閲覧注意」とか「18歳以下禁」とかあるけれど、「泣き虫は見るな」という注意書きが
あってほしいなー。



ロープウェイで海岸方面へ降りて行きます。じーさんグループがいっぱい。



久能山東照宮があります。家康のお墓は日光が有名だが、骨はどっちだ?



つくりは日光のそれを思い出させますな。豪華絢爛な陽明門みたいのはないんだろうけど。



 ヒイコラw


静岡 夜の2軒目に

2018年02月23日 | 関東甲信越



ふたたび静岡の夜を彷徨う。すっかり暗くなりました。



繁華街方面へ。焼津とはえらい違いだなー。



一軒目が喧騒の大衆居酒屋だったので、2軒目は静かなバーを選ぶ。

バーテンダーさんは、なんと若い女性。地味なショートカットで、まだ20代前半か。
こういう大人な店で、こりわちと意外。一生懸命カクテルなどを作っておりました。

静岡でこの季節ですから、苺のカクテルです。(^益^)b



お勧めのウィスキーは、Speyside、リンクウッドのヴィンテージ・モルト。ハイランド
(スコットランドの北部)の、そのまた北のはずれで造られているウィスキー。三角の
ビンが印象的な、グレンフィディックが有名です。風がビュービュー、寒~いところだ。
スモーキーで大人な香りかなー。

なんてゴキゲンで飲んでたらね、サラリーマンのおっちゃんが入ってきて、「右にひとつ
ずれてもらえますかー」なんてバーテンダーさんに動かされた。実は先ほど反対側にカポーが
来たとき、ひとつ左にずらされたんだよ。つまりあっちいったらこっちに戻されたw

あーのーねー、静かな大人なバーで、こういうことやっちゃいけませんよ、お嬢ちゃん。
怒りゃあしませんが、クイッとウィスキーを空けて、さっさと出たのでした。お嬢ちゃんは、
マニュアル通りにカウンターから出てきて、ドアを開けて送ってくれました。



なんとなく気分の腰が折れたので、以前に来たことのある店の前を通ったし、チョコレート
バナナパフェを食べる。ううう、前回の思い出が甦ってきた。このブログにも書いたこと
ですよ。。。(゚益゚)w


静岡 夜の街へ

2018年02月21日 | 関東甲信越



水戸黄門を見たあとだもんだから、頭のなかにはあの主題歌が鳴り響く。
 ♪だっだだだだっ、だだだだ、だだだだだだ
  ♪ぢぃ~~んせェい~~ らぁ~~くぅ~~あぁああありゃぁ~~~~



イルミネーションかー。デヱトの場所だよな~。食事のあと、まだ一緒にいたいとかで
あてもなく歩くみたいな、なぁ~♪



ま、俺はひとりで大衆酒場よ。今夜のスタートは「大村バー」。「バー」っても
カウンターがたくさんある古風な居酒屋さんなのである。



ネ。こういう雰囲気は今やテーマパークのよう。



カウンターはぎっしり。隅っこに空いているところを見つけてようやく座れる感じ。
コの字カウンターの向こうにはテーブル席が沢山ある大箱。



カウンター席はほとんど年配のカップルだー。なんだかほとんどが70代だぞ。
定年後に、のんびりとおふたりでデヱトなんですか?みなさん仲がいいのか~。

「ひっきりなしにしゃべっていれば未婚」、「やたらに黙ってりゃ既婚」という冗談が
あるが、なんかあっちもこっちも仲がいい。まさかみなさん恋愛中とか?



大衆酒場だってのに、ひとり者で微妙に浮いてしまっている私なのであった。



店員はベテランのおっちゃんが並んでおり、次々に手早く注文をさばいている。
気を使わないでシャキシャキした雰囲気がいい店でした。


静岡 駿府城を見てから水戸黄門を見る

2018年02月19日 | 関東甲信越



焼津から静岡にやってきました。前回こちらに来たときにレポートしましたが、静岡は
郊外に巨大ショッピングセンターを作らせない政策をとっているらしく、街が空洞化せず
賑やかです。ああいう施設の売り上げは、9割方県外に吸い上げられてしまうらしく、
地方都市としてはほとんど自殺行為なんですよね。

ホテルのチェックインタイムまでは時間があるので、ぶらりと駿府城にやってきました。



お城は残ってなくて公園になっており、わずかに櫓だけです。その後ろには巨大な
お役所がそびえ立っています。皇居だったら「見下ろすなんて失礼な」と作らせない
でしょうけれど、今は亡き徳川さんの跡地ですから遠慮もクソもねえなあ^^;



城址は市民の憩いの場所になっています。ちと寒い。



おお、家康さまが。

昨日のスナックで、ママさんが「静岡は気候も温暖で食べ物も豊富だから、みんなのんびり
していて、エライ人が出ないのよ」とおっしゃっていました。「家康さんがいるじゃ
ないですかぁ~」と指摘すると、「そんな古いんじゃなくて!」と言われました。(^益^;



さっきのそびえ立つ市役所の前を通ったら、「無料展望台」と書いてあったので上って
みました。入口でヒマそうな警備員さんにご挨拶。「展望台ですか~。どうぞ~」と
のんびりムード全開。ご覧の通り、誰もいませんでした。



海方面。静岡は大きな街です。
俺と同じようにヒマそうな中国人男性若者2人が横に来ました。化粧品くさっ!
即逃げる。逃げられない満員電車だとか、混んでる居酒屋のカウンターだったりしたら
地獄だよなー。近年老若男女問わず、スメハラ増えてねーかー。

先日、ワインバーで「香水などの匂いのきつい方はご遠慮下さい」って書いてあった
から、苦情も増えてるのではないかね。



逃げてきた反対側の山方面。曇っているから富士山は見えませんでした。

そのあと駅前の美術館でやってた「ターナーからモネへ」を観る。やっぱり街が元気だと
そういう文化も楽しめますよねえ。



というわけで、ホテルでひと休みして夜の酒の時間を待つ。

とりあえずテレビをつけてみると、「水戸黄門」をやっていた。普段はテレビを観ない
私なんですが、こうやって旅行をしたときには「あさイチ」と、夕方の「サスペンスドラマ」
か「時代劇」、とくに「水戸黄門」を見る確率が高い。

コウモンさまは、子供の頃に見た東野英治郎ではなく、西村晃でした。話の内容は、悪代官に
ひどい目にあう苦労人の母親とかわいい娘(お花ちゃん的な)、お花ちゃんにホレている
好青年(佐吉としておこう)を、コウモンご一行が助けるというベタなストーリー。

佐吉が「この仕事さえ済めば、おっ母さんにお花ちゃんをお嫁にくださいって言うんだ」
なんて言って、お花ちゃんはかわゆい頬をポッと赤くするんだよ。おぢちゃんはそれを
見ていて、由美かおるの入浴シーンなんかより萌えー!ときたもんだ。