さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

勇気ある撤退

2024年02月29日 | 北海道シリーズ


函館の朝、今日は一日晴天だという天気予報。函館駅前からバスで東へ約1時間の
海岸の集落を訪れる予定であった。そこには「まぼろしの戸井線」という、明治時代に
作りかけてついに完成しなかった、「廃線」ではなく「未完線」の跡があるのだ。
まもなく取り壊されるというニュースもあり、見ておかねばならぬ。

空を見れば見事に冬晴れ。2~3時間に1本のバスに乗るべく部屋を出る。風が
ものすごく冷たいぞ。地図を見ると、訪れるエリアには食堂どころか店もなさそう。
コンビニでおにぎりを2個買っていく。北海道だけに、「ジンギスカン」なんてのが
あるではないか。帰ってくるまでこれでいいだろう。水のペットボトルは持った。

バスを待っていると体の芯から冷えてくる。乗れば少しは暖かくなるだろう。
あと数分でバスが来る、となったところで微妙に腹が痛くなる。まだ緊急事態ではない。
しかし考えた。バスは1時間だし、行く先にはトイレなんかないぞ?海岸線の道路を
歩くので、身を隠すところなど全くなさそう。小ならまだいいが、大はちと。。。

そぉ~だ、おにぎりは持ったのに、ティッシュを忘れたよ!スープカレー暴発なんて
冗談ではない。ああ、バスが来る。乗るか?

やめておきました。。。 まだ1ヵ月もあるんだし、もちっと暖かい日を待とうw


函館市民映画館でPerfect Daysを観る

2024年02月28日 | 北海道シリーズ


少し雪が降り、函館は久しぶりに(!)雪景色となりました。道路の雪はすぐに消え、
翌日には土の上もほぼ消えました。


函館市民映画館アイリスにやってきました。車のうしろのドアが入口です。まるで
マンションの1室みたい。Perfect Daysを観にきましたが、なんと観客は20人以上。
映画館というよりは映写室みたいなところが結構埋まりました。


わけありの過去を持つトイレ掃除の男が夜明けとともに仕事に行き、それを終えると
銭湯に入り、安酒場で一杯やり、寝る前に文庫本を読んで眠るという平穏な日々が
描かれます。

近年ありがちな映画だと、最初にすぐ驚かせたり笑わせたりという「つかみ」があり、
それから「山」があって事件や恋愛がありそうなものだが、そういったものが全然
なく、起床のあとに布団をたたみ、洗顔、自動販売機で缶コーヒーを買って車に乗り、
カセットテープで音楽を聴くなどなど、日々のルーティーンを繰り返すことそのものが
丹念に映し出され、それが「完璧な一日」なんだと監督さんは言いたいようです。

なかなか面白い映画でした。私の故郷である東京の下町が舞台で、浅草の酒場や桜橋
なんかが繰り返し出てきてそれも個人的には楽しめました^^


五稜郭タワーに登る

2024年02月26日 | 北海道シリーズ


これまた定番の五稜郭タワーに登る。甥っ子は初めてですしね^^


例年この時期は雪で真っ白なんですが。。。w( ゚Д゚)w
濠が少しだけ凍っていますね。いつもはびっしりで上を歩けそうなんです。


函館山方面。昨日あの頂上からこっちを見ました。


五稜郭の濠から氷を切り出していたそうです。こんな温暖化になったら氷も取れない。


函館が開港されて外国人がワラワラ来た頃の様子。いまだとインバウンドの中国人が
朝市でごった返している様子かあ~。


ペリーがやってきたときの様子。蒸気船に対して帆が一枚の北前船、鉄砲・大砲に
対して槍・刀ってか^^;






少し中を歩きました。雪はないけど風が冷たいのなんのってw


ラッキーピエロでチャイニーズチキンバーガー。店は混んでいて、席に座りたい
中国人のおばさんが、食べ終わりつつある我々のところにロック・オン!
甥っ子の横にぴったりとはりついて(!)目をじっと見つめ続ける(!)。
すごい目力!!! いくらなんでもやりすぎだろう。。。

尋常でない圧力に追い出されて、あとで「ニイハオ!」と言ってやればよかった
じゃん?と言ったら、距離0で視線を動かさない人に無理だよーと笑ってました^^;

これで妹と甥っ子は空港に向かって帰りました。最後にハセガワストアのやきとり
弁当(こちらではなぜかやきとんやきとりと言うのですが)を買って、思い残す
ことなく函館の旅をコンプリート。ひとりのびのびプラプラ滞在を満喫している
私ですが、にぎやかな3日間が終わると少し寂しい気持ちになるのでした。。。


温泉に浸かるおさるさんを見る

2024年02月25日 | 北海道シリーズ


妹に付き合ってベイエリアの金森赤レンガ倉庫の土産屋さんに。すぐ横に住んでいると
来ませんな~。あちらは滅多に来られないイベントなので、こういうのを見るのも
熱心です。


透き通ったスープの塩ラーメンも食べておきませんと^^;


2泊目は湯の川温泉に泊まるので、すぐ近くにある熱帯植物園にやってきました。
おさるさんが温泉に入ってるの「見る!」というわけです。


「人間の顔だよ!」と笑っていました。そりゃ生物学的に親戚ですからね^^


餌を買って投げ与えることができます。妹はさっそく買ってきて投げました。
こやつは手を叩いて投げろと促しています。でもここのおさるたちは十分に餌を
もらっているらしく、あまりガツガツしてないし、取り合いもしません。目の前に
落ちてきたら「取るかな」ぐらいの感じでした^^;


なんじゃこいつは?!と思うでしょう? ずっと風呂に入りっぱなしのやつらは
毛が抜けてこんなふうになっちゃうんです。人間も脱毛サロンに行くより、ずっと
温泉に入っていたらどうなんだろう?


あまり入らないやつにはちゃんと毛がはえていますよ。


温室に入りました。花の他に亀やインコ、昆虫なんかもいますよ。


でも前に来たときより、なんか花が少なかったぞ。季節のせいなのかしら?


中華系の人を満載したバスが着くと、あっという間に込み合いましたw


近所の温泉施設に行ったときにみた光景そのままです。違いは洗ってないことか。


そうだ、もうひとつ、夫婦で(?)むつまじくやってる光景もないですな^^;


ベイエリアで美食の夜

2024年02月24日 | 北海道シリーズ


ここは「ラ・コンチャ」。バスク料理の名店です。コロナ禍で長らく休業していま
したが、系列店の「バスク」が建物の改築となり、それがこちらに来て先月開業
したのです。どちらも予約を取らなければなかなか来られない店でしたが、そういう
こともあって今回するりと入ることができました。妹は大喜び(^益^)w

ちなみに画像は帰った次の日。久しぶりに雪が降りました。


スペイン料理は「タパス」といって、こういう小皿料理が名物です。日本の居酒屋
みたいにいろいろ食べられるのが嬉しい。


ニシンの酢漬けはさっぱり味のオリーブオイル。地産の食材とうまく合っていますぜ。


ここでとにかく美味しいのは生ハム。右はコースに入っているものですが、3人
ですから左に一品料理で追加♪ 前のバスクではシェフが台に塊を乗せてきて
目の前で切ってくれていたのですが、それはなかったな^^;


半分食べてから「あっ写真撮ってなかった!」と撮影。出てくるとワーっと食べて
しまいがち(^益^)w


デザートまで食べましたが、このあとデザートのために2次会があるのです。


「バーシェアーズヒシイ」に移動。もう函館最高峰を堪能です~。


要予約のパフェ。季節でフルーツが変わります。ご覧の通りイチゴでした。
ベリーのアイス、シャーベットが何種類かあって、それが美味しいのなんのって。
ひとりじゃ予約までしてパフェを食べませんから、実に私が食べるのは初めてなんです。
なので御馳走してあげた妹のおかげってか? それに合わせたのは辛いアードベッグ♪

立派なホテルの部屋をとり、評判のスペイン料理に続いて人気のパフェまで食べさせ
たけれど、甥っ子の目の前で「昔いじわるされてさー、あたしがトイレ入りたいって
言ってるのに中に入って鍵かけて、笑って出てこなかったんだよ!」といった昔話を
始めやがりました。 そういう罪は一生消えないのかw