さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

五島観光歴史資料館

2024年08月31日 | 九州シリーズ


福江城址は学校になっているようで、その敷地内にあった新しい建物、歴史資料館に
入りました。入るとまず映像室の鑑賞を勧められる。それぞれ20分ほどの島の歴史と
バラモン凧の紹介ビデオ。同じ少年が出てきてストーリーものになっている。なんか
素人っぽい作り^^; 教会でお祈りしている美女が佐々木希みたいな美人ww
それって、をぢさんが作ったってことか?俺は嬉しかったけど、今どきなあ^^;


さて展示物だが、最初はお祭りに使われるもの?


例によって古道具。全国で判を押したようにありますね(^益^)w


お~、鯨漁の道具。右上の写真を見て下さい。あんなのを小さい船と銛で獲れるのかー。
そして獲ったやつを、こんな刀(?)でさばくわけだ。


そして隠れキリシタンの資料。これは聖母マリア様とイエス・キリストです。
仏教の像に似せて誤魔化していたのですね。


面白かったのがこの3部作。最初は「善人の最後」。ちょんまげの日本人が死ぬとき、
天から天使が迎えに来るわけだ。


こりゃ「悪人の最後」ですな。悪魔に囲まれているぞw


これが「最後の審判」。上に神様。中段に上からお迎えが来ている様子。そして
一番下は悪魔に捕まっているではないか。


一番下のところをアップにしよう。私はこれを覚悟しておかなければなりません。。。
気持ちが落ち着かない上にいるよりは、いっそ身分相応の下にいたほうが気が楽かぁ?


こういうのにひたむきにお祈り出来る人は救われるのだろう。別に素直になれない
わけじゃあないが、私には出来ませんな (´⊙ω⊙`)


これで酒飲めって言われりゃ別に抵抗なく飲めるんですが^^;


そして五島ですから遣唐使の船。模型はあるけど、あまり詳しく語られてはなかったぞ。


自転車で鬼岳にも行ったし、これでもう思い残すことなし。佐賀県一週間、そして
五島に渡ってきて一週間、たっぷり観光しました。そして今宵は最後の酒です。


鬼岳の上から

2024年08月30日 | 九州シリーズ


鬼岳の上に登ってきました。頂上というよりは丘の上という感じです。


丸く凹んでいるから、噴火口だったのでしょうね。


福江の港がよく見えました。


もうちょっと晴れていればよかったけれど、雨が降らなかっただけ幸いです。


こちらは空港の滑走路が見えます。


ここでポツポツと雨が降ってきたので、屋根のある展望台に戻りました。弁当を
広げていた子連れの家族も、カポーも女の子グループもみんな帰った。

スマホで雨雲レーダーを見ると、この雨は数分後に止み、それから10分ほどして
少し強い雨が降って20分ほど続く。すると30分ほどここで雨宿りをしていれば
いいわけだ。

しかし家族連れは雨のなかを帰っていき、そのあとに来た初老の3人組も、まもなく
雨が止むというのに傘をさして帰っていきました。みんなスマホ持ってるのに、
誰一人雨雲レーダーを見ないんだなぁ?


雨雲は時間通りに過ぎて行き、雨がやんだところで降りていくことにしました。


さっきまでいっぱいいた車はすべて消え去り、誰もいなくなっていました。


さあて自転車で帰りましょう。


雨上がりの道のりは少しだけ涼しくなって快適。


帰りは下りなので、ほとんどペダルをこがずに帰れます。


シャー!っと下っていくと、行きに頑張ってこいだのを思い出す。電動アシスト
なのに、アシストの力が弱かったんだよw 以前に佐田岬半島に行ったときは、
アシストが強くてぐんぐん進み、すごく快適だったのに、性能の違いって大きいん
だなあ~。


たまにブレーキを使うだけのスピードで走り下りてきたので、帰りは10分かそこら
くらいで降りてきちゃいました。


自転車を返し、昼飯は港の近くで魚でも食べるか? 「つりバカ食堂」なんて名前
だから荒っぽい兄ちゃんが出てくるかと思いきや、店員は女性ばかりの店でした。


いちおう汗かいて運動したので、ビールが美味いぞ!


この2週間、梅雨の時期で大雨警報も何度も出てきたのですが、不思議と傘をさす
こともなく、雨をすり抜けてきた旅でした。


鬼岳に登る

2024年08月29日 | 九州シリーズ


「福江観光」と検索すれば必ず出てくるのが、あちらに見えている「鬼岳」。
木が全然ない芝生の山?当然、火山だからです。噴火して盛り上がったときは
溶岩の山だったのでしょうが、それがあそこまで草が生えたと。

標高315m、登るのはたやすくあそこに見えているわけですが、路線バスがあるわけ
ではなく、歩いてはだいぶかかってしまう。そういうときは貸自転車だ。ただ雨が
降ってしまっては自転車は辛い。降水確率は70~80%だってさ! ただ午前中の今、
とりあえずは降ってないよ。それほど空も暗くない。せっかくなので頑張ろう^^


貸自転車はフェリーの到着した港にありました。


ネットの口コミを見たら、「自転車が古くてひどかった」とか「電動アシストの
電源がすぐに切れて大変な思いをした」とか書かれてる。気仙沼でそういうことが
あったな^^; しかし行こうと思えば借りるしかないではないか。いざ出発!


自転車ならあそこまで30分くらいで着くんじゃないか?行きは上りである。ただ
最後の山にさしかかったときに電源が切れては困るので、なるべくOFFにして
自力で頑張る!


やはり自転車での移動は早くて気持ちがいい。


山登りはヒーコラ。たまに自動車が追い抜いていく。自力で頑張るのがいいんだよ♪


五島ワイナリーがここにあった。ちと寄りたくなったが飲むわけにもいかず、
買い物もする気になれないので通り越した。


鳥の声が聞こえたり、こういった林や森があったり、自転車なら自然に触れ合えるぞ。


展望台の下にある駐車場に到着です。けっこう汗かいたよ。さすがに自転車はいない。
はじっこに止める。どこ行っても自転車は俺だけだw


10分も登れば展望台。飛行機が飛んで行きました。


福江の空港が見えていますからね。明日あれに乗って帰るんです。プロペラ機で
まわりに何もないから、ブンブンいう音が響き渡っていました。


向こうには福江の町が見えます。あそこにあるホテルの窓からこっちを見ていたと。


さあて展望台のベンチで10分ほど休んで広げたハンカチが乾いてきたら、あの上まで
登っていこうか。。。


コレ草刈り機で整備したんだよね?


登ってくるとだんだん港の先の海が見えてきた。


天文台が下に。星空を見るのも憧れるなあ。


福江をぶらぶら

2024年08月28日 | 九州シリーズ


ホテルに帰るのも早い時間なので、五島市立図書館に行ってみました。マップを見て
お城の横にあると思って行ってみたら、引っ越していましたw なので新築?


うはー、武雄と同じように立派な建物だぞー。


内部は撮影がはばかられるので、HPの画像を転載します。こんな感じで、コーナー
ごとが島になっているんです。


池澤夏樹の『また会う日まで』があったので、こんな立派な椅子に座って読みました。


帰りに喫茶店に寄ってコーシーを^^ 自宅だと朝と夜に飲むのですが、旅先だと
朝は部屋で水、夜は酒場なので飲みたくなりますねー。


さて夜の酒場はホテルすぐ横の居酒屋に。近さで決めたらあまりよくなかった。。。


気を取り直してスナック「ナッツ」に。さあて鬼が出るか蛇が出るか、はたまた
妖艶な美女がいるのかヲヴァ~サンが待っているのか。。。


期待通りでした(^益^)w こちらでだいぶ長く店をやっている様子。愛想を出さずに
たんたんとお話しするタイプ。それも自然体でいい^^;

しばらくすると、常連のおばーさんがやってきて、キープしている角瓶を飲みだす。
ママさんと仲が良いようで、楽しく話が始まりました。そこによそ者の俺が入っちゃった
感じです。

そこは気の合った女同士、それまでの俺とママさんの会話と違ってギアが上がる。
すぐ近所に住む、ここによく来る93歳のおじーさんの話となる。なんかすごく
威張っててやたらに自慢話をするとか^^; 「あそこの〇×は俺の女だ!なんて
自慢して、1回2回一緒に飲んだくらいのくせにさ!」なんてほほえましい話では
ないですか^^ 「あたし、店に来てもいらっしゃいなんて言わないでそっぽ向くのよ!」
だって(^益^)w

またずっと風呂に入らない、歯も磨かないであろう恐ろしい悪臭の人もたまに来るとか。
そっちは会わないでよかったなー。こういう酒の場で、威張る奴、自慢話するやつ、
そして人の悪口を言う奴は嫌なものですが、これは悪口というよりは笑える面白い
話といえましょう。

隣りのおばーさんは、スイッチが入ったらしく飲み切ったら帰ると言っていた角瓶を
開けてしまい、「もう一本入れて奢るから飲んで!」と追加~。俺は2軒目のここで
焼酎からウィスキーになってだいぶ飲んだのですが、お気持ちですから頂くことに。

そしてまたしばらく3人で盛り上がるw とっくにお会計は済まし(安かった)、
奢ってもらったウィスキーを飲み干して帰ろうと思い、トイレに行って戻ってきたら
「新しいの注いどいたから!」とグラスはなみなみ。。。

もともと酒は残さない私ですし、お気持ちですから飲み干さねヴァ(^益^)w

午前様となりました。6時間以上の飲酒。いよいよ旅も終盤だからなあ~^^
帰るときに、奢ってくれたおばーさんに「明日もね!待ってるから!」と言われたの
でした。いやまあ、、、ゆきずりの恋が芽生えてしまっても...(*´Д`)


山本二三美術館

2024年08月27日 | 九州シリーズ


「武家屋敷通り ふるさと館」なんてあるので寄ってみました。


そこの庭です。福江の歴史を伝えるパネルコーナーとか喫茶店がありました。


まあ長居するところじゃなかったなw 裏口(?)から出ると、道の反対側に
「山本二三美術館」があるので、そちらにも寄りましょう。


おお? 軍機? それとも民間の旅客機? 福江島には空港があるからなあ。


さて「山本二三(にぞう)」さんって知ってました? 恥ずかしながら私は知りません
でした。長崎県五島市出身のアニメーション映画・美術家です。こちらの出身なので、
この1863年(江戸時代)に建てられた武家屋敷「松園邸」を改修して美術館になって
いるのです。

子供の頃から絵が上手かった山本二三氏は、五島を出て東京の専門学校に通いながら
アニメーション背景画の会社に勤めます。最初は「マジンガーZ」の背景を書いたとか。
日本アニメーションに入社して宮崎駿と知り合い、彼が演出した「未来少年コナン」の
美術監督となります。24歳!その後「火垂るの墓」や「もののけ姫」の美術監督を
担当したと聞いて、知らなかったなあ、、、と思ったのでした。

ここの館内に展示してあった絵には「ラピュタ」の雲とか「もののけ」の神秘的な
森などがあって、こんなのを描いていたんだと感心しました。残念ながらすべて
撮影禁止ですので、アニメ好きの人は是非行って見るといいと思いますよ^^

さらに、「五島百景」という連作もあります。彼は晩年五島に戻り、故郷の景色を
描きます。私が今回旅したところ、頭ヶ島教会や奈良尾神社のアコウ、なんとこの
美術館の建物の絵まであって、それもまた楽しめました。


福江城址を通りました。内部に入れるの?とわからないままに通過w




お、あれは青鷺(アオサギ)?


どうもそのようです。


俺が通って見ていたら、飛んで行ってしまいました。


昼飯を食おうと思ってラーメン屋に来てみたら、閉まってる!


こっちの「大衆中華」は暖簾がかかってるぞ♪


お~、なんかむかし懐かしい五目ラーメンでした♪


ム、「永遠に」か、はたまた「おかん」か。夜に来るかな~♪