さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

祇園の高級イタリアン

2016年05月31日 | 関西シリーズ



さて友人とも合流し、賀茂川のほとりをお散歩。ここは恋人同士が一定の間隔で
座る場所。こちら恋人同士でないので、立ち話。



予約しておいた祇園のお茶屋が並ぶ一角にあるイタリアンレストラン。入口はまるで
お茶屋のようで、中は見えないし看板も異様に小さい文字だけ。さらに「会員制」
なんて書いてある。ビビるじゃねーかーw

入るとすぐに番台みたいなところがあり、名前を告げると部屋に通された。灯篭が
立っている中庭に面したテーブルだ。ここで一緒にやってきた女性が「私は飲め
ないの」ときたもんだ。こんな店で、俺だけ酔っ払ってはイカンぞい。控えめに、
「料理に合わせて5種類のグラスワイン」にしておいた。スタートはご覧のシャン
パーニュ。



料理が出るたびに、シェフが出てきて「ナントカ産のカントカ、フニャララ風で、
フンジャカの食感だの風味だのをお楽しみください」などとおっしゃいます。実に
おいしいです。なんか有名な料理人だか店だとか?



こういうコースを食べてワインを飲むときは、当然一対一のガチンコ勝負が長く
なりますので、話術というか、いかに相手を楽しませるかという手練手管が必須です。



イタリアンというよりは、洋風の懐石料理のよう。素材にこだわり、とても繊細。



たしか8種類の料理がコースに書いてあったような。こちらは後半戦のパスタ。



皿が大きいから少ないように見えますが、意外とそうでもない。コシがしっかりだぞ。



一品一品がとても美味しいし、適度な量だし、時間をかけてゆっくり食べるから
最後のデザート、そしてチーズまでいけました。。。



というわけで、2軒目のバーに行くのは思いのほか遅くなってしまいました。
フルコースで4時間近くいたかな?

こちらのバーも、祇園の路地裏にあります。オトナーな雰囲気で、カウンターも
ありますが、川の見える窓際のテーブル席に座りました。お嬢さんにはフレッシュ
フルーツのカクテルをアルコール弱めで勧め、こちらはアイリッシュでブッシュ
ミルズ。北アイルランド、地の果てまで行ったなあ~w


祇園と八坂神社を歩く

2016年05月29日 | 関西シリーズ



京都初日の夜は、なんとオサレなイタリアン。古典的居酒屋が好きな私がなぜ
京都に来て洋食? ふっふっふ♪ それはデエトだからだ。嘘ではない。若い女性だ。

ま、元同僚で今は京都在住だから、「そっちに行くよ」と声をかけたら食事を
付き合ってくれることになったわけなのだが。最初は「こんな店どうだろう?」と
提案した店がコテコテのおやじ酒場。ドン引きされて気がついた。お嬢様育ちの
女性はあまりそういうところには行かないのだ。んでイタリアンとなったら
「あら素敵♪」となったというわけ。最初からそっちにしときゃーよかったのだ。

八坂神社で待ち合わせをしたので、その前にそこらを散策。抹茶ソフトうまっ!



なんだ、ここは?ガイコツ人が異様に多い。「花見小路通」だってよ…。



こんな店がズラ~っと並んでいる。ん?お茶屋ってやつか?これって祇園?



そうです。不覚にも、私はここがかの有名な祇園だとは全く知りませんでした。
京都に何度来たかも知れないというのに、見物しようなどとは思いもしなかった。
いつも見て回るのは、お寺と仏像ばっかり
(^益^;

だっておそらく一生縁のない世界ですよねー。一般市民はー。
それにしても、観光客が多いよ。入りもしねーのに、こんなん外から見てなんか
意味あるのか?



というわけで、待ち合わせ場所の八坂神社にやってきました。ちなみに私は神社も
あまり興味がない。ブツゾウフリークだからかなー。



お嬢さんが来る前に、少々境内をお散歩。屋台がたくさん出ている。
ガイコツ人女性が、子供の浴衣でもひどすぎるような色彩の着物を着ている。
ちなみに私の実家がある浅草でも同じ現象が蔓延している。

「蟹肉棒」なんていかにもインチキ臭いものを食っているのもガイコツ人だが、
どうやら作っているのもガイコツ人が多い様子。「和牛串焼き」?その向こうには
ケバブもある。定番のたこ焼きは、ガイコツ人が作る「とんこつ味」であった。
食べ物は買う人の嗜好によって、すなわち効率よく売れるかどうかで決まるの
だろう。こういう神社には、日本人参拝客の割合は激減しているということだ。



こういうところは比較的空いているってか。



なんかガイコツ人がうじゃうじゃ集まっていて音楽が鳴っている。見てみると、
犬にも芸をさせるふざけた大道芸人であった。



さすが京都、一服するところが全然ない。木造の重要文化財だらけだものなあ。
公園の隅っこぐらいにはあってもよさそうなもんだけど。んでこんな大きな建物が
あったので、そこの横を奥に入ってみると…、ご覧の通り、柱の影に隠されている
じゃねーですか。これを見つけたときには、さすがに自分の嗅覚に感動もの^^


京都のホテルは予約が取れない&高い

2016年05月27日 | 関西シリーズ


新幹線から見た富士山なり。まだ雪があるんだなー。

仕事で久しぶりの京都出張。同僚が「京都はいまホテルが取れないぞ」、「高いぞ」と
言っていたのですが、こりゃホントだ。ひどすぎる。(=゜益゜):;*.’:;

週末にかかるので早めに、と思って5月の宿泊を2月に予約しようとしたら、どこも
満室!普段使っているいくつかのメジャーなサイトを検索してみても、あっちもこっちも
手頃なところは満室!空いているのはわずかで、シングルで一泊4万だの5万だの!

以前は京都の用事に奈良で宿泊、という手も使ったりしたのだが、今回は京都の
友人と夜に飲んだりするので、やはり市内に部屋を取りたい。しかしなんじゃ
こりゃあ~!

裏ワザで、海外の旅行サイトにアクセスし、そちらから取れるかと画策。するとあった。
やはり高いが、フツーの狭いビジネスで、一泊25000円!これがいろいろ見たなかで
一番安いんだよ!

          

ちなみに"Adult Only"なんてのがありやがる?「子連れはダメよ」なんてホテル
あるか?外国人怒って訴えねえか?部屋の画像を見てみる。やけに豪華なベッド?
照明がちと変なような? あー! ラブラブホテルじゃんかよ…w(゜゜)w
きっと外国人旅行客が知らずに泊まって驚いて、「日本の特定の用途のための豪華な
ホテル滞在記」なんてブログの記事があると思う。「2時間の休憩(するわけないん
だけど)」なんて驚くだろなー。ちなみに予約したら、3時にチェックインして、
食事に出たりするの?そりゃするよね?フツー窓、開けないよね?昼間から夜みたい
になってるとこでいいのかなー。

話を戻そう。とにかく許しがたい気がするが、しかたないので25000円の部屋を予約
したよ。そんな値段の豪華な温泉宿(当然朝・夕食つき)にも滅多に泊まらないぞ?

出発一週間前になり、予約したホテルの公式サイトを見てみた。正規のお値段でこんな
もんなのか、見られるかなと。信じ難い値段だからなー。

すると、もちろんほとんど満室の×が並んでいるが、カレンダーを見ると、当日や翌日
といったすぐ近くの日程だと△や○が出ている。夜に「これから泊まる」というのだと
6000円、翌日だと10000円といった値段になっている。直前には空きが出るのか?

それからは、毎日のようにその空き状況をチェックした。すると、当日や前日になれば、
いくつかの空きが出るようだ。キャンセルが出るんだな?俺が予約した海外の
サイトも、前日までキャンセル料を取らない。他のサイトも似たり寄ったりだろう。
競争しているんだからなあ。んでどこも必ず直前キャンセルが出るわけだ。

だから出発3日前になり、他の駅前ホテルを検索してみた。空きがあるじゃねーか!
一泊20000円でした。しょぼい狭いビジネスホテルです。フツーは6000円くらいの
はずなんですが。それでも2泊で1万円も違うので、3ヵ月前に予約したホテルは
キャンセルし、そちらを予約。そちらは前日の昼までキャンセル料無料。

そして最初に予約したホテルの空き状況を、前日までチェックしました。やはり前日に
空きが出ました。金土と、もっとも混むはずの週末連泊なのに、前日には予約が取れる
のです。お値段は一泊15000円でした。同じホテルなのに、予約し直したら約18000円の
節約。罪悪感はあまりない。だいぶ安くなっても、それでもビジネスホテルとして
かない高い値段だもん。



古都にまったくふさわしくない、シルバーメタリックの巨大な京都駅ビル。映っている
京都タワーも「アホか」と思われるほどひどい建築ですけれど、それでもこれよりは
まだマシな気がする。



この部屋で15000円って、他の都市の倍の感覚ですね。そのまた倍のお値段が最初に
出ていたんですぜ。。。

この経験から、ひとつの方法を思い浮かべました。

1.まずかなり前もって、どんな値段だろうがシングルを何室も予約してしまう。
  仮名にしなければなりません。

2.土壇場で全部キャンセルする。
3.直前なので、安く空きが出るから、あらためて実名で予約する。

違法行為に近い気がします。そうやっている人たち、きっと少なからずいるでしょう。


競争でどこもキャンセル料をとらないから、こんな理不尽なことがまかり通るのか?
旅行客が急増しているからと、ここぞとばかりにボロ儲けしようと値段をつり上げて
いるからこうなるのか?

               

長く良心的にやろうというホテルさん、足元を見たような法外な値段にせずに、普通の
料金にして、その代わりにきっちりとキャンセル料を取ったらどうですか?


居酒屋巡りは続き、吉原から三ノ輪、鶯谷へ

2016年05月24日 | 関東甲信越



山谷の飲み屋で昼間からはしごをして、少々酔っ払ってすぐ隣の吉原ソープ街を
通りました。ここを抜けて入谷のほうへ出ると、かつて住んでいたエリアになります。

ソープランドは、むかしは「トルコ」と言いましたね。トルコの国から苦情が出て、
名前が変わったわけですが。私は高校生のとき、この界隈で新聞配達をしたことが
あります。店名が「トルコ尼寺」とか、「トルコ スチュワーデス」だとか、
「トルコ大奥」なんてのも印象的で覚えているなあ~^^

私が小学生か中学生だった頃、お父っつぁんが朝っぱら、「俺、きのうトルコ行った
んだよ!」と家族全員の前で言いました。おっ母さん、兄き、幼い妹も全員黙り
ました。私はちょっとあとで「サウナ」の間違いだろうと気づきました。会社の
同僚たちと行ったらしく、初めての体験で嬉しかったようです。

しかし、言い間違えたその瞬間、全員がしらけて黙りこくり、言い間違いに気づいて
いない本人はその変な雰囲気に黙ってしまいました。あ~ん、かわいそー(´;д;‘)ノ



んで3軒目、三ノ輪のこれまた古~い居酒屋へ。(あ、もちろんトルコには入り
ませんでしたよ^^;)

場所に迷い、店に電話をかけました。貫禄の女将さんの声が出ました。

すみません、三ノ輪の駅の北にいるのですが…。

パチンコ屋のすぐ裏!

あの、それは線路の北側、南側?

パチンコ屋のすぐ裏だから! ガシャン!!!

ひどすぎる…w

なんとか見つけ出し、中に入るとこれまたタイムスリップ状態の雰囲気。
昭和の世界から抜け出た女将がせかせかと取り仕切っている。基本「忙しい
あー忙しい!」と動き回り、まったく愛想がない。かといって冷たいわけでは
ないのです。「あ~、あんた電話してきた人?」と一応の気遣い?
とにかく、自分が常にフル回転で店を切り盛りしている、というのでないと
いけないのです。こういう名物女将、下町の店にはあちこちにいました。
割烹着で、シイタケみたいな髪型です。苦手な人も多いでしょう。

一方、これもありがちですが、料理を作っているオヤジは恐ろしく無口。
徹底的に最初から最後まで無言でした。このご夫婦は博物館ものでしたねェ。



さて4軒目は鶯谷の路地裏にある、古さで有名な居酒屋にやってきました。
しかしここで友人がストップ。「あれっ!入らないの?」と驚きましたが、
考えてみれば酒を全く飲めないのに、3軒も付き合ったのですからね。
それにここは、飲まない客はとても入らなそうな雰囲気。
私ひとりで行くかとも迷いましたが、すでに3軒でだいぶ酔っているので、
この店は次回に、ということになりましたー。


山谷界隈の古い居酒屋

2016年05月22日 | 関東甲信越



私は下町に20代まで住んでいましたけれど、その当時はこういった「オヤジ酒場」に
来ようなどとは思いもしませんでした。あまり外で飲まなかったし、飲むときは少し
こぎれいなところやチェーン店でしたねェ。今はすっかりおっさんになり、こういう
古き良き雰囲気のところを探すようになってしまいました。



ここは昼間から酒が飲める貴重な店です。日も高い時間に入ってみたら、けっこう
席は埋まっており、みなさん嬉しそうに飲んでおりました。私も散歩で歩いたから
最初はビールでしたが、途中から酒に突入(^益^)b

ちなみに一緒に歩いた友人は全く酒が飲めず、こんな店に入ってウーロン茶^^;



一軒目は適当に切り上げて2軒目に。ここは古い。



中のつくりに驚いた。タイムスリップして昭和初期?映画のセットみたいだ。さっきの
一軒目はアット・ホームで家族経営な雰囲気で愛想がよかったが、こちらは年代物の
前掛けをした仏頂面のジーさんがムスッとした顔で酒を出す。おそらくはずっと日雇い
労働者やホームレスのような人たちばかりを相手にしてきたのだろう。

酒を飲まない友人が、ふたたび「ウーロン茶」というと、少し驚いた様子で聞き返して
いました。そりゃあねェ^^;



外に出ると、おやおや、スカイツリーが見えている。街の雰囲気も変わったねェ。