さてさて、昇仙峡入り口まで降りてきました。ここからバスに乗って甲府駅まで
帰ろうとするわけですが…。バスは出てしまったばっかりで、ニャント約1時間後!
朝は臨時も出て、えらい行列の観光客をぎっしり乗せては次々に出発するという
輸送体制だったのに!行きにバス乗った人たちは、帰りも乗るよね?ここは始発
じゃないけど、乗れるの???
「1時間近く待って、ギチギチの満員バスが来て乗れなかったらドウスルの?」と
考えていると、ここの第一ドライブインの店のおっちゃんが話しかけてきた。
さっきのは、もう乗れないくらいぎっちぎちだったぞぉ~。でもね、応援バスが
上に行ったから、たぶん2台で降りてくるんじゃないかなあ~。
でもさ、2台とも上で満員になっちゃうんじゃないかなあー。
ここから1時間くらい歩けば、街道に出て違う方面からのバスもあるよ。俺なんか
いつも歩いちゃうけどねー。
~というわけで、1時間待っても乗れない可能性もあるわけだから、1時間歩く
ことにしました…。夕方暗くなるのも早いからな…w
俺の大好きな柿を売っていました。助言ももらったし買いたかったけれど、なにせ
これから延々と歩くんだからなあー。左のでっかい柿、都心だと高い。ここでは
安い!おっちゃんの家の庭でとれたそうです。うらやましい^^;
田舎道を歩き出すと、柿がなっていました。これならとっても怒られないかなー。
でも渋いかなー^^;
おうおう、火の見櫓ではないか。天気もいいし、適当に涼しくて快適な道のりです。
おうおう、また柿がなっている。
しかしまあ、こんな道を1時間近く歩き続けましたが、まだどうやら3分の2くらい?
そのうち出発地点1時間後のバスが追いつく時間になってしまいました。
というわけで、あえなく途中のバス停でとりあえずバスを待つことにwww
ひとりのヲバーサンがバス停に来ました。時計がないらしく、遅れているバスが
心配になっていて話しかけてきました。地元の人で、先日は超満員のバスに、ようやく
のことで隙間に乗りこんだとか。この季節だけ押し寄せる観光客、迷惑でしょうね^^;
遅れてきたバスは大混雑でしたが、まあ乗りこむことは出来ましたー。うしろに
もう一台応援が来てましたしね。でもさ、1時間に1本を2台で走るより、臨時便で
30分おきに出してくれねえか?行きはドンドコ出してるんだからさーw
夜はホテルの近くで気になっていた「かにや」という店に入りました。なんか
カニ料理なんだろー?
しかーし!数人座れるカウンターで、「おにぎり専門店」でした…。1コ160円とか。
なんかまぎらわしいではないか!
おにぎり2つ&味噌汁を食べていると、子供を連れたお母さんが入ってきました。
おにぎりの種類は沢山あるので、子供は嬉しそう。また別の子連れが入ってきて、
一気に店内は満員に。そういう店なのかー。おっさんが酒飲むところじゃないのかー。
駅のほうに向かい、甲州ワインをそろえたオサレな店に行く。「ワインのことなら俺に
聞け!」なんて入り口に書いてある。それにしては、それほどの品揃えじゃなかった
ぞ…。
右のムール貝は、フランスのモンサンミッシェルから取り寄せたものだとか。特別
料理で値段も書いてねえ。払うときにわかったが、さっきの店のおにぎり10個ぶん^^;
ワインはいまひとつだったが、デンマーク発祥の地ビール、ミッケラーが期間限定で
出ていました。これはダブル・インディア・ペールエールという種類で、ホップの香り
が強くて苦味がたっぷり。でもグレープフルーツのような柑橘系の香りがして、飲んだ
あとに樹液というかウイスキーのような麦芽の香りがのどに広がります。こりゃあー
久しぶりに美味いビールを飲んだよ!
今回は昇仙峡の紅葉の画像をたっぷりとご覧ください。
しかしなぜまた紅葉は人を引きつけるのでしょうか。桜の花の魅力は、華やかに満開に
なったと思ったら、ざあっと散ってしまうこと。つぼみ、3分咲き、7分咲き、満開、
花吹雪、そしてあっという間に終わってしまう。まるで人生を凝縮したよう?
一方で紅葉はそのような劇的な変化は少ない。むしろ人生の黄昏どきに精一杯飾り
立てた一時の姿を切り取ったよう?芽が吹き緑が広がる様子は子供の頃で、新緑が
鮮やかに映えるのは若い盛り、濃い緑が見事な時期が続いたと思ったら、ちらほら
と陰りが見えてきて、いつの間にかすっかり色は変わってしまう。まだそれなりに
元気です。黄色や赤に飾り立てる。でも緑は戻ってくることはなく、まもなく枯れ枝が
残るだけ…。
そんな少し侘しい雰囲気をたたえつつ、それでもまだきれいに色づいた姿だから、
紅葉の下では桜のように宴を催すことはなく、若い人たちよりも中年や壮年期の
人々が見に来るような気もします。
吊り橋です~。
黄色も鮮やかですが、こんな落ち着いた赤もいいですよねー。
こちらはオレンジ。
そして赤、オレンジ、緑のヴァリエーション。
だんだん降りてきて、川沿いに歩くとまもなく入口へと戻ります。
馬車とすれ違いました。ケモノ臭いのーw
すすきです。これを見ると秋を感じますねェ~。
このあたりはナントカ石、カントカ岩と名前がついております。
いちいち覚えてないのー(^益^;
前回に続いて覚円峰の画像から^^
「もみじ回廊」を歩きます。一番奥から降りてくるコースをとったので、ゆるやかな
下りで楽ちんです。
まもなく昼で、少し腹が減ってきた。そろそろお休み処があるはずだ。
ありましたありました^^ 川沿いで景色を楽しみながら食べられるテラス席。
座ったところから見た景色です。ちなみに突風が吹いて少し寒くなったので、
まわりに座っていた人たちは中に入ってしまいました。空いてケッコウ^^
さて甲府名物の「ほうとう」です。「放蕩」ではありません。なんか短冊みたいに
ペラペラに切ってあるうどんのようなものの鍋です。地元の野菜がたくさん入って
いてよろしい。右の小鉢に入った味噌を自分で好きなだけ入れるシステム。
寒いので熱燗です^^; 寒くなくても飲むんだけど。
しかしねー、酒を先に持ってきてよ。鍋と一緒に持ってくるんだもんw
さて酒もはいって一服して、ふたたび歩き出して吊り橋です。
吊り橋から見た立派な銀杏の木。
羅漢寺という寺がありました。信仰心は全くないのですが、とりあえずあるので
行ってみる。教会より神社。神社よりは寺のほうが親近感持てるなー。なんか
うるさくないから。一番苦手なのって?そりゃあ修道院とか尼寺^^;
昇仙峡のロープウェイを降りて、しばらく遊歩道を歩くと、仙娥滝(せんがたき)が
あります。
滝の水煙で虹がかかっています。観光客は一斉に写真を撮影^^;
昇仙峡はここらが一番混雑するところです。人の行列!
ナントカ岩、カントカ岩と名前がついております。どうでもいいような…^^;
名前がついていようがいまいが、なかなか素晴らしい眺めですー。
このあたりは「もみじ回廊」と呼ばれております。きれいだなー。
桜の季節と同じで、「いま見ないと!」とみんな思うんですよね。
覚円峰(かくえんぽう)です。禅僧の覚円という人がこの上で座禅を組んだから
そういう名前がついたそうで。悟りをひらけたのでしょうかー。こちら煩悩に
まみれたヂンセイを送っておるのですが…。