以前、「ビッグバンから始まった」というエントリー(記事)で、「宇宙は何でできているのか」(幻冬舎新書・村山 斉/著)の概要を述べた。その中でも気になる「反物質」に関して、
「すべての粒子には性質は同じで電荷が逆の「反粒子」が存在するからすべての物質には反物質が存在する。ビッグバンの瞬間にはそれが物質と同量だけ生まれたはずだが、現在の宇宙には自然状態で存在する反物質が見当たらない」
という記述があった。この反物質を「実験装置の中に約0.2秒閉じ込めることに成功したと、理化学研究所などが参加する国際チームが英科学誌ネイチャー電子版に発表した」との新聞記事を発見。今朝の小さな囲み記事だけれど、いやあ素粒子物理学関係者やきっとJAXAも大騒ぎかな。
記事の解説にも書かれていたが、映画「天使と悪魔」でも反物質が盗まれて爆弾の材料に使われるという設定があった。「反物質」は「物質」に触れた瞬間に高熱エネルギーを放出するのだが、今回の実験で得られたのは38個の「反水素原子」で、わずか0.17秒程度の寿命だった。それでもなぜ宇宙には反物質が残っていないのかを解明する手がかりになるかもしれない、とのこと。
ろくでもない政治状況が続くけれど「はやぶさ」の快挙といい、今年は科学分野ではちょっといいことがあったなあと、はやくも回顧気分。
「すべての粒子には性質は同じで電荷が逆の「反粒子」が存在するからすべての物質には反物質が存在する。ビッグバンの瞬間にはそれが物質と同量だけ生まれたはずだが、現在の宇宙には自然状態で存在する反物質が見当たらない」
という記述があった。この反物質を「実験装置の中に約0.2秒閉じ込めることに成功したと、理化学研究所などが参加する国際チームが英科学誌ネイチャー電子版に発表した」との新聞記事を発見。今朝の小さな囲み記事だけれど、いやあ素粒子物理学関係者やきっとJAXAも大騒ぎかな。
記事の解説にも書かれていたが、映画「天使と悪魔」でも反物質が盗まれて爆弾の材料に使われるという設定があった。「反物質」は「物質」に触れた瞬間に高熱エネルギーを放出するのだが、今回の実験で得られたのは38個の「反水素原子」で、わずか0.17秒程度の寿命だった。それでもなぜ宇宙には反物質が残っていないのかを解明する手がかりになるかもしれない、とのこと。
ろくでもない政治状況が続くけれど「はやぶさ」の快挙といい、今年は科学分野ではちょっといいことがあったなあと、はやくも回顧気分。