裏木戸、や柴折戸(しおりど)が好きだ。語感もいいし、ひっそりさりげなく秋の陽射しを浴びてかしこまっているような様がなおいい。好みのひとつが、近所の吉川英治記念館の裏木戸だ。
背丈より少し低く編まれた竹垣がまた、いとをかしである。薄曇りの記念館前には大型バスがとまり、館内の庭園を歩く観光客の話し声が低く聞こえる。もみじがはらりと舞い、かさりとかすかな音をたてる。
風情、風情、とつぶやきながら愛宕神社まで散歩する、晩秋の午後。
背丈より少し低く編まれた竹垣がまた、いとをかしである。薄曇りの記念館前には大型バスがとまり、館内の庭園を歩く観光客の話し声が低く聞こえる。もみじがはらりと舞い、かさりとかすかな音をたてる。
風情、風情、とつぶやきながら愛宕神社まで散歩する、晩秋の午後。
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