老木の力こぶ

２本のしいの木（スダジイ）が前後して斜面に立っている。ここには樹齢600年を数える木もあるというから、この２本もその年齢に近いのかも知れない。根本近くの幹には力こぶのような隆起がぐるぐると渦巻き、森を睥睨している。静かな昼下がり。 . . . 本文を読む

神社のヤマザクラ

神社で折り返す散歩コースの参道から、石段を登ると目の前に本堂。その脇に立つ山桜。薄紅色の雲のように広がるソメイヨシノより、ぽつぽつと花開く、少し地味な山桜にひかれる春。 . . . 本文を読む

ムラサキハナナ

花大根とも呼ばれるけれど、これは実は別種のことで、ムラサキハナナの別名は「オオアラセイトウ（大紫羅欄花）」だとのこと。ともあれ、今の季節にさわやかな紫色が野原に広がる。 散歩道の多摩川土手の下に、倒木にいたわられるように群生している。菜の花と同様に種から油もとるらしい。ここにも春がただよう。 . . . 本文を読む

青い空、白い雲

初夏の車山高原。「霧ヶ峰の最高峰で、標高は1925m」だけれど、リフトで山頂近くまで登れる。「八島ヶ原湿原」から、なだらかな草原のハイキングコースもある。冬場のスキーシーズンに訪れたことはないけれど、初夏から夏にかけて何度も旅した、しばらく前までは…。 . . . 本文を読む

ボケの紅白

わりあいに日当たりのいい庭の片隅。ヤツデと同じくらいの高さにボケが伸びている。何十年も前に実家から持ってきて、放っておいたら育ってくれた。剪定する時はトゲがうっとうしいけれど、花が終わったあとの青い実も楽しさませてくれる。 . . . 本文を読む