深夜、一人フロントで店番している時の楽しみはまかないの夜食。板さんが交代でつくり、毎夜12時前後に持ってきてくれる。週に一度、カレーの日があるものの、その日以外は「ありあわせ」の食材を工夫して弁当箱に詰める。コストと見栄えのバランスを計算しつくしたコンビニ弁当とは違って、板前弁当はともかくおかずの種類とご飯の量が多い。一匹まるごとの焼き魚や大きな豚カツなど、おかずが弁当箱に入りきれないときは皿に盛 . . . 本文を読む
寒晴れの午後、時間がとれたからちょっと足を伸ばして、日野の百草園まで出かけた。立川からモノレールに乗り、高幡不動で京王線に乗り換える。モノレールから見下ろす街並みは暖かな陽射しをものうげに照り返している。
今日の目的はスケッチのロケハン。2月のグループ展にはもちろん間に合わないけれど、その次を目指してまずはスケッチだ。とりあえずは画題を見つけてデジカメで記録しておくだけでもいいし、駅前からの坂道 . . . 本文を読む
乾物入れをあさっていたら切干大根を発見。干し椎茸も残っていたから両方を水で戻して健康おかずの切り干し大根を作る。ニンジンと油揚げも加えて、ついでに「大豆の水煮」も入れてみる。さっと炒めて味付けし、ぐつぐつ煮こんで水気がとんだらできあがりぃ。つまみにずるなら薄味だけれど、ご飯のおかずにもするから、ちょっと濃い目にした。一口つまむ…。うん、まあまあ。で、炊飯器に残っていたご飯の活用。オム . . . 本文を読む
夜明けには間がある午前5時過ぎ。駅前通りはまだ眠りにつき、人影もない。交差点角のマックにはこっそり灯りがともり、ガラス戸を覗くと早番（あるいは夜中勤務）のスタッフがカウンターについている。吐く息は白く、耳がかじかむ。大通りに並ぶ街灯のちょっと上くらいに、お、輝く満月。空に満月♪ 陽水だ、と口ずさみ、マフラーを巻き直して駅に急ぐ。「ガンバレ、みんなガンバレ。月は流れて東に西に…」
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早朝5時過ぎの駅。エスカレータの先の闇にホームが列車を待つ。センサーのついたゲートポールを超えるまで、エスカレータは動かない。この一歩を踏み出すと、モーターがうなり歯車が回り、夜明け前の闇に運ばれる。いつもここで立ち止まり、不思議な感覚に戸惑いながら、えいっとステップに足を乗せる。 . . . 本文を読む
