晴れ時々休み

雨でも晴れでも地球は回る。夏でも冬でも日は昇る。だから一歩ずつ時々休んで前向いて歩く♪

とんとんトンガラシ

2014-07-30 | ●墨に遊ぶ・水墨画
江戸東京野菜関連のイベントに使いたいから「江戸時代の唐辛子売り」の絵を描け、との依頼。渡された資料は、1枚の雑誌の切り抜き。露店の唐辛子売りのイラストがのっているけれど、おそらく当時の風俗画をもとに描いた現代のもので、かなりおおざっぱな内容だから、そのままは使えない。ウェブでいくらか調べてから、のぼりや行灯(あんどん)唐辛子入れなどの小道具を描き足して構成する。画材はいつもの筆ペンとカラーマーカー . . . 本文を読む
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囲炉裏ばた

2013-01-22 | ●墨に遊ぶ・水墨画
保育園の職員劇で「かさじぞう」をするから、背景にする絵を描いてほしい、と依頼された。じいさん、ばあさんの住む小さな家の囲炉裏がいい、と聞いて、ならばざざっと筆のタッチいかした粗いのがいいかと考える。囲炉裏といえば、木彫りの魚に自在かぎ。そこにかかった鉄鍋だ。雪の降る夜、囲炉裏ばたで一杯。いいなあ、それに露天風呂がついてたら言うことはない。まだ実現していないけれど…。などと夢想しながら . . . 本文を読む
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気になる木

2011-01-25 | ●墨に遊ぶ・水墨画
寒晴れの午後、時間がとれたからちょっと足を伸ばして、日野の百草園まで出かけた。立川からモノレールに乗り、高幡不動で京王線に乗り換える。モノレールから見下ろす街並みは暖かな陽射しをものうげに照り返している。 今日の目的はスケッチのロケハン。2月のグループ展にはもちろん間に合わないけれど、その次を目指してまずはスケッチだ。とりあえずは画題を見つけてデジカメで記録しておくだけでもいいし、駅前からの坂道 . . . 本文を読む
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山が笑うから

2010-03-28 | ●墨に遊ぶ・水墨画
「山笑う」は、好きな春の季語だ。寒々とした無彩色の冬山が、芽吹きはじめ、彩りあふれる春の山に移ろう季節、山が笑うのだ。「ふぉっほっほ」と笑い声こそ聞こえないものの、やっと暖かくなったじゃないかとにんまり微笑む姿が浮かぶ。羽村の実家から多摩川の土手まで散歩に。釣り人を横目に河原に腰おろして、対岸の柳とその奥の山並みをさっとスケッチ。姿形にはかまわず、木々の新芽や枯れ草からのぞく立木の若葉、そしてみず . . . 本文を読む
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矢立たまらず

2010-03-26 | ●墨に遊ぶ・水墨画
時間のとれた午後、梅の古木の鉛筆スケッチをとりだして軽く墨をのせてみた。和紙(もっぱら麻紙を使っている)に本番で描くときは、このスケッチをもとにして木炭であたりをとってから墨入れする。ただ本番では墨をすり、筆を何本か用意して、何よりも気合いれて集中しないとならない。その準備ができるまで、また、これは仕上げる意味があるものかどうか、とみきわめるために、とりあえず小さな画面に、全体の調子をみるためにさ . . . 本文を読む
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