晴れ時々休み

雨でも晴れでも地球は回る。夏でも冬でも日は昇る。だから一歩ずつ時々休んで前向いて歩く♪

春の雪

2018-03-21 | ●読書百変
新宿東南口前の広場では、すでにタカトオコヒガンが見頃なのに、春分の日。桜がため息つくような春の雪。ほんとうはジムに行って少し筋トレをと考えていたのだけれど、左肩の痛みがひかずあきらめて、駅ビルの本屋へ。昨年読んだフランス人作家、ピエール・ルメートルの作品が予想外に面白く、今回はイタリア人作家のサンドローネ・ダツィエーリの「パードレはそこにいる」を手にとった。ジェフリー・ディーヴァーもびっくり、とい . . . 本文を読む
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植物図鑑

2013-08-30 | ●読書百変
植物図鑑(有川 浩・著/幻冬舎文庫)読了♪ このところ、雑草(という名の植物はない、のだけれど)、野草に興味があり、折にふれてデジカメコレクションをしている。名前を知るための図鑑も増えてきた。もとは園芸用に輸入されたり、育てられた植物が野生化して増殖したものも多く、だから地味な花でもよーく見ると、どれも捨てがたい魅力に満ちているのだ。ガーデニングがいつからブームになったのかはわからないけれど、見た . . . 本文を読む
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三屋清左衛門残日録

2011-03-02 | ●読書百変
藤沢周平の「三屋清左衛門残日録」(文春文庫)読了。本の汚れ具合からするとたぶん今回で4、5回目の読み直し。奥付けに97年第12刷とあるから、ならすと数年おきに読んでいることになる。読み始めると、ストーリー展開や主人公たちの行動を少しづつ思い出す。せがれに家督を相続し、藩の要職を引退した男の日記、という体裁で話が進む。藩内抗争を軸にした15話の短編連作で綴られる清左衛門の心情、老境の諦観、かつての友 . . . 本文を読む
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風の墓碑銘(エピタフ)

2011-02-23 | ●読書百変
文庫になった乃南アサ作品「風の墓碑銘(エピタフ)」(新潮文庫・上下巻)を読んだ。女刑事・音道貴子シリーズの最新刊かもしれない。天敵のような中年ベテラン刑事・滝沢と久しぶりに組み、事件解決に向かう。「人間の欲望という業が産み落としていく悲しみをスリリングに描くシリーズ最高潮の人間ドラマ」と惹句。面白かった。何より今回は、滝沢刑事の描写が秀逸で、検屍官スカーペッタシリーズ(パトリシア・コーンウェル)の . . . 本文を読む
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吹く風は秋

2010-11-25 | ●読書百変
読書の秋。このところ、陰陽道や宇宙に生命現象などの少々かたい本を読んでいたから、数日前からは、自分の手のひらのようにしっくりなじんだ本を読み返している。本屋で面白そうな新作を探すのも楽しいけれど、これといったものが見つからない時は、部屋の書棚の目につく場所に並べたなじみ本を手に取るのだ。なじみの第一はやはり藤沢周平。内容で分類すると、実在の人物を扱った「史伝」ものから、市井の江戸庶民を扱ったもの、 . . . 本文を読む
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