御岳に向かう散歩道の途中。吉野街道に平行し山に沿って続く「草思堂通り」は人家に接しているから、生活の匂いもして心安らぐ小道だ。この見事な石垣は季節ごとに、石の間から自然に発生したかのような花々を見せてくれる。今回は白い百合。花の側面に薄い紫色の筋があるから、たぶんタカサゴユリ。奥にはシュウカイドウの小さな花ものぞかせる石垣。野の花よりはこぶりだけれど、こんな石の隙間にも花が咲くのだ。 . . . 本文を読む
陽射しは強くても風もあり、さほどの暑さも感じないから久しぶりの御岳散歩。JR青梅線の沢井駅近くの御岳遊歩道を上流に歩き、御岳駅近くから引き返して、軍畑（いくさばた）駅前の青梅街道から戻る。ざっと10キロの行程だ。吉野街道の「寒山寺」駐車場から坂道をくだると、楓橋の手前の草むらにはムラサキの「ヤブラン」が群生している。木陰、木の根元にそっと咲くのだ。 歩道を5分ほど進むと、川に面した左側に . . . 本文を読む
草思堂通り、吉川英治記念館近くの民家の脇で天日干しされている梅干を見つけた。庭先に干してある梅はよく見かけたけれど、さすが青梅山里、キノコがはえた木のベンチの上でダイナミックにお日様をあびるのだ。奥の山道は「吉野園地」を抜けて即清寺に出る。途中、さらに山側を歩くと日の出山。そして御岳のケーブル駅まで続く。おおぶりのいい梅だ。どれ、ひとつ味見を…、というわけにもいかず、つばを飲み込んで家路を急ぐ。 . . . 本文を読む
一番手前の鉢はチェリーセージ、次がボケ、そしてヤマアジサイ、その隣の葉はチジレ青紫蘇、と本来は整然と並んでいたのだけれど、いつの間にやら夏草に囲まれた玄関前の小庭。まあこれも風情、と秋の虫を誘っている。 . . . 本文を読む
