初夏の白丸湖に(F6)

青梅線の終点、奥多摩のひとつ手前の駅、白丸。そのもひとつ前が鳩ノ巣で、いつもは鳩ノ巣渓谷の山道を超えて、白丸に出るのだけれど、今回は先に白丸に行き、そこから鳩ノ巣まで引き返す道を選ぶ。ほどほどの陽射しを浴びて、木々の梢が揺れ、湖面にはかすかな波紋が。湖にせり出す岩場に降りて、静けさに耳をすます。 . . . 本文を読む

遠く山並みが(F6)

薬王院に向かう高尾山の１号路。茶屋の手前のベンチから、遠くの山並みを眺める。手前が急峻で、その向こうは少しなだらかで、さらにもうひとつがかすんでいる。山国なんだなぁ、と。 . . . 本文を読む

参道にそびえる(F6)

高尾山。薬王院の参道に、杉の巨木が何本もそびえている。平均樹齢は七百年ともいい、しめ縄に真っ白な垂（しで）が目をひく。聖域の存在感が、さわやかな初夏の空気を圧倒する。 . . . 本文を読む

高尾山２号路(F6)

高尾山。薬王院からの帰り。自然研究路「２号路」に下る。「さる園」を中心にぐるっとループする斜面の中腹を走る道だ。30分ほどで一周できるお手軽なルートだけれど、特に見晴らしがいいわけでもなく、登山客は少ない。でも常緑樹と落葉樹が豊富で、樹木好きにはたまらない。 . . . 本文を読む

山門の向こうに(F8)

久しぶりに高尾山を歩く。とはいっても麓（ふもと）の駅からリフトに揺られて山上駅まで、だから今回は歩く距離はたかが知れている。終点から続く自然研究１号路のゆるい山道を進むと薬王院。山門を入ると天狗の像がにらんでくる。その山門の向こう側の新緑がまぶしくて。 . . . 本文を読む