地元の小学校から子供たちが体験学習にやってきた。
3年生が30人くらい。
「牛さんだー」
そこら中に牛がいるこの辺に住んでいる子供には
牛なんて珍しくないのかと思っていたら、意外に反応する。
町の方にいると牛を間近に見るのが珍しいもののようだ。
草をあげてみる子供。
触ったりするのは比較的大丈夫みたい。
搾乳場にみっちりと入って、説明を受ける。
牛舎。
「あら。なんかちっちゃいのがいっぱい来たわー」
けっこう臭いがダメだという子供が多い。
やたらとマスクをしてきた子供が多かったのは、そういうことか。
インフルエンザ対策ではなくて臭い対策だったようだ。
私はめっきり慣れてしまったので「ああ、そんなに臭うんだ」と改めて思った。
でも最初からそれほど気にならなかったけど。
でも牧場の多いこの辺では慣れている臭いでもないのだろうか?
いまどきの子供だから?
乳搾り体験用の牛を固定するため縄で縛りつけるのを見て
「かわいそー」という声が飛ぶ。
おお。そういう反応がくるんだ。と新鮮。
でも、縛らないと、蹴っとばすかもしれないからね。
「あったかーい」
「やわらかかったー」
と、乳搾りの感想は上々で楽しかった様子。
「牛のおっぱいって、後ろについてるんだ!」
なんて感想も!
そこまで見たことないのか牛を?!
手についた牛乳を舐めて
「すげーあまい!おいしー!!おいしーよ!!すげー!あまーい!」
と絶賛して走り回る子供も。
搾る用の牛は、朝の搾乳時に搾らずにスタンバイしていたので
お乳は良く出る。
「牛乳もったいなーい」
消毒も何もしてないし色んな子供の手で搾っているので
搾った牛乳はバケツなどにとらずにそのまま下に捨てていたらこんな反応。
まあ、子供の手で搾った分量は大した量ではないけどね。
だけど、反応としては、良い反応だと思う。
本日の乳しぼり対応牛さん
「なんで今日は外で子供に搾られてるのかしらー」
体験したことは、ノートにびっしりとメモっている。
男の子はやはり機械類に興味があるらしく、
目についた機械の名前を片っ端から聞いてくる。
名前の無いようなものまで聞いてくるので大変だ。
絵付きで、みっちりしっかりと書いていました。
「あの牛、頭に毛が生えてるー」
「あれは、ポニーだよ」
牧草ぐるぐるロール。
「やわらかーい。サンドバックみたーい。」
ここには牛の糞を分離した、液体の方が入っている。
上から覗く子供たち。
後ろに移っている山は、糞を分離した固形の方。
「かわいー」
動物が好きらしき子供は積極的に触っていく。
子牛にミルクをあげる。
「この機械なんて名前?」と聞かれた。
哺乳瓶です。
メカ好きな男の子には全て機械に見えるらしい。
最後に質問タイムで終了。
子供たちの反応というのは素直が反応で、ものすごく面白かった。
意外だったのが、地元の子でも牛に慣れているわけではないということ。
近くに住んでいると、意外にわざわざ見に行ったりしないものなのだろうか。
まあそれであればより、
牛乳な町のこの辺の子供達にとって良い経験になったことでしょう。
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