最終回文庫◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されないものがあります。ご容赦ください。

未来工房発行 赤江瀑豆本『四月幻穹』

2018年05月13日 | 赤江瀑






著者の赤江瀑さん、未来工房を主宰していた桑原宏さんのおふたりとも鬼籍に入られたので、差し障りのない範囲で記事にします。


前にも紹介した、2006年3月に未来工房から出た『四月幻穹』は、限定20部の肉筆豆本で「オークション形式」で落札価格が公表されないという、何とも不可解な方式で頒布され、入札金額上位20人の落札者は個々の入札価格で購入しているため、頒価というものが不明です。




未来工房から頒布の案内をいただき、メールで入札したのですが、その後、出版されても何の連絡がなかったので主宰者の桑原さんに電話で問い合わせたところ、私からの入札のメールが届いていないと言われました。釈然としない思いで落札価格を尋ねると、最低入札者の入札額は私が入札した額より低いことがわかりました。桑原さんは気の毒と思ったのか、版元保管分の1冊を私の入札価格で分けてくれるということになり、多少多めに送金したところ、後日届いたのは、ここに紹介する赤江瀑さんの原稿と手紙でした。


 赤江瀑さんから未来工房に宛てた肉筆の本文在中のレターパックの宛名部分。




 桑原さんからの手紙。





 赤江瀑さんの手紙(A3判 スキャンの都合で真ん中1行が抜けています)

 
 肉筆の本文は22冊分、用意されたということです。
 限定20部(公称)のほかに、刊者本が2部ある可能性があるということです。



 赤江瀑さんの原稿を説明したメモ。(A3判)





原稿の段階でのタイトルは、今のところ仮題ということで『四月濛濛』でしたが、刊行されたときは『四月幻穹』となりましたが、その経緯はわかりません。
赤江瀑さんからの手紙の中にはギャラの額が書かれていますが、生々しいのでその部分にはモザイクをかけてあります。











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