最終回文庫◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されないものがあります。ご容赦ください。

私のコレクション 星新一(19) 『生命のふしぎ』

2011年12月27日 | 星新一





しばらく新しい記事のアップが途絶えてしまいました(^_^;) ネタ切れが近いんですが……。

星新一さんの最初の出版物といえば、創作集『人造美人』の前に、子ども向けの科学書『生命のふしぎ』です。

函。 


表紙。


奥付部分の拡大。


初版じゃないじゃないかって? 
そう、この本に関しては、初版よりも初版から5年後に出た2刷本のほうが、レアなんですよ。
コレクターがそう言うんだから、ホントです。





私のコレクション 星新一(18)年賀状(平成期)

2011年12月06日 | 星新一





星新一さんからの年賀状、平成の年号になってからのものです。 

平成2(1990)年。



平成3(1991)年。





平成5(1993)年。


同じ平成5(1993)年の転居通知。




平成6(1994)年。
「賀春」と「1.1.'94」が蛍光ペンなのでスキャンすると消えてしまいます。
撮影画像なので黒っぽくなっています。


同じ平成6(1994)年ですが、これは古書店で購入した某編集者宛。




平成7(1995)年。




平成9(1997)年。






亡くなられたのは平成9(1997)12月30日享年71歳でした。お知らせをいただいたのは担当編集者からのお電話で、呆然と立ち尽くしたのは正月明けの翌年1月4日の夜のことでした。


いただいた昭和から平成7年までの年賀状のすべてが自筆署名で、書痙に悩んでいた時だけは自筆のオフセット印刷でした。最後になった平成9年の年賀状は、既製年賀状に住所氏名のゴム印が押され、宛名書きもご本人ではありませんでした。


私のようにファンの末席に名を連ねた者にも送ってくださったのですから、その数はたいへんなものだったのではないかと思います。







私のコレクション 星新一(17)年賀状(昭和期)

2011年12月05日 | 星新一





昭和の時代に、星新一氏からいただいた年賀状です。


昭和50(1975)年





昭和51(1976)年。
しょう → しょうわごじゅういちねんがんたん → たんせい……と、しりとりになっています。





昭和52(1977)年。
「追加印刷という珍品」とあります。

書痙でペンも握れないときもあったそうです。





昭和53(1978)年。
珍しい自筆絵入り。星鶴の絵は見ますが、
干支の 🐎 にちなんで、星ウマと洒落ています。

ユーゴスラビアゴ訳の「ボッコちゃん」の一部が印刷されています。




昭和54(1979)年。
「デンタルダイヤモンド」というハイシャの雑誌に座談会が載ります」とあります。

ベンガル語訳の「ボッコちゃん」の一部が印刷されています。




昭和55(1980)年。

エスペラント語訳の「遠大な計画」の一部が印刷されています。




昭和56(1981)年。





昭和58(1983)年。





昭和59(1984)年。
前年秋にショート・ショート1001篇を達成した年の年賀状。





昭和60(1985)年。





昭和61(1986)年。





昭和62(1987)年。





昭和63(1988)年。





昭和64(1989)年。



昭和50年から64年(平成元年)までの14通。
1通抜けています。
どこかにしまってあるのかもしれません(^_^;)


私のコレクション 星新一(16) 新聞連載小説(切り抜き)

2011年12月04日 | 星新一





星新一「気まぐれ指数」は、最初は東京新聞に連載されました。
連載期間は1962年12月13日~1963年5月14日だそうです。



単行本『気まぐれ指数』は、1963年10月に新潮社から刊行されました。

これは気長に毎日切り抜いたわけではなく、切り抜きをまとめたものが古書展に出品されたときに入手して、あとで星さんにサインをいただいたものです。






私のコレクション 肉筆原稿 星新一(3)

2011年12月01日 | 星新一





星新一氏の肉筆原稿「地球から来た男」です。






掲載されたのは「野生時代」の創刊号でした。



『地球から来た男』は、1981年2月に角川書店から刊行されました。

この肉筆原稿がなぜ手元にあるかというと……。

前に紹介した星新一氏の第一創作集『人造美人』の特製本は、星さんからファンクラブの大会に提供されたものでした。星さんから提供された品々をオークションにかけ、運よく入手出来たのですが、その落札価格が、星さんをして「俺の原稿料より高い!」と言わしめたものでした。

大会終了後、「大金を使わせてしまったお詫びに」ということで、この肉筆原稿をプレゼントしていただいたのです。