田村義也さんが装幀した本のつづきです。順不同。
大庭みな子『幽霊達の復活祭』
大江健三郎『同時代と戦後』
大江健三郎『みずからわが涙をぬぐいたまう日』
多田道太郎『ことわざの風景』
函
表紙
多田道太郎『文章術』
椎名誠『全日本 食えばわかる図鑑』
椎名誠『インドでわしも考えた』
長部日出雄『醒めて見る夢』
中村きい子『女と刀』
函
普及版の表紙
特装本の表紙
綱淵謙錠『幕末風塵録』
綱淵謙錠『歴史の海 四季の風』
寺久保友哉『蕪村の風影』
高森和子『母の言いぶん』
岡部伊都子『いのち明かり』
高橋揆一郎『悪党のトマト』
柴田道子『ひとすじの光』
高橋喜平『遠野物語考』
最後は田村義也さんと仕事を始めるきっかけになった本。全5巻+索引巻の完結までにほぼ10年を費やしたシリーズ。私の編集生活の大半--というよりは、ほぼすべてでした。その間(準備期間を含めると、もっと)、3人の編集委員が集まる編集委員会にも編集委員以外にこのシリーズに関わった再話、写真、挿絵などを担当した方々と共にご参加いただき、お付き合いいただいた年月はかなり長かったのです。
「いまは昔 むかしは今」第1巻『瓜と龍蛇』
「いまは昔 むかしは今」第2巻『天の橋 地の橋』
「いまは昔 むかしは今」第3巻『鳥獣戯語』
「いまは昔 むかしは今」第4巻『春・夏・秋・冬』
「いまは昔 むかしは今」第5巻『人生の階段』
「いまは昔 むかしは今」別巻『索引』
田村義也さんの装幀本の紹介は、これでおしまいにします。
田村さんが装幀を手掛けた本は、ほかにもたくさんありますので、興味がわいた方は本を手に取ったら、表紙を開き、見返しをめくり、タイトルページの裏に装幀した人の名前が載っていますので、ちょっと気にしてみてください。装幀者の名前は、目次ページの最後や奥付に入っていることもあります。
本を手にするときは、テーマで選んだり著者で選びますが、ちょっと見方を変えて「装幀者」をキーワードにすると、また違った面白さが垣間見えてくる気がします。