寄贈された詩集の作者に送った木山捷平さんの礼状葉書です。もちろん私宛ということはありません(^_^;)
これも古書展か古書店で入手したものです。
消印が昭和39年7月とあります。右手の指をケガしての悪筆とありますが……
たしか、お住まいだった吉祥寺で、バスと接触する事故に遇って手をケガし、全冊署名入りの限定本『耳學問』に署名するのが大変だったと読んだ記憶があったので…しかし『耳學問』の刊行年を調べると昭和32年4月なので、時期が違いました。
手をケガすることが多かったのでしょうか。
葉書の宛先の詩人をお名前と書名(画像ではともに加工して消してあります)で検索してみると……この詩集で読売文学賞を受賞したものの、その年から体調を崩し、翌昭和40年2月の授賞式の当日の朝、危篤状態に陥り、翌月に亡くなられたそうです。