大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

カボチャの置物

2015-09-08 08:57:25 | Weblog
そう言えばこんな物を骨董市で買ったんだった。 先日靖国神社の骨董市に行った時
普段は買わない 道具以外の物を買っていた。 丁度以前紹介した 薄突き鑿と同じ
業者で買ったはずだ。

多分 文鎮と言うのか 重石と言う事だろう。 下に敷く黒い板はこれの物かどうか
判らないが、業者がこれも付けて安くすると言うので買ったはずだ。

多分古い物では無くて今出来の物だろうと思う。 私はこう言う鉄物が大好きだ。
もっと錆びて あばたの鉄肌の物が本当は良いと思うが、思う様にはならない。
見掛けると 買う事も有るが、 そんなガラクタが我家の玄関を飾っている。
地味な物なので 余り目に付かないと思うが、それで良い。 出かける時時々 それらの
鉄物を 手にとって撫でてやる事もある。 人の手油で 段々黒光すると聞いてたからだ。

このカボチャは胴回りの直径は5センチ弱 高さは4センチ弱と言う小さな物だ。
まあこうして ガラクタは段々増えて行くんだよね。 片付けろと女房からは言われるが
なかなか踏ん切りが付かない。  こうして どこの家にも役に立たない物が増え、最後は
片付け業者が整理して、一部がこういう骨董市に回って来ると言う循環になるかな。

世の中 上手く出来ている。 骨董と言わず古道具を扱う店はもっと増えても良いと
思うのだが。
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0520 孝光鉋の削り

2015-09-07 20:38:45 | Weblog
毎日毎日 良く降る雨だ。 今日も雨で散歩にも行けないので、家で鉋の手入れを行った。

この鉋は世田谷のボロ市で手に入れた。 既に一度紹介したはずだ。 しかし何度か研ぎ
直したが思う様に切れなかった。 結局色々いじって、最近やっと少しまともに削れる様に
なって来た。 どうして上手く削れなかったのか考えて見ると、裏が錆びていたんだ。
裏押しして 光っている様に見えてまだ 若干鏡面で無い所が有ったのだろう。

何度か研ぎ直している内に 段々と鏡面に近くなり それで切れる様になったのだと思う。
まだ刃が直線に研げて無いのか、台が 平面で無いのか 幅一杯の鉋屑を出す事が出来ない。
それでも これは駄目鉋と決めつけていた当時と比べ 格段に良くなって来た。

諦めずに色々試行錯誤していると何とかなる物だ。 安く手に入れた物だが、やはり切れると
嬉しい。 大切にしようと思っている。  手に入れた当時 無かった 裏刃を探して
二枚刃の本来の姿にした。  刃口の空きが大きいので二枚刃でないと上手く削れないと
思う。
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大観鉋の削り

2015-09-07 11:42:53 | Weblog
この鉋については、既に紹介した。 一枚刃で少し使って見たが、今回裏刃を付けて
二枚刃に改造した。 押さえ棒は少し緩かった。 そこで穴の上側に細釘を打って
棒を若干押し下げて調整した。 これで今の所丁度良い。 刃口の角度を削り直して
調整し少し削って見た。 一応削れる様だ。 少し鉋屑が詰まる事が有るのでもう少し
調整が必要かも知れない。 

処でこの鉋の銘を一応 大観としているが、或は犬観かも知れない。どちらにしても
意味が良く判らない。 肩に点が有るような無い様な。 傷かも知れないので 断定
出来ない。  まあどちらにしても、そんな銘の鉋刃が石堂に有るかどうか、調べたが
判らなかった。  この押さえ棒は 友達が持って来た物だが ステンレスなのか全く
錆びていない。 しかし少し細かったかな。 

これでこの鉋については 完成として 後は少し使って見て調子良ければ 貸して
くれた友達に返却しようかなと思う。 台を打った物は後 3丁有るが、いずれも
削りは今一だ。  暇を見て時々いじって見るが思わしく無い。 いずれも最終的に
二枚刃に改造する予定でいる。

まだ 友達が持って来た鉋で当分は遊べそうだ。
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キノコ

2015-09-04 20:49:05 | Weblog
この所 午後になると雨が降る。  晴れた日は殆ど無くてうっとおしい。 少し
動くと それ程 温度は高くないのに 汗をかく。 湿度が高いのだ。 我家の鉋にも
白い粉の様なカビが生えて困る。  今日は比較的天気が良くて午後少し散歩に出た。

近くの公園を歩いて見ると こんな白っぽい色の茸が あちこちに生えている。大木の
根っ子で落ち葉の積もる辺りに群生している事も有る。  図鑑で調べて無いが
多分食用には適さない 茸だろうと思う。 傘の直径が10センチ位有った。
廻りを見るともっと大きい物もある。 温度が高くて 水分が豊富だと育ちやすいの
だろう。 

今年はマツタケなんかも育ちが良いのではないだろうかと想像しているが、そんな便りも
聞かないなー。 信州に行ってマツタケ御膳を戴きたい物だ。 公園の廻りの茸が
椎茸なら 良いがそれなら皆さん 既に取って食べてしまっているだろうな。

まだ昼は暑いが もう確実に秋だ。 そろそろ秋晴れの青い空が見たい物だな。
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追入鑿 3分 銘 ?五郎

2015-09-01 15:50:14 | Weblog
この夏は後半 雨が多い。 季節が早く進むのかこれは秋雨前線だと言う。 外出には
傘が手放せない。 少し動くと蒸し暑くて、留まると寒い。 温度変化に体がついて
行かないのだろう。

この土砂降りの中 止せば良いのに町田骨董市に来た。 皆テントで商売しているが
品物は濡れるし困る事だろう。 だが商売なので出店を止める事も出来ないのだろう。

傘がぶつかる狭い通りを歩いてこの鑿を見付けた。 柄を見ると黒檀らしいので銘は無いが
500円をはたいて買って来た。 先端部左の脇が欠けている。 無理してこじって使った
かも知れない。 家に帰って 欠けた部分までグラインダーで削り取り刃を付け直した。
5ミリ程度短くなっただろう。 刃の裏の研ぎと錆落としを行うと 裏に銘らしい物が
有った。 それは?五郎と読めた。 一文字目は読めない。 或は虎五郎かなとも思う。
やはり銘は有ったのだ。 ひっそりと裏に有った。 いずれ研ぎ減りベタ裏になれば、この
銘は研ぎ減り無くなるだろう。 そう言えば案外と研ぎ易い様にも思う。 鋼は刃の脇の
部分にしっかり巻き込んで折らず、むしろ刃の真中辺りを厚くして角の部分を薄く鋼付け
している。 恐らく意図的にそうしたと思う。 理由は不明。 何となく使い易そうな鑿
だ。 これで切れれば嬉しいが。 雨の中をわざわざ行って収穫有ったか。
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