そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ザ・ダーク

2007年12月23日 | ホラー

2005年 イギリス/ドイツ 94分
■原題「The Dark」
■2007.12.15 wowow
■監督 ジョン・フォーセット
■出演
   マリア・ベロ(アデル)
   ショーン・ビーン(ジェームズ)
   ソフィー・スタッキー(サラ=娘)
   アビゲイル・ストーン(エブリル)
   モーリス・ローヴ(ダフィッド)
   リチャード・エルフィン(ローワン)

 《story》

ニューヨークで暮らしていたアデルと娘のサラは、親子の心の行き違いで悩み、別れた夫のジェームズの元を訪れた。その地には、海に身を投じれば、死んだ者が生き返るという伝説があり、村民が集団飛び込み自殺をした忌まわしいところだった。娘のサラは、まるで誘われるように海に入り、行方がわからなくなる。入れ違うように、娘とよく似た少女と出会う。かつてのこの村で死んだとされていた少女だった。

 結局どうなったのだろう
最後は、娘のサラが生き返り、母親のアデルは死んだ? 娘は実は昔の少女の生まれ変わり? 頭が悪いからよくわからなかった。海の中にあの世があるんだ。一人飛び込めばひとり生き返る。今一歩アイデアがほしい。母娘のひび割れた関係もそこにからまってくるはずなんだけど、すっきりしない。この親子はここまで誘われてきたのだろうか。ニューヨークで親子の関係がこじれたところから、始まっているんだ。「ダーク」とは、「闇」の世界のこと。心の闇が招いた悲惨な出来事だったのだろう。

デスリング

2007年12月23日 | ホラー


2006年 アメリカ 89分
■原題「Ring Around the Rosie」
■2007.12.12 wowow
■監督 ルビー・ザック
■出演   
   ジーナ・フィリップス(カレン)   
   トム・サイズモア(ピアース=管理人)   
   ランドール・バティンコフ(ジェフ=恋人)   
   ジェニー・モーレン(ウェンディ=妹)   
   フランシス・ベイ(ナナ)   
   マーク・リン(保安官)

 《story》

亡くなった祖母から遺産相続した、山奥の家にやってきたカレン。翌日には恋人のジェフも帰り、一人家の中でカレンは、幼い頃の自分と妹の幻覚を見るようになる。だれもいないと思っていた隣の小屋に、管理人だという男が現れる。カレンが幻覚を見て直後に突然目の前に現れるこの管理人を、カレンは信用していなかった。後から家に来た妹のウェンディは、その管理人と親しくなっていき、カレンは心配する。あるとき、管理人の小屋でウェンディが乱暴されそうになっていた。カレンは飛び込んで妹を助けたものの、その管理人は彼女たちを追いかけ襲ってきた。そして妹が2階の窓から落下。そのとき現実が目の前に・・。

 何がそうさせるのかわからない
ホラー映画は、モンスターが出てくる場合と、不可思議な出来事が起こる場合がある。私の癖なのかもしれないけど、そこに理由があり、それがわからないから怖いものだと思っている。そして、ラストでその理由がわかったときの衝撃がその映画の良さを決める。この映画は、妹がすでに死んでいたという衝撃の真実がわかった。でも、なぜ死んだのか、今何を訴えようとしているのかわからない。あの管理人は現実? 幻? 何が言いたかったのか。主人公が、消したかった過去なのか。馬への恐怖なの?