そよかぜから-映画

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やじきた道中 てれすこ

2007年12月06日 | コメディ

2007年 日本 108分
2007.11.23 TOHOシネマズ緑井
■監督 平山秀幸
■出演 
   中村勘三郎[18代目](弥次郎兵衛)
   柄本明(喜多八)  小泉今日子(お喜乃)
   ラサール石井(梅八)  笑福亭松之助(与兵衛)
   淡路恵子(おきん)  間寛平(奉行)
   松重豊(地廻りの太十)  
   山本浩司(地廻りの甚八)
   吉川晃司(沓脱清十郎)
   鈴木蘭々(清十郎の妻・菊)
   星野亜希(花魁・おちみ)  藤山直美(お仙)
   國村隼(代貸)  笹野高史(お喜乃の父・杢兵衛)

 《story》

「花のお江戸は毎日が愉快で大騒ぎ」
「ご存じ“弥次喜多コンビ”と売れっ子“花魁”が繰り広げる笑いと涙の珍道中」


大阪で不思議な生き物が捕らえられたと話題になり、名を「てれすこ」と呼んだ。一方江戸では、弥次さんが思いを寄せる売れっ子の花魁が、弥次さんに「思いの深さをしる作り指」だと称して作らせた偽の指で、客から金をだましとっていた。喜多さんは、ようやく舞台に出られたものの、一番の見せ場で大失態。首をくくろうとしているところで弥次さんと出会う。花魁のお喜乃は、偽の指がばれ、弥次さんに故郷の父親が病気だと嘘をつき、足抜けを頼む。喜多さんと知恵をしぼり、足抜け荷成功し、3人の旅が始まった。

 それほどでも
コメディは、ただおもしろいだけでなく、スローリーにきちんとした筋があり、「ほうー」とうならせる場面もちょこっとあって、笑いが光る。バカなことだけして笑うのはただのバラエティー番組だ。寅さんのように、笑いの中に意味があって、それが心に響いてくるとき、映画としてのコメディーの価値が出る。そう思っている。この映画もそれをめざしているのだけど、イマイチという感じがした。おもいきり笑えなかった。劇場ではいくらか笑い声があったが、私にはしらけた場面に感じてしまった。笑って切なくなってハッピーエンド、晴れ晴れとした気持ちになろうと見た映画だったが、ちょっとがっかり、期待はずれ。

 公式サイト「やじきた道中 てれすこ」