そよかぜから-映画

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チャーリーとチョコレート工場

2006年10月17日 | ファンタジー/アドベンチャー

2005年 アメリカ 116分
■原題「Charlie and the Chocolate Factory」
■2006.10.17 wowow
■監督 ティム・バートン
■出演 ジョニー・デップ(ウィリー・ウォンカ) フレディ・ハイモア(チャーリー) ヘレナ・ボナム=カーター(バケット夫人) ディープ・ロイ(ウンパ・ルンパ) ミッシー・パイル(ボーレガード夫人) クリストファー・リー(ドクター・ウォンカ)

《story》
チャーリー少年の家は、傾いていておんぼろで、父は失業中、それに祖父母が二組で寝たきり状態。貧しいながらも7人での生活を、チャーリーは幸せに感じていた。特に年に一度の誕生日に買ってもらえるチョコレートを楽しみにしていた。
チャーリーの家のそばには、15年間門は閉ざされ、中に入った人も出てきた人もいないチョコレート工場があった。世界的に大ヒットを出し続けるこのチョコレート工場が、5人の子どもたちを工場見学に招待するという。このチョコレート工場で作られたウォンカ製の板チョコに入ったゴールデン・チケットを当てた5人の子どもと保護者が招待されるのだ。1人、2人、3人、4人と当選者が出た。チャーリーも誕生日にチョコレートを買ってもらったけれど、ゴールデン・チケットは入っていなかった。締め切り間際のある日、道ばたで拾ったお金で、板チョコを買ったら、なんとールデン・チケットが入っていたの。
さあ、いよいよ工場見学の日がやってきた。工場の中はいったいどうなっているのでしょう。

◎貧しいながらも、幸せを感じている欲のなさが、人生を歩む大きな力となっている。対照的に、お金にものを言わせる生き方、計算高い生き方、自慢ばかりする生き方、食べるばかりの抑制のきかない生き方が、愚かに見える。
ウォンカは、なぜ子どもを招待する気になったのか。友達がほしかったのか。陥れるつもりではないことはわかったが、1人2人と消えていった。一番欲のないチャーリーが、懸賞を得ることになる。でも、欲がないから、貧しい家族を選び大切にする。そして、その気持ちが、ウォンカの心にあったこだわりを解決に導いた。
工場の中の不思議な世界は、感動いっぱいのファンタジーの世界とはいえない。どこか不気味で、何か魂胆がありそうで、どこかに落とし穴がしかけてあって、だれかが落ちていくのを喜んで見ているような、そんな手放しでは喜べない感じがした。
でも、ウォンカは純粋にチョコレートが好きなだけで、おいしいチョコレートを作ろうとアイデアを練っているだけだった。
まあ、ハッピーエンドで終わってよかった。貧しい家族は、その助け合う気持ちをそのままに、メルヘンの世界に入っていけたからね。



公式サイト「チャーリーとチョコレート工場」