そよかぜから-映画

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帰郷

2006年06月25日 | 人間/社会派ドラマ

2005年 日本 83分
■2006.6.25 wowow
■監督 萩生田宏治
■出演 西島秀俊(晴男) 片岡礼子(深雪) 守山玲愛(チハル) 光石研(山岡) ガダルカナル・タカ(中年男) 伊藤淳史(カップルの男)

《story》

「君に会えて、僕はほんの少し大人になった」

母親の再婚のため、春男は帰郷する。久しぶりに出会った友だちと飲み、そこで8年前に別れた深雪と再会する。深雪も晴男と別れ、故郷を出たが、1年前に娘を連れて戻っていたのだった。再開した日、深雪は、娘は晴男の子だと言い、次の日の朝、自宅に来るように何度も言って別れるのだった。次の日の朝、深雪の家に行ってみると、深雪は不在で、深雪の子のチハルがひとりで留守番をしていた。お昼に戻るはずの深雪が戻らず、二人で深雪を捜すこととなった。

◎なんとなくあたたかくなる映画だと思った。街の風景、道路沿いを歩く姿、レストランの中、祭りの広場のようすなど、なぜかあたたかく感じる。自分もあそこに行ったことがあるよな、そんな感じがしてしまう。特別なロケ地でなく、すぐ近くで何度も行ったことがあるところ。
晴男の純粋な思いもまた全体をあたたかくしてくれる。チハルと対等の接し方をしていて、それでいて守ろうとしていることがよく伝わってくる。ただ、囲んでしまうのではなく、寄り添っている感じだ。

公式サイト「帰郷」