





■1990年 アメリカ 124分
■原題「DIE HARD 2」
■2007.6.1 wowow
■監督 レニー・ハーリン
■出演
ブルース・ウィリス(ジョン・マクレーン)
ボニー・ベデリア(ホリー・ジェネロ・マクレーン)
ウィリアム・サドラー(スチュアート)
ジョン・エイモス(グラント)
フランコ・ネロ(ラモン・エスペランザ将軍)
アート・エヴァンス(レスリー・バーンズ)
デニス・フランツ(カーマイン・ロレンツォ)
ウィリアム・アザートン(リチャード・ソーンバーグ)
レジナルド・ヴェルジョンソン(アル・パウエル)
フレッド・ダルトン・トンプソン(トルーデュー)

「また戦場へ来てしまった運の悪い奴!」
「ワシントンD.C. ダレス国際空港に非常事態発生
テロ集団が航空管制塔を占拠!
機能は完全マヒ、パニックが続く空港内にまたしても“あの男”がいた!」
クリスマスイブ、マックレーンは妻のホーリーを迎えにダラス空港に来た。たくさんの報道陣が、南アメリカから連行される麻薬王のエスペランザ将軍の到着を待っていた。マックレーンは、手荷物室に入り込んだ怪しい人影を発見し追いかける。手荷物室で銃撃戦となり、一人を射殺したが、その男は2年前に死んだとされている米軍関係者であることがわかった。マックレーンは空港の閉鎖を訴えたが、管轄外だと一蹴されてしまう。それからまもなくスチュアート率いるテロ軍団の管制塔のコントロールを支配されてしまう。スチュアートは、抵抗の見せしめに、上空の航空機に偽の情報を送り、墜落させてしまう。スチュアートのねらいは、エスペランザの逃亡をであり、奪った飛行機で国外に脱出することだった。マックレーンは、妻の飛行機が無事着陸できるように、懸命にテロ軍団を追う。

アクション映画の中でも、人命を救おうと命がけで戦っているところがいいのかな。ただのアクションと違うのはわかるけど、いったいどこが・・・と考えたとき、「アルマゲドン」のように命をかけて人々を救おうとしているところと似ている。最初の飛行機の墜落を止められなかったことへの落胆。あのとき、もしかしたら彼なら止めることができたかも、という期待をもった。でも、全員絶望。マックレーンと同様見ている者も大きなショックを受けた。結局、自分の妻を救うことが最優先になってしまって、ちょっとがっかりだけど、彼の目が多くの人間から彼女だけにしぼられていったような雰囲気になってしまったからね。ラストの燃料にライターで火をつけ、飛行機を爆破させるシーンは最高だね。悪党は絶対許さないぞという気持ちが、見ている観客と一致して、もやもやが晴れていく感じだ。結局は人殺しかな。多くの人命が救われたからいいか。最新作が楽しみだ。人々を命がけで救うというスタンスは残されているでしょうか。

毎週日曜日の夜8時は大河ドラマ。武蔵から見始めて5年目。始まりのテーマソングが流れている画面で、中程に出てくる黒いムカデ。いつも目を覆ってしまう。こうして名前を書くだけでもいやでいやでたまらない、「ムカデ恐怖症」だ。それは幼少の頃のトラウマがあるからだ。昔の家は山のすぐそばで、この梅雨の時期になると、ペアーで家の中に入ってくる。天井のすみ、布団の中、お風呂の中、足下、頭の上・・・・いたるところに出現する。1匹いれば必ずもう1匹はいる。15cm以上のでかい奴。夢にまで出てくる。長い長いムカデ。ああ、考えただけで狂ってしまいそうなので、もうやめる。今は団地に住んでいるので、出会うことはないが、それでもふっと気配を感じ、あちらこちらに目をやってしまう。この恐怖症からは永遠に解放されることはないのだろうか。