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「直感」ショッピング!

2010年05月12日 | 自分 -

仕事が落ち着いた午後3時半すぎ~~ 新宿で、ショッピングに興じた。
最近、なんとなく、イライラ&もやもやが続いていたので、「気分転換」の一種である。

ある(ヨン様が微笑んでいる)眼鏡屋さんの本店に突入!
昨年末から計画しながら、実現していなかったので、「メガネを購入する」ことにした。
今日は、三度目の来店だ。
前回は(週末だったため)、気に入っていたフレーム(赤系と紫系)があったのだけれど、
「まちぼうけ」ばかりで退屈してしまい、「平日来ます」と言い、帰宅してしまった。
しかし、いく度にフレームは変わるので「気に入ったものが残っているとは限らない」 と
思い知り、今日は 「うん、よし、買おう!」 と決心した。



最初は5つの眼鏡フレームを選んで、そこから一つ一つ落としていって、
最後に2つが残った。

結局・・・・残った二つの中から、店員さんの勧めるままに・・・・
無難なデザインで、軽くて、かけやすく、どんな服にも浮くことのないような雰囲気で、
クズダイヤもどきの石がはめ込まれた「薄いピンクフレームのメガネ」を選んだ。
しかし、かねてより、どうしても「赤フレームの眼鏡」がほしかったので・・・
私は、咄嗟に目の前の「赤」に手が出てしまって、「やっぱり、こっちの方が・・・」 と
一度決定したことを、あっという間にくつがえして、迷い始めてしまった。
そして、最終的には、「う~ん」とうなる時間が、無常に過ぎていってしまった。
(この赤フレームは、個性的すぎるということで、一番最初に削除したフレームだ)


赤フレームに手を出したのは本当に無意識のことで、「直感」のようなものだったが、
ゆっくりするわけにもいかず、最終的に(自分自身で、一人では決められず)・・・・
後に座っていたイケメン二人(20代後半~30代前半)に、私は何の警戒もなく声をかけた。
    「お話中にすみましぇ~ん。お願いがありまして・・・
       私にどちらが似合っているか、感想を聞かせてもらえますか?」
その理由は・・・・・
 1)彼ら二人が男性だから
 2)他人の目線で、第一印象での感想を知りたかったから
 3)彼ら二人が、センスよさそうにみえたから


返って来た言葉は、かなり面白いものだった。
「いいですよ~」から始まり、「赤の方がいいですね」「顔立ちとあっていると思うな」
と、直感で選んだ赤のメガネを推してくれた。
真面目に、いろいろな言葉を使って、「何故赤がよいのか」を、二人で語ってくれた。
 (二人とも、私のメガネ吟味を、楽しんでくれているようだった)
その上に、店員さんが勧めてくれた方のメガネを、「似合っていませんよ~」と・・・
かなりはっきりと指摘されてしまった。
これには、私も、びっくりした。

全く二人ともが、同意見だった。
ステッチが入った白ジャケットに白いパンツの男性と、グレーの縦じまのジャケットの
男性だったが、二人ともノーネクタイで、かなりおじゃれな服装だった。
そして、二人とも「おしゃれ系イケメン」のエリアに属する男性だったと思う。
デザイン系の仕事か、自由業みたいな感じがしたが、どちらにしても感性も、言い方も、
非常にはっきりとしていて、「自分の意見が言える人たちだ」という感想をもった。
もちろん、「彼らの主観(私見)」でしかないので、他の人の意見は違うかもしれない。
ただ、彼らの感想を、そのまま受け容れられるだけの説得力が、彼らの言葉にはあった。

最後は「どうもありがとうございました」と笑顔で御礼を言って、私は「赤」に決めた!
センスのいい男性(?)から勧められたものだと、私も心なしか嬉しい気分になって、
このメガネも大切にできそうだ。

最近は、メガネも着替える時代のようで、手軽にブランド物も買えるようになった。



現代社会の人間関係は、なんとなく希薄になっていって、とても世知辛く感じられ、
あらゆるモノに対する関心も薄らぎ、内に向かっていく人々が多い昨今、今日の二人は、
とてもダイレクトな対応と表現方法で、かなり好感が持てる人たちだった。
眼鏡売場を離れる際にも、カウンターに移動した白ジャケットでツンツンヘアーの彼は、
にこっと笑って、私よりも先に会釈をしてくれた・・・。

目で挨拶・・・「ありがとう!」 「さようなら」 「おすこやかに!」
「一期一会」とは、まさに、このようなことをいうのだろう。

大都会にげんなりしていたので、今日は彼らとの短時間の交流で、楽しませてもらい、
まだまだ「捨てたモンじゃないぞ」という機運が湧いてきた。

私の「直感」も、同様に、「もう少し信じてもよいのかもしれない」・・・・・なんてネ。