そうだ、「北へ。」行こう

私の北海道旅行の旅行記が中心のブログです。初めての方は「北海道旅行プラン」カテゴリからが見やすいと思います

然別湖 (鹿追町)

2006年07月12日 | 十勝エリア・観光

やってきました神秘の湖、然別湖です。
ここは、大雪山国立公園の中で唯一の自然湖なのだそうです。標高810mと道内で最も高い位置にあり原始の姿を止めていることが「神秘の湖」と呼ばれる所以。
さらに、ここ然別湖には北海道天然記念物に指定されている「オショロコマ(ミヤベイワナ)」も生息していて、資源保護の為ここ然別湖及び流入川であるヤンベツ川と合わせて一帯が禁漁区とされていて、その自然保護に努めているのだそうです。


湖畔まで降りてみました。
静かで綺麗な場所で、湖の東側に臨む通称「くちびる山」が印象的でした。
その造形から「くちびる山」と呼ばれているらしいですが「展望山」という名前らしいです。

また、ここは湖ばかりではなく、その周囲も自然の宝庫で、然別湖の周囲は原生林が取り囲み、生きた化石と言われるナキウサギや、キタキツネ、トラツグミ、オジロワシ、クマゲラ、アオサギ等の動物が生息し、夏は、カヌーや遊覧船で湖面をまわることが出来るほか、冬はスノーモービル、クロスカントリースキーで凍結した湖面を通行できるようになるなど、季節を選ばず自然とふれあうことの出来る場所なのだそうで、これらの体験は近くにある「然別ネイチャーセンター」で様々な企画を行っているみたいですね。
今回は時間にそこまでの余裕が無かったのもあって、自然満喫体験はお預けにしましたが、でも、ただその場にいるだけでも圧倒的な自然を存分に感じることの出来る場所でした。

ちなみに、周囲には旅館・ホテルがありますので、のんびりと腰を据えてここに滞在してみるのも良いかもしれませんね。


然別湖
河東群鹿追町然別湖畔(地図
見学自由
駐車場 150台(無料)


扇ヶ原展望台 (鹿追町)

2006年07月10日 | 十勝エリア・観光

十勝牧場から一路西へ。
道道133号線~道道54号線~国道274号線と経て、道道85号鹿追糠平線と進路をとりました。
然別湖へ向かう途中の道路沿いにあるのが、「扇ヶ原展望台」です。

ここのスポット自体は、駐車帯にトイレがあるだけの簡素なところで、特別な施設は何もありません。

しかし、特別な施設はありませんが、ここには特別な景観がありました。
広大な十勝平野を一望できます。


遙か地平線の彼方まで見渡せますが、遠くの方は霞んでよく見えないほど。
「展望台」なのですから、大切なのはやっぱりその「景観」ですよね。
特別な施設は何もないけど、そんな物はあくまで付属品。十勝牧場展望台に続き、十勝平野の広大さを目の当たりにできるこのスポットは、そういう意味でも、とても良かったです。

扇ヶ原展望台
河東群鹿追町北瓜幕(地図
見学自由
駐車場  約40台


十勝旅行案 1

2006年07月09日 | 北海道旅プラン
旅行記風に発信している十勝スポットも、旅行の2日目の分が終了しました(1日目は青森~帯広間の列車移動が殆どで、実質的な旅行はここが初日)ので、ここで一旦「案」というよりも、実際に俺が旅をしたその行程をまとめてみました。
とりあえず、時間等も覚えている範囲でなるべく載せるようにして、少しでも役に立てればと思います。

旅行計画を立てるという行為。それ自体が楽しかったりもしますが、逆に反面、何も考えず「とにかくこの通りに動けば間違いなし」ってなナビもあったら、それはそれで楽だなぁとか思わないこともありません。
以前、函館旅行計画を書いたときも言いましたが、旅行誌などに乗っているプランは「ぬるすぎ」ますから・・・本当に、実体験に基づく計画案を。と、そういった方の為に(笑)。

別に、俺の選択が必ずしも最高なものであるだなんて、思い上がった事を言うつもりはありませんが、少なくとも自分自身満足した旅行だったという事を添えて、あくまで参考までに旅行計画案をお届けします。

帯広市前日泊 ホテル(駅周辺エリア)午前9時10分出発
↓徒歩
クランベリー本店:開店が9:30なのでそれに合わせて到着する具合に。
↓徒歩
柳月大通り本店
↓徒歩
六花亭本店:店自体は9:30開店ですが、喫茶コーナーは10:30~
↓徒歩
④レンタカー(駅前)
↓車
八千代公共育成牧場
↓車
道の駅なかさつない:ハスカップソフトを要チェック
↓車
幸福駅
↓車
愛国駅
↓車
味処新橋:大体14時頃に到着しました。
↓車
帯広市役所展望ホール
↓車
池田ワイン城:ワイン城を一通り回って16時過ぎ頃という感じでした
↓車
ハルニレの木:大体17時前後に到着。夏場であればまだ明るく大丈夫です。
↓車
ホテル
↓徒歩
炉ばたのあかり

尚、この案を計画するにあたり、沢山の助言をいただきました。
その節は本当にありがとうございました。

十勝牧場展望台 (音更町)

2006年07月08日 | 十勝エリア・観光

白樺並木を通って、そのまま展望台にも寄ってみました。
ここも白樺並木と同じ十勝牧場なのですが、同じ十勝牧場内とは言え白樺並木からダートコースを約5㎞ほど進んだ場所にあります。
さすがは十勝と言ったところでしょうか、広いです。


このようなダートコースを進んでいきます。
同じ敷地内とは思えない広さです。
ただ、十勝牧場内は立ち入り禁止地域なども指定されていたりするため、事前にチェックが必要です。


展望台へ到着する手前に2本の柏の巨木があります。「名木」と表され2本の柏の木から別名「夫婦柏」と呼ばれているみたいです。
こちらは樹齢約200年ということで、豊頃町のハルニレの木もそうでしたけど、この夫婦柏も200年もの間ずっとここで供に居たんですね~。展望台にたどり着く前に思わぬスポットを発見して、なんだか嬉しくなりました。


そして、ようやく展望台へ到着しました。
早朝だったため、他に観光客の姿は見あたらず駐車場にも車はありませんでした。
一応簡単な展望台と東屋が設けられていますが、ここはこの場所そのものがもう天然の展望台とでもいった感じですね。

展望台から北西方向。
地平線まで見渡せる十勝平野。地平線の彼方には今日これから向かう然別の山々も見えます。
早朝の澄んだ空気の中、十勝平野の雄大さを実感してとてもすがすがしい気分になれました。十勝牧場へ立ち寄る機会があれば、是非この展望台へも足を伸ばしてみることをオススメします。

十勝牧場展望台
河東群音更町駒場並木8番地1(地図
見学自由  
駐車場   約30台
十勝牧場のホームページ→こちら  


白樺並木 (音更町)

2006年07月06日 | 十勝エリア・観光

十勝巡礼の旅行記も、ここからは3日目に突入です。
この日は前日から車を借りているので、朝から車を使用出来るという利点を生かし午前5時起床で6時にホテルを出発しました。

まず最初に向かったのは十勝牧場。
途中「道の駅おとふけ」の前を通りましたが、営業時間外。これは当然計画通りで、ここは後ほどまた立ち寄る予定で一旦パス。
そして、約30分で到着しました、十勝牧場の白樺並木です。

ここ、十勝牧場の白樺並木は全長が約1kmもある白樺の並木道で、その光景はまさに圧巻。整然と続く白樺の並木がとても綺麗でした。
早朝だという事もあってか、周囲には人の気配が無くて、聞こえてくるのは風の音とか鳥のさえずりとか、とにかく自然の音ばかり。人工的な音が聞こえてきません。
一旦車を降りて、この並木道を歩いてみましたが、とても落ち着く雰囲気でしたね。森林浴の効果かなぁ?
それに白樺の並木というのはとても絵になりますね。
こういう場所に実際に立ってみると、朝が苦手な人でも「早起きも悪くないなあ」って思えるかもしれませんね。


白樺は、音更町の町木として指定されている木なのだそうです。

白樺並木(十勝牧場)
河東群音更町駒場並木8番地1(地図
見学自由
駐車場  有り
十勝牧場のホームページ→こちら


炉ばたのあかり (帯広市)

2006年07月04日 | 十勝エリア・飲食

豊頃町でハルニレの木を見て時刻は午後5時を回ったところ。
雲が広がってきたのもあって、周囲はだんだん薄暗くなってきて若干肌寒さも出てきました。時間的にも観光施設などはもう営業を終える時間帯ですし、この日のスポット巡りはハルニレの木で終了にしました。
ほぼ予定通り上手く回れてたのではないかと思います。

帯広市へ引き返し、ホテルの駐車場へ車を預けた後は晩ご飯も兼ねて帯広市内へ飲みに出ることにしました。
この日訪れたのは「炉ばたのあかり」です。
場所は柳月大通り本店のある場所の一本裏手に入った路地のあたり。

ちょっとした旧来の飲み屋が集まる「新世界小路」という「小路」の中にあって、ちょっと入るには勇気のいる場所でした。(笑)

お店の中は、炭火の煙で磨かれた歴史を感じさせる雰囲気で、女将さんを始め女性でやっているお店でした。
このお店は、なんとメニューがありません。「メニューは?」と聞くと「ほら」という感じでカウンターを示されました。カウンターにはその日に仕入れたという魚介類や野菜などが並べられていて、好きなモノを注文すると、囲炉裏で炭火焼きにしてくれるというモノ。
ここでは「ツボ鯛」を焼いて貰うことに。

・・・・目の前で炭火焼きにしてもらったツボ鯛。お酒が進みました。

お酒は千歳鶴というお酒・・・これは札幌の地酒ですね。

ツボ鯛を焼いて貰っている間に注文したのが、ビール&茄子紫蘇の味噌焼き
これ、大好物なんです(笑)


女将さん(と思われる人)に、旅行で来ていることを話すと、十勝の事でいろいろと話が弾み、本当に美味しくて楽しい一時でした。
一見して「お酒飲みの人が好みそう」な感じで、「通好み」って雰囲気のお店でしたが、俺みたいな旅行者の初めての人が入っても全然大丈夫でしたよ(笑)

炉ばたのあかり
帯広市西1条南8丁目8-2(地図
定休日   第2・4日曜日
営業時間  17:00~24:00
駐車場   無し
電話番号  0155-25-9815
帯広駅から徒歩約10分


ハルニレの木 (豊頃町)

2006年07月01日 | 十勝エリア・観光

次は豊頃町へハルニレの木を見に行きました。
豊頃町は十勝川の河口に位置する十勝地方発祥だそうで、十勝の歴史はここから始まったんですね。
ここ豊頃町のシンボルとなっているのがハルニレの木。ハルニレはニレ科に属する落葉高木で、その樹高は高いもので35mにも達するそうです。

豊頃町にあるハルニレの木は、池田町方面からだと十勝川に架かる茂岩橋の手前の土手を左手に入っていくかたちになるのですが

さすが、町のシンボルだけあって、きちんと標識が出ています。

土手の上の道をしばらく進んでいくと、2本のハルニレの木が見えてきました

このハルニレの木は、豊頃町の指定文化財にも指定されています。


2本の木が寄り添うように立っていることから、別名「夫婦の木」とも呼ばれているそうです。
推定樹齢は140年。その間雨の日も風の日も、ずっと一緒に寄り添って立っていたと考えると、とても素敵な話ですね。


ハルニレの木
中川郡豊頃町幌岡南9号地先(地図
見学自由
駐車場  駐車スペース約5台