あっけし望洋台から、次に目指したのは霧多布岬です。
すでに午後という時間から逆算して、根室岬まで行って来るのは恐らく無理だと思われたので、この日の内に無理なく回れる限界は霧多布岬あたりだろうと予測を立て、まず先に霧多布岬まで行き、そこから引き返す形で各岬を巡っていこうと思いました。
そして、霧多布岬へ向かう途中、折角なので2日前は立ち寄れなかった霧多布湿原を通って行くことにしました。
2日前も、湿原を横目に眺めながら湿原沿いの道は通ったのですが、湿原の中を通る通称「MGロード」という道があって、そこを通ってみることにしました。
天然記念「霧多布湿原」の表示があります。
筆記体で書かれた「MGLoad」の文字も。ここからがMGロードらしいです。
湿原の中を真っ直ぐに延びる道。
周囲は見渡す限りの湿原・・・・う~ん、ここも凄い光景です。
まさに北海道っていう風景でしたね。
MGロードと書かれた木制の案内板。
ちょっと文字が掠れているあたりが、良い味を出しています(笑)
途中には駐車帯や、湿原に降りられる場所などもあり、霧多布湿原案内板もありました。
案内板によると
「霧多布湿原は、ヨシを主体とする湿原やミズゴケに覆われた湿原など様々な形態の湿原が身近に見られる湿原です。
その大部分はワタスゲやエゾカンゾウなど華麗な花の咲く湿原となっています。
また、湿原中央部は国の天然記念物「霧多布泥炭形成植物群落」として大正11年(1922年)に指定されており、平成5年(1993年)には国設鳥獣保護区に指定、同年ラムサール条約登録湿原地に認定されています。」
とのことです。
ここも、花が咲く季節に来るときっと凄く綺麗な光景が広がっているんでしょうね。
霧多布湿原
厚岸郡浜中町霧多布湿原(地図)
見学自由
ただ、この日も前日に引き続きこれでもかという位の快晴で、青空が広がるとても気持ちの良い天気でした。
ここで思い出されるのが、濃霧の中、悔しい思いをしながら岬を巡った旅行2日目。
まさに「こんな天気だったなら・・・・」という気持ちです。
で、ここで決意しました。「だったら、今これからまた行けばいいじゃん」
そうです、とっても単純な事。だったら今行けば良いんです(笑)
ということで、もうすでに昼になろうかという時間帯でしたが、まだまだ大丈夫。当初の予定を全てキャンセルして、午後一杯を使って、回れるだけ岬を回ることにしました。
ツアー旅行じゃ出来ない、気ままな自由旅行の利点ですね。
そうと決まれば行動は早いほうが良いです。何しろ時間が限られてますので。
早速出発することにしました。
そして六花亭春採店を出発して道道142号を厚岸町方面へ向けて走り出して、釧路市郊外の高台の上を通りかかった所、気になるスポットを発見したので、ふらりと立ち寄ってみました。
案内板には「高山パーキング」と描かれていました。
縦に長く取られた駐車スペース。
高台の上という立地条件から
眼下に釧路市街地を一望することができました。
なかなかの眺めです。
特に旅行誌等には何も情報が無く、地図にも載ってないようなひっそりとしたスポットですが、後に調べてみたところどうやらここは釧路市の夜景を眺める絶景のスポットして、地元の人には人気の場所らしいとの事でした。
まさに地元民の知る人ぞ知るという、穴場スポットだったのですね。
もともとここには駐車帯が無く、ここに路上駐車して夜景を眺める人達が多く、その問題解消の為に作られたのがここ高山パーキングなのだとか。
「夜景を眺めるために作られた駐車帯」なるほど、通りで眺望が良いはずです。
今度機会があれば夜に立ち寄ってみたい場所でした。
ここは、本当に偶然に発見したスポットでしたが、こういうのもまた旅の醍醐味の一つですね。
高山パーキング
釧路市白樺台(地図)
見学自由
駐車場 有り
釧路にも六花亭の店舗がいくつかあるらしく、そのうちの一つである六花亭春採店へ立ち寄りました。
ここは、六花亭の直営(独立)店でもあり、喫茶コーナーも併設されているのでついでにここで昼食もとることにしました。
ここは、見晴らしの良い高台の上に位置していて、特に喫茶コーナーは湖に面した壁際がガラス張りになっていて、高台の上から見渡す湖と釧路市街地の景観はなかなかのものだとのことでした。
ちょっと期待してしまいますね。
坂になっている道の途中にありました。
ちょうどお昼時だったのもあってか、それなりに車も止まっていましたが、なんとか駐車は出来そうでした。
1階はお菓子の販売フロアで、2階が喫茶コーナーになります。
お菓子は最後にゆっくりと見てお土産品を買うとして、とりあえず喫茶コーナーへ。
やっぱり、昼時だというのもあってか2階は混んでいて、窓際の席は想像通りすでに全て埋まっていました。
窓際に限らず、残っているテーブルがあと僅かという状況でしたが、なんとか座ることができてとりあえず一安心。
とりあえず
ホウレン草ピザと
なんとかベリージュース(笑)
普通のイチゴだったかな?ちょっと忘れちゃいましたが、イチゴ系のフレッシュジュースでした。
サッパリしていてとても美味しかったです。
でも、六花亭と言えばやっぱり本命はお菓子やデザートですよね~。
と言うことで
これ
「雪やこんこまじりっけなし」
を食後に頼んで見ました
来ました、ソフトの上に、六花亭のお菓子雪やこんこのビスケット(?)部分が乗っかかった逸品ですが、乳化剤、安定剤、香料不使用の、喫茶コーナー限定商品。
いや~、美味かったです。ホント。
最後に、やっぱり絶景の眺めは気になりますよね~?
ということで、窓際まで歩いていって一枚撮ってきました(笑)
眼下に広がる湖は春採湖です。
なかなかの眺めですね。
六花亭春採店
釧路市春採3丁目19-1(地図)
定休日 無休
営業時間 10:00~18:00
喫茶コーナー(10:30~17:30)
電話番号 0154-42-5562
駐車場 有り
ホームページ→こちら(六花亭HP)
動物園の王道、ライオンがいました。
が・・・・
日陰でグッタリ。
ライオンも、この暑さには参っているようです。
こちらは隣の檻、一応起きてましたが、こっちも日陰でじっとしたまま動く気配がありませんでした。
やはり、暑いらしいです(笑)
アシカ
こっちは水の中だけあって、快適そうに泳いでました
気持ちよさそうですね。
黒いアシカを発見。
オクリアというアシカの仲間らしいです。
広々とした広場と正門が見えました。
西門から入って正門まで、順路を逆に巡る形で歩いて来たことになりますね。
本当に、緑が多くて森の中に動物園があるって感じで、広々としていました。
ペンギン発見。
こいつらは元気です
ちくしょう、可愛いじゃねえか(笑)
これも、動物園の定番。像もいました。
水辺の動物や鳥等に至るまで、結構種類も豊富で規模も大きい動物園ですね。
ただ、北海道と言えば旭山動物園が有名すぎて、釧路市動物園ってのはあまり聞かないけど、それなりのものだったと思います。
>釧路市動物園 1
釧路市動物園
釧路市阿寒町ニニシベツ11番(地図)
休園日、開園時間、入場料等は→こちら参照
ホームページ→こちら
丹頂鶴自然公園の次は釧路市動物園へ。
どちらも動物繋がりですが、この2つの施設は比較的近い場所にあるので、車だとすぐに到着することができます。
動物園の正門付近を通り過ぎ、奥の方へ行くと
広々とした駐車場がありました。
そして、どうやらここは無料で止めることができるみたいでした。
この駐車場からだと
西門がすぐ近くでしたので、こちらから入園することにしました。
西門から入ってすぐの所は遊園地になっていて、そのコーナーの奥には順路になっていました
ここの動物園は都市型の、動物の檻をコンパクトに近い範囲でまとめた動物園とは違い、周囲は木々に囲まれて、ちょっとした森の中を散策しているような感じの広々としたものでした。
おかげで、今自分がどの辺を歩いているのか、現在地を把握するのがなかなか難しい程です。
とりあえず歩いていると
サル山を発見しました。
結構立派な猿山です。
観光客からの餌が目的らしく、こっちをじっと見つめている猿が多かったです。
あと、この日は暑かったので
水浴びをしている猿もいました。
気持ちよさそう・・・・
猿山から順路に従い園内を散策していると
鳥のコーナーがありました
ハヤブサ
フクロウ
こっちは「ボーボー」だそうです。
鳥コーナーを見た次は「アメリカン・バイソン」を発見
・・・・・やる気なし
まあ、暑かったですからね。
熊もいました。
近くには「くまさんのおやつ」が
とりあえず買ってみました。
中身は、ビスケットっぽい何かです(笑)
餌が貰えないか、興味があるらしく、こっちを見てる熊もいました
餌を投げてやると・・・・
食べてました。
でも、暑さのせいかイマイチ動きが緩慢で、自分の近くに来た餌だけ、手元に引き寄せて食べてました。
あの毛皮だし、確かに暑そうでしたが・・・
次に続きます
>釧路市動物園 2へ
釧路市へ引き返し、次に向かったのは釧路市丹頂鶴自然公園。
釧路湿原(コッタロ展望台)では特別天然記念物の丹頂鶴を見ることができましたが、丹頂鶴を人工的に繁殖させ飼育している、丹頂鶴専門の動物園がここ釧路市丹頂鶴自然公園です。
市街中心地を離れた郊外にあって
静かな環境で広々としていました。
受付兼、管理棟。
ここで入場料金を支払って、一旦建物の中を通って園内へ入る形になります。
園内に入ると
大きな案内板がありました。
園内は縦長に、8つの檻があるみたいです。
8つとは言っても
実際の奥行きはかなりのもので、園内の敷地もかなり広い感じです。まあ、迷う心配はありませんね(笑)
早速丹頂鶴を発見。
檻には
こんな「カメラアイ」なんかもあって
写真撮影もバッチリです。
また、こんなものもありました。
タンチョウクイズだそうで・・・・
めくると
答えがついています。
なかなか、趣向がこらされていますね。
途中から
順路から逸れてなだらかな階段になっている所がありました。
登ってみると
ちょっとした展望スペースで
高いところから眺めることもできました。
最後に戻るときも、管理棟の中をまた一旦通るのですが、中には
パネルや様々な資料などが展示されているコーナーもありました。
釧路市丹頂鶴自然公園
釧路市鶴丘112(地図)
開園期間 夏期 4月10日~体育の日 9:00~18:00
冬期 上記以外 9:00~16:00
年末年始休園 12/31~1/3
入場料 大人 400円
子供(中学生以下) 100円
電話番号 0154-56-2219
ホームページ→こちら
旅行4日目に突入です。
最終日は移動日で、朝から丸一日掛けて青森に戻るだけなので、実質この日が旅行の最終日。
毎度の事ですが、この辺りになると「ああ、もう最後かぁ」という寂しさが漂いだしてくる日でもあります。本当に楽しい時間というものはあっという間ですよね~。
この日まず最初に向かったのは釧路市のお隣、白糠町にある道の駅「しらぬか恋問」です。
白糠町といっても、釧路市との境界を越えてすぐのところにあるので釧路市側から行くとそれほど遠くありません。
駐車場に到着
広々としていて、バックには太平洋を望む、海岸沿いに走る国道沿いに位置しています。
この日も晴天!2勝1杯・・・まあ、今回の旅行はこれで良しとしておきましょう(笑)
道の駅の建物の前では地元産の野菜等が販売されていました。
中に入ってみると
お土産品等も数多く揃ってましたが、白糠漁協直売店もあり、地元白糠で取れた新鮮な海産物も販売されていました。
そんな中、店内を見回していると
まりもっこりガラナ発見(笑)
ちょうど天気も良くて暑かったので、飲んでみることにしました。
味は・・・メロンソーダ風味?かな。
また、ここしらぬか恋問は、トイレが有名らしいです。
なんでも「日本一あずましいトイレ」(あずましい=北海道の方言で【居心地の良い】青森でもお年寄りに良く使われる)がキャッチフレーズで従来のトイレのイメージを一新する先駆けになったのだとか。
どれどれ・・・
おお~・・・・なるほど。
ここがトイレの待合いスペース。
広くて綺麗で、道路情報のモニターもありました。
せっかくなので、ここのトイレで用を済ませてから次に向かうことにしました。
道の駅しらぬか恋問
白糠郡白糠町コイトイ40番地3(地図)
休館日 無休(5~10月、12月)
第2、4水曜日(上記以外、水曜祝日は次の日)
年末年始(12/31~1/2)
開館時間 9:00~19:00(5~8月)
9:00~18:30(9~4月)
路線名 国道38号沿い
メイン施設 恋問館
駐車場 普通車 103台
大型車 4台
ホームページ→こちら
旅行3日目。
前日は濃霧に泣かされましたが、この日は正反対のこれでもかという位の快晴で、天候に恵まれた本当に良い思い出となる一日でした。
そのコースをまとめます。
①ペンションフォルメン AM8:00頃出発
↓車
②ナラワラ
↓車
③トドワラ
↓車
④標津サーモンパーク・2・3
↓車
⑤ミルクロード
↓車
⑥開陽台
↓車
⑦養老牛
↓車
⑧裏摩周展望台
↓車
⑨神の子池
↓車
⑩多和平
↓車
⑪ビストロカフェ・サングリア・TWO ここで昼食の予定でした(この日は食べれず)
↓車
⑫シラルトロ湖
↓車
⑬コッタロ展望台
↓車
⑭サルルン展望台
↓徒歩
⑮サルボ展望台
↓車
⑯細岡展望台
↓車
釧路市ホテル
↓徒歩
⑰幣舞橋
↓徒歩
⑱はたご屋
↓徒歩
ホテル
となりました。
このコースは、特に後半コッタロ展望台から運動量が増えますので、事前運動をしてに体を慣らしておくことが重要かもしれません(笑)
天候次第ですが、天気に恵まれると本当に素晴らしい絶景に出会えますよ。
この日の釧路市の飲屋街はなにやら異様な盛り上がりを見せていました。
居酒屋などはどこも人が一杯で、初日に立ち寄った「炉ばた」なんかももちろん、道を歩く人の姿もかなり多くて、凄い賑わいでした。
ここにしようかとチェックしていたお店も一杯で、仕方なしにさまよっていたところ、目にとまったのがここ「はたご屋」という居酒屋でした。
座席が100以上ということで、ここならば流石に大丈夫だろうと思って入ったら、ここも人が沢山で、カウンターに辛うじて座れるという状況でした。
まあ、カウンターでも座れるだけ良しとしましょう。
ちなみに、何故こんなにどこも混んでいたのかというと、この日はなにやらこの一体で、はしご酒なんとかというイベントが行われていたみたいです。
お店を何軒回れるかみたいな感じで、スタンプをおしてもらって・・・俺はそんなイベントがあったのも知らなかったので参加してないけど、そう言えば首からなにやらカードをぶら下げたオッサンとかが多かった気がしました(笑)
まあ、ともあれ無事に席に着けたということで早速注文
とりあえずビールをイッキ。これが美味いんだなあ~。
で、色々と料理も注文したんですけど
料理の質も高くて驚きました。
メニューが豊富で、一見して白木屋とかのフランチャイズ系のお店のような雰囲気なのですが、出てくる料理はしっかりとつくられていて、とても美味しかったです。
実際にカウンターの奥には「炉ばた居酒屋」の名の通り、あぶり場があったり、板前さんが実際に魚をさばいたりと、かなり本格的。
これは良い意味で期待を裏切られた感じでした。
厚岸で食べられなかった牡蠣。
この牡蠣もまたでかい!!
なんとなく立ち寄ったお店だったけど、お酒も料理も美味しくてとても満足でした。
釧路の居酒屋ってレベル高いな~。
炉ばた居酒屋 はたご屋
釧路市栄町4-2(地図)
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:30
電話番号 0154-22-1717
ホームページ→こちら